アオバトが飛来する大磯照ケ崎海岸の光景を見た後、旧東海道の「明治記念大磯邸園」を見学してきました。
政界の奥座敷と言われる大磯町は湘南発祥の地と言われ、江戸時代からの多くの歴史スポットが見られますが、鴫立沢の脇にある鴫立庵は、西行法師ゆかりの俳諧道場として知られる名所で大木に囲まれた奥ゆかしい景観が見られます。
国道1号線の旧東海道の松並木では、現在も約400mに亘って大木の松の木が並び江戸時代の宿場町の面影を残す光景が見られます。
松並木の中で一番太くて高い勇壮な姿のクロマツの木。
大磯町には、明治時代に政治家として活躍された方々のゆかりの邸宅等が多く残されていますが、「明治記念大磯邸園」では、これらの邸宅と庭園を活かして湘南の邸園文化の象徴として、旧大隈別邸及び陸奥別邸跡の庭園(旧古河別邸)が開放されていました。
園内の別邸の建物は、修復工事中で雨戸で閉ざされていましたが、「陸奥宗光別邸跡・旧古河別邸」の母屋は、のびのびとした数寄屋風の景観が見られます。
庭園には、石横山大観が石組の「滝石組」と名付けられた滝を描いた時に腰掛けた「大観腰掛岩」が保存されています
広い庭園の松林には、一部は改修工事が行われていますが、邸宅から松林の先に海が望める別荘地の眺望が見られた景観が保存されています。
バラ園では、東京のバラの名所の古河本邸のバラの苗木を育てるバラ畑だったそうですが、現在も約60本の赤・白・ピンクの香り豊かなバラが咲いていました。
陸奥宗光邸宅に隣接する「旧大隈重信邸・旧古河別邸」は、大隈重信の別荘だった邸宅で、「富士の間」と「神代の間」など約10部屋で構成されているようですが、こちらも修復工事中で外観も見られませんでした。
裏庭には、風呂好きだった大隈重信が愛用した「五右衛門風呂」が残されています。
明治時代の面影を感じる「土蔵」も保存されています。
現在も修復工事中の旧西園寺公望邸跡・旧池田成彬邸も西洋風の建築の景観が見られます。
西園寺公望別邸跡に隣接する「大磯こゆるぎ緑地」の松並木の砂道散策路は、潮風を受けて眼下に相模湾を望める美しい緑地公園となっており、一休みして城山公園へと向かいました【続く】
旧古河別邸では、こちらでバラを育てていたのですね。
こう言う場所が有って納得しました。
イタリアフィレンツェのある宮殿の庭園を見てその素晴らしさに感動しました。
絶えず他で同じものを育てていてダメになったら植え替えられる様になっていましたね。
東京の古河庭園のバラも一度観に行きたいものです。
修復中の見学は出来ず残念でしたが、出来上がりも楽しみにしております♪
急に暑さが厳しくなりました💦お身体をご自愛下さい。
明治記念大磯邸園は、古河家の別邸でしたので、このバラ園で苗木を育てて駒込の本邸園で植え込んだそうですよ。
バラの時期も過ぎていますが、古河庭園のバラの大輪の姿は格別でした。
秋のバラの姿モデル楽しみたいと思いますね