「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「引かれ者の小唄」

2011年06月03日 | ニュース・世相

        
         ソーッと、足音をさせないように獲物を狙う、サギ

今夜はブログをサボタージュしてゆっくり野球でも観るか・・・と思ったら7時のNHKニュースを終わった時点で、カープの試合も終ったに等しい試合展開。見るも無惨な6連敗。

思い直して今日一日をちょっと振り返ってみた。
あるはあるは、書きたいことが山ほどある。タイトルも、あれにしようかこれにしようか、迷うほど多くのタイトル文字が浮かんでくる。
本当はあまり触れたくないネタなのだが、書かずにいられない気持ちにさせられる。

世界が注視する一大事が出来。国力を上げて対応しなければ、世界の笑い者にされた挙げ句、領土問題も経済問題もすべからく他国の思い通りにされそうなこの時。
自分たちが祭り上げたリーダーの力量不足が判明したからといって、寄ってたかって足を引っ張る、頭は押さえる。政治の素人が演じるような内輪の権力争い。
そんなことは元々政権を取った時点で目に見えていたこと。

そうした情勢を踏まえて、敵方の造反もひっくるめれば勝ち目があると思ったのかなかったのか、勝負を挑んだ前政権保持者達。
「ひょっとすると本当に不信任案が可決されるかも・・・」という危機感を抱いた、同じく足を引っ張られて降ろされた元のリーダーが仲介し、なんとか自分たちの仲間の面目を保った。結果は予想外の数字で現在のリーダーが支持された。

一夜明けたら、その意外な数字を自分の実力と勘違いして「辞めるなどとは言っていない。一定のめどが立ったら若い者に・・・と言った」と開き直る。
なんとか不信任案の成立は避けようと、仲介に入ったお坊ちゃんの元リーダーは、鳩のような平和主義者かどうか知らないが「ペテン師だ。約束は約束として守れ」と珍しくお怒りとか。「約束などしていない。一定のめどがたったらと言った・・・」という茶番劇を演じる。
元リーダーの心情もホンの少し分かるが、「一定のめど」という期限のないひそひそ話で納得した甘さは、所詮引かれ者の小唄に聞こえる。

ここで「めど」という言葉をひもとくと「目指すところ。めあて。だいたいの見当。目標。とある。 「一定のめど」これほど曖昧な言葉はない。それが政治舞台でまかり通る。
本人は来年1月末を一定のめどとしたかもしれない。一方は6月いっぱいをめどとしたかもしれない。言う側と聞く側で随分幅の異なる一定のめど。

こんなことを繰り返す中で、一大事の被災者は明日への希望の灯りを、待たされることになるのか。やり切れない思いだ。

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「やや小振りながら」

2011年06月02日 | 晴耕雨読

  
   やや小振りな白タマネギ                 充分に実った赤タマネギ

二日続きの晴れ間を狙ってタマネギを抜いた。
植えるときもお天気を気にする。出来れば晴れ間続きより、雨が降る前に植えたい。
植えてから根付くまでは、寒さに凍えないかまた気を遣う。

肥やしをやる時期、成長過程の草取り。そして無事成長したら抜くときのお天気を気にする。抜いたら畑に転がして陽を当てたい。そして4個を束ねて吊す。

お米作りは、こんなものではない。八十八の手間ヒマかけるという。
でもタマネギだって手も掛けるし神経も使う。なんせ苗の元手がかかっている。
それは冗談としても「タマネギだけは買わずにすむねー」などと言われるとついつい力が入る。狭い畑のわりに多くの苗を買ってしまって全部を植えた。

タマネギは植える間隔を広くすると、玉が太りすぎて大味になると言う話を聞いて、今年用はしっかり詰めて植えた。詰めすぎた。
明らかに畑の面積に不釣り合いな苗の数だった。
案の定、詰めすぎたところはやや小振りだった。市に出すわけではない。小振り大いに結構。それより今年は、ヨトウ虫掘り起こし作戦が功を奏して歩留まりはよかった。

素人菜園万歳!自分で自分を褒めておこう。
それにしても、植え付けから収穫まで、生産者の肝煎りは大変なものだ。
ここんとこを分かってよ、消費者のみなさ~~ん。

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「鮎漁解禁」

2011年06月01日 | 季節の移ろい・出来事

   
        早速鮎掛けに長い竿を振る太公望           
    夕暮れの出番を待つ鵜飼遊覧船
  
  満々と水を湛えて見事なシルエット       青葉に浮かぶ岩国城

6月1日。鮎漁解禁。
午前中、川霧の晴れる頃を見計らって錦帯橋に出かけてみた。予想通り、早速マニアの太公望が繰り出して、瀬の強い川に腰まで浸かりながら長い竿を振っていた。
ここ2日ばかりの雨で増水した川面に見事なシルエットを描く錦帯橋。

鮎漁解禁に合わせて、錦川を彩る夏の夜の風物詩「錦帯橋鵜飼」が今日から始まる。
朝もやの晴れる時間帯では、ようやく眠りから覚めたような屋形船が、所在なさそうにもやっていた。夕暮れと共に活気を取り戻し、お客を乗せて川面を滑るのだろう。

「錦帯橋鵜飼株式会社」その名の通り、鵜飼をなりわいとする企業である。
宿泊観光客誘致がままならない小規模観光地。年々減少傾向にあると心配されている鵜飼利用者。
観光客ばかりを当て込まず、地元の市民が乗りやすい企業努力も必要なようだ。

橋も水も山も、こうしてカメラに納めると風情があるのにな~と思う。

ところで鮎は、石にくっついた苔を主な食糧にしていることはよく知られている。
その餌となる苔が豊富な1メートル四方を自分の縄張りとして、他の侵入を寄せ付けない。
もしも侵入するものあらば、体当たりしてでも追い払おうとする。その生存競争の激しい性質を利用したのが、鮎の友釣りとか鮎の友掛けと言われる漁法である。

人間と違って、縄張りで他を寄せ付けなくても、餌さえあれば鮎は一尾で生きていけるのだろう。
そこへ行くと人間は一人では生きていけない。その点では鮎に負けているんだな~。
とは言ってみるが、人工孵化し大量に放流するのは人間様なんだよね~。

コメント (8)
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