庭にはどす黒いような灰色の塊が横たわっていた
私はソレを見ないように気付かぬフリで避けて 犬にご飯をあげようとしていたのに
背後から主人が妙に嬉しそうな声で言ってしまった
「犬がでかいドブ鼠を殺しとら」
ああ!私が大っ嫌いな単語を名詞をよくも言ったわね
しかも背後でスコップで掬い上げたソレをこちらへ近づけようとする気配がする
猫ほども大きさのあるソレを
絶対この男ってば 子供の頃に悪ガキ いじめっ子だったに違いない
「見ないふりしてたのに~(怨念こもった声で私は言った)」
続けて
「お手柄じゃない この子達 家を守ったんだから」
実験 あんなでかいソレが 何処か家に穴あけて 室内で遭遇したらと ゾッとします
家の瑠奈(猫)さんでは 負けると思うのです
私は ネズミ 苦手です
どうしてあんなのが存在するのでしょう(;_;)