休館されていた明治生命記念館の一般公開が再開されて、久しぶりに見学してきました。
明治生命記念館は、昭和9年に創建されてた昭和初期の歴史的建造物の古典主義様式の建造物であり、戦中・戦後は東京大空襲やGHQに接収されて、米・英・中・ソの対日理事会の会場として使用された昭和の激動時代の記憶が保存され、古典主義様式の圧巻の外観が見られます。
皇居お濠端から望む外観は、五層を貫く巨大なコリント式の列柱が並び壮観な姿が見られます。
その後方には、20年前に新設されたマイプラザビルが聳え立ち、新旧の好対照の景観がみられます。
巨大な列柱はエンタシスが施されたコリント様式で、上部に行くほど細くなっており、柱頭にはアカンサスの葉飾りが施されています。
通りに面するアーチ型の窓には、建物に相応しい豪華な雷紋の装飾の枠が嵌められています。
明治記念館の内観では、回廊の周辺の会議室や食堂、応接室を配し、会議室では米・英・中・ソの代表による対日理事会が開かれ、マッカーサー元帥も会議に出席されたそうです。
吹き抜けホールの天井や壁には、八角形の枠内にアカンサスの葉模様の彫刻や石膏レリーフが施されて豪華絢爛な雰囲気が感じられます。
戦後の昭和の歴史が残された雰囲気に感動を覚えたひと時でした。
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