MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

明治記念大磯邸園見学

2021年05月24日 | まち歩き

明治150年を迎えて大磯の「明治記念大磯邸園」の一般公開が始まり、見学してきました。

政界の奥座敷と言われる大磯町には、多くの明治時代に政治家として活躍された方々のゆかりの邸宅等が多く残されており、これらの邸宅と庭園を活かして湘南の邸園文化の象徴として、新たな文化発信の場や交流の場として一般開放されました。

今回はその一部の旧大隈別邸及び陸奥別邸跡の庭園(旧古河別邸)が開放されています。

エントランスを入ると、園内の二つの別邸前には、緑地との間に石塀通りが出来ており、お城のような雰囲気が感じられ、一角には由来は不明ですが小さな祠があり、大磯宿の名残のようです。

「陸奥宗光別邸跡・旧古河別邸」は、伊藤博文内閣の外務大臣として活躍された陸奥宗光ゆかりの別荘で、玄関には「聴漁荘」の扁額が掲げられています。

母屋は、のびのびとした数寄屋風の建築で邸内の見学は出来ませんが、約10部屋もある広大な作りで雁行型の和風デザインとなっています。

庭園には、滝の流れは見られませんが「滝石組」と名付けられた石組が見られ、横山大観がこの滝を描いた時に腰掛けた「大観腰掛岩」が保存されています。

古河家が、商売繁盛の神として祀った「宇賀大神の碑」の上にはクスノキが八方に枝を延ばし御神木となっているようです。

バラ園では、東京のバラの名所の古河本邸のバラの苗木を育てるバラ畑だったそうです。

陸奥宗光邸宅に隣接する「旧大隈重信邸・旧古河別邸」は、早稲田大学を創設された大隈重信の別荘だった邸宅で、「富士の間」と「神代の間」に分かれ約10部屋で構成されています。

庭園では、邸宅から海沿いに向けてなだらかな斜面の芝庭や松林の和洋折衷の庭園が見られます。

「神代の間」

「富士の間」

明治時代の面影を感じる「土蔵」

お風呂好きだった大隈重信が愛用した「五右衛門風呂」

庭園の斜面の海側は、まだ整備中で未公開でしたが、松林の遊歩道が出来ています。

広い邸園(邸宅と庭園)は、大磯街の有形文化財に指定されており、明治時代の政界の要人の生活ぶりや歴史を学ぶ貴重な機会でした。


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