MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

大磯城山公園散策

2022年06月29日 | まち歩き

明治記念大磯邸園を見学した後、県立大磯城山公園を散策してきました。

城山公園には、旧吉田茂邸エリアと旧三井別邸エリアの2地区に分かれていますが、今回は、旧三井別邸エリアは、広い丘陵地帯にアップダウンの散策路があり、三井財閥の別荘跡地で自然豊かな庭園や関東富士見百景の展望台などがあり、久しぶりに訪れました。

正面の南門は、木造の門構え門で武家屋敷の長屋門のような印象深い景観となっています。

南門から長い坂道を上ると、三井別荘の「城山壮本館」のあった丘の上に人気スポットの展望台があり、八角形の屋根の上には、大きな鶴が空を見上げて絶景だよね~と呼び掛けているような姿が見られます

この日も、帽子を被った富士山や箱根連山、伊豆半島、真鶴半島、相模湾など湘南の風景が望めて関東富士見百景に選ばれている大パノラマが見られる絶景ポイントとなっています。

展望台の横には、相模湾の光景をイメージさせる石像が設置されています。

展望台の東側には、「北蔵ギャラリー」が建ち80年の歴史が刻まれた石造りの貴重な姿がみられ、この日は閉館されていましたが、一般の展示ギャラリーとして利用されているようです。

ギャラリーの北側は深い緑に囲まれた森林となっており、国府橋(こうのはし)や長い階段の散策路があり、格別の雰囲気が漂う空間となっています。

橋の下には、静かな森の中にこゆるぎの滝が流れおちる音が響くビューポイントとなっています。

流れの先の「不動池」の周辺は、モミジの木や竹林が拡がり、秋には紅葉色に染まる「もみじの広場」として彩り豊かな日本庭園紅葉スポットとして四季を問わず美しい光景が見られます。

もみじの広場から急階段の散策路を上り、「ひかりの広場」へ向かう途中の散策路からも雄大な富士山の眺望が見られます。

「ひかりの広場」には、緑豊かな芝生公園となって、高台の四阿からは、眼下に江の島など湘南海岸の光景が見られ、お休み処となっています。

四阿の横には、「六窓堂」の建物があったようで、現在の四阿も当時の六窓堂を模したデザインとなっているようです。

ひかりの広場から続く長い九十九折りの坂道は、夏の花のあじさいロードとなっています。

郷土資料館の建築は、城山壮本館をイメージするようなデザインとなっており、館内には大磯の歴史や文化、風土など貴重な遺産が展示されています。

エントランスホールには、旧三井家の城山壮の吹抜け部に飾られていた唐破風と龍の彫刻の欄間など素晴らしい彫刻が飾られています。

回廊部には、明治時代から大磯町に住まれて日本の歴史を築かれた名士の活躍や経緯が紹介されています。

「城山横穴群」などで発見された縄文・弥生時代の土器、生物などが展示されていて、大磯の歴史や文化を知ることが出来ます。

郷土資料館の裏山には、古墳時代の多くの「城山横穴古墳群」が残されており、その歴史的価値は不明ですが、大磯の歴史遺産となっているようです。

城山公園に残された湘南の風土や悠久の歴史を感じる貴重な機会のぶら散歩を楽しんできました。


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