三部作の完結編であった・・・はずですが・・・新シリーズが制作される噂も流れている「パイレーツ・オブ・カリビアン」
ワールド・エンドには世界の果てにてという意味があるそうです
主要キャスト
ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)
エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレー)
ウィリアム・ターナー(オーランド・ブルーム)
ベケット卿(トム・ホランダー)の為に海賊達は捕らえられては処刑される日々が続いていた
9人の伝説の海賊による会議を開き 抵抗するしかない
海賊決起招集の歌が暗い処刑の場に響き・・・その声は広がっていく
正体は人に捕らえられ封じ込められた海の女神カリプソのティア・ダルマ(ナオミ・ハリス)により蘇ったキャプテン・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)と エリザベス・スワンはそれぞれの思惑から伝説の海賊の一人サオ・フェン(チョウ・ユンファ)に会おうとする
しかしベケット卿の手は伸びていて 彼らは襲撃を受ける
それからウィリアムことウィル・ターナー 彼はディヴィ・ジョーンズの船に捕らえられた父ビルを救う為という思いから動いていた
その為 エリザベスとウィルは愛し合いながら思いがすれ違う因となる
混乱の中 船を失い 死んだ(前作でジャックはエリザベスに騙される エリザベスにも辛い選択だった)ジャックと再会する一行
ジャックは孤独が産んだ妄想だと最初一行のことを思う
ここで前作でエリザベスがジャックを騙したことが明かされる
しかし呉越同舟
力を合わせる彼らだが なかなか生きた世界へ戻れない ジャックが謎めいた言葉の秘密を解き 船をひっくり返して沈むことにより 生きた世界へ戻ってくる
しかしベケット卿に騙されているサオ・フェンの為に彼らはバラバラに・・・
ベケット卿が信じられない人間であることを悟ったサオ・フェンは協力の見返りとしてエリザベスを要求する
彼はエリザベスがカリプソだと思いこんだのだ
だが。。。思いをサオ・フェンが明かしたときに・・・再び船はジェームズ・ノリントン指揮する船に襲われ・・・・サオ・フェンは命を落とす
エリザベスに伝説の海賊の地位を譲位して
生きた世界へ戻る前に父の亡霊に出会っていたエリザベスはベケット卿側についているノリントンに恨みの言葉を言う
エリザベスの父の死を知らなかったノリントンは 自分もまた騙されていたことを知る
彼はエリザベスの父が帰国したと思っていたのだ
自分のものにはならなくても愛する女性を救う為・・・ノリントンはベケット卿を裏切ることにする
エリザベスと一緒に捕らえられた海賊達も逃がすが・・・彼は裏切りに気付かれ・・・殺される
「死ぬのは怖いか」というディヴィ・ジョーンズ船長にトドメをさされるのだ
なんと言う報われない人生だろう
エリザベスを愛したばかりに・・・・・・
海賊会議は開かれ 皆がてんでな意見を言う混乱の中 掟の番人としてジャック・スパロウの父ティーグ・スパロウ(キース・リチャーズ)が現れる
そして長い間不在だった海賊王を投票で決め その意見に従うことが決定する
どの伝説の船長も自分に入れる中 機転をきかしたジャックはエリザベスに投票する
かくして海賊の王は決定し その意見により 自由の為に戦うことに
宣戦布告の三者ずつの会談でエリザベスはジャックと愛する人ウィルを取り替える
ジャックは自分の命を救う為に舌先三寸ひろげるが・・・牢獄に入れられる
戦いの前にキャプテン・バルボッサはカリプソを自由にすることでその助力を乞おうとするが・・・女神は人間どちらの味方でもなく無数の蟹となり海へ姿を消す
長い間封じこめられていた女神の怒りからか海は荒れ狂い その中 戦いは始まるのだ
混乱に乗じ牢獄からウィルの用に考えて脱出に成功するジャック・スパロウ
呪われた船長ディヴィ・ジョーンズの心臓が入った箱を盗み 船から逃げようとして そのディヴィ・ジョーンズと遭遇してしまう
追いかけっこのような一進一退の戦いが始まる
一方戦いのさなか心を決めたウィルは「今この時しかないんだ」とエリザベスに求愛し求婚する
敵を切り結びながらそれを受け キャプテン・バルボッサに結婚させてくれと叫ぶエリザベス
やはり敵とどんどこやっつけながら二人に結婚の言葉を与えるバルボッサ
「キスを!」
二人はキスと抱擁をかわすが ディヴィ・ジョーンズとの戦いで・・・ウィルの胸が貫かれる
ここで正気に返ったウィルの父ビルがディヴィ・ジョーンズに襲い掛かるが時既に遅し
ディヴィ・ジョーンズも心臓を突き刺され 海へ消えるが
ウィルも呪われた死者の船と共に沈んでいく
哀しみの中 それを怒りにかえて戦おうとするエリザベス
ベケット卿の船団を前にしても心は怯まない
世間の常識に従ったことがないジャックも逃げずに戦うことを選ぶ
圧倒的な不利の中
海から死者の船が再び姿を現す
おどろおどろしい外観は消え颯爽とした海賊船として
勝利を確信し勝ち誇るベケット卿
その乗艦をはさむように 死者の船と ジャック達の乗るブラック・パール号は進む
そして響く 「撃て」の声
ベケット卿の艦は攻撃されるも予想外の事態にベケット卿は反応できず・・・・何の指揮もとれず命令も出せないうち撃沈される
呆けたように艦を歩くベケット卿を乗せたまま
戦いに勝利し ウィルは船に縛り付けられていた乗員を解放するが ビルは自分の計算では契約がまだ残っているーと 今や船長となってしまった息子と共に船に残ることを選ぶ
契約通りにウィルは死者の魂を導く仕事があり十年に一度しか陸へは上がれないのだ
エリザベスはそれでもウィルとの愛に生きることを選ぶ
ただ一日 思いをこめて一緒に過ごす
日没には海へ沈む恋人
それでも・・・・
ウィルは自分の心臓が入った箱を「守ってくれるか」とエリザベスに託し 十年後の再会を約束して海へ消えていく
ー水平線を見ていてくれー
いっぽうジャックは陸に上がっている間にまたもやキャプテン・バルボッサに船を盗まれる
だが抜け目無く 不老不死になれる生命の泉のある場所だけ海図を切り取っていたジャックはめげずに小船でそこを目指す
ブラック・パール号にはまんまと船をせしめながら肝心の海図の重要部分を奪われたキャプテン・バルボッサの「ジャックめ~~」と叫ぶ声が響いた
ここで!キャストや記した文字群が延々と画面を流れ始めますが 消してはいけません
早送りにしましょう
十年経ち・・・海賊の歌を歌う息子と共に海を見つめて待つ成熟した美しさをたたえるエリザベスの姿が映ります
海から嬉しげに陸を見つめるウィルの姿も
どの場面もわくわくし笑いも拾える映画です
ジャック演じるジョニー・デップとその父を演じるキース・リチャーズが並び立つ場面などは それだけでそっくりぶりが滅茶苦茶面白いです
ジャックの少年時代やその父親の若い頃の物語を知りたくなりますから
ディヴィ・ジョーンズとカリプソにあった恋
互いへの裏切り
「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」
「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」
一度 続けて観てみたいと思います
映画は楽しくなければーと思うのです
ジャック・スパロウ役はジョニー・デップの為にあるようです
時間をおいて繰り返し観たくなる楽しさに満ちています