大磯の明治記念大磯邸園を散策後、大磯の歴史スポットの県立大磯城山公園を散策してきました。
明治記念大磯邸園から西園寺公望別邸跡に隣接する大磯こゆるぎ緑地を経て城山公園へ向かいます。
細い道を抜けた先の「大磯こゆるぎ緑地」の松並木の砂道散策路は、潮風を受けて眼下に相模湾を望める美しい緑地公園となっています。
松林の先は、竹林の林道となって貴重な石仏や供養塔があり歴史の道となっていました。
大磯城山公園(旧吉田茂邸地区)は、吉田茂元総理が長年住まれていた邸宅跡で、10年前に焼失した邸宅が復元されていました。
エントランスの先にあるバラ園では、バラの花の愛好者だった吉田氏が愛したプリンセスミチコなど多種多様な美しいバラが満開となって当時の雰囲気が演出されていました。
内門(兜門)は、サンフランシコ講和条約を記念して建てられた門で、内側の軒先に切り欠きがあり兜の形のように見えることから兜門と呼ばれているそうです。
兜門をくぐると、たばこを口にした吉田氏が入ってくれていいぞ~と呼びかけてくれました
池泉回遊式の庭園の中央の心字池では、中の島に多重塔が立ち松やつつじの新緑豊かな光景が見られます。
庭園の斜面の上には、七賢堂があり明治維新以来の日本の発展に尽くされた岩倉具視・大久保利通・三条実美・木戸孝允・伊藤博文・西園寺公望・佐藤栄作・吉田茂の七氏が合祀されて、国の有形文化財となっています。
庭園の最頂部には、日米講和条約締結の地のサンフランシスコの方角を眺める吉田茂銅像が立ち、銅像付近からは相模湾や伊豆半島、房総半島などが望める絶景ポイントとなっています。
銅像の立つ斜面の下には、吉田氏が毎朝散歩されていた竹林があり爽やか気分が満ちた雰囲気が感じられます。
焼失した後、4年前に復元された旧吉田邸は、近代的な数寄屋様式の和風建築で、豪壮な外観が見られ、昭和の貴重な歴史を繋ぐ雰囲気が漂っています。
貴重な文化遺産の旧吉田茂邸庭園の雰囲気を堪能して、城山公園の旧三井別邸地区に向かいました【続く】
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