総選挙が近くになってきたが、今回の選挙は、沈没しかかっている日本丸のこれからの針路を決める歴史的な選挙である。
日本丸をどのように舵をとるのか、政権選挙と注目されている今回は、『政権公約(マニュフェスト)』を具体的に示して欲しい。
マニュフェストでは、選挙公約ではなく、何をいつまでにどこまでやるのかなど所謂5W1Hで、
数値目標と具体的施策を掲げて説明して欲しい。
逆に、政権担当力の無い野党のマニュフェストは、意味が無いのではないだろうか?
先日には、各種団体のマニュフェストの検証した評価が発表されたので、大変興味をもってチェックしてみたが、
総合評価では、経団連、PHP総合研究所、全国知事会、日本総合研究所などでは、民主・自民ともにほぼ互角のようだ。
ただ、連合、構想日本では、非常に偏った評価で民主に高得点であったが、逆にみれば民主は連合すなわち労組の息のかかる政党である。
民主党へ政権交代が確実視されている展開の中で、マスコミが指摘するように、バラマミ政策が多く、いかに実現可能にするのか、財源の根拠を示すべきであろう。
バラ色政策を実現するには、約17兆円の財源が必要とされているが、増税なくして無駄を排して組み替えでできるだけでは納得できない。
ムダとは、何を如何に削減して、どれだけの財源が生み出せるのか?
官僚批判が続いているが、自治労などの組合員を削減を何人減らすのか?など全く具体的な説明がないのだ。
これは、自民党のマニュフェストにも言える事である。
国民に耳障りのいいことばかり羅列して、削減することには具体的な説明が全く無いのである。
我々国民の家計と同じことで、収入と支出のバランスが無ければ絵に描いた餅であることは自明の理である。
「高福祉高負担」なのか、「中福祉中負担」なのかの議論にも、封をしたままである。
今こそ国民に直結した社会保障などの問題に直面して、選挙を通じて国民が大激論すべき課題だろうと思っている。
860兆円と言われるこの国の借金をこれ以上増やすべきではない。
これからの若い世代に押し付けてしまうという問題を殆ど理解されていないのではないかと危惧している。
国の安全や外交についても、政党は票にならないからか全く政策として口にしないのである。
構造改革が道半ばで今回の選挙を迎えて、負の部分のみ取り上げられているが、日本丸は改革なくしては沈没のみである。
真剣に、我田引水ではなく、国を憂いて国民総意で大激論していかねばならない時である。
先日、知人から下記面白い情報を送ってきたので紹介する。
フランス国営放送!?の「お笑い日本の実態」・・・である・結構楽しめるので紹介する。
http://www.youtube.com/watch?v=R6cP05l5HWw&eurl=http%3A%2F%2Fblogs%2Eyahoo%252