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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

中山可穂著「サイゴン・タンゴ・カフェ」角川文庫

2010-06-22 22:42:07 | 本と雑誌

中山可穂著「サイゴン・タンゴ・カフェ」角川文庫
中山可穂著「サイゴン・タンゴ・カフェ」角川文庫
中山可穂著「サイゴン・タンゴ・カフェ」角川文庫
中山可穂著「サイゴン・タンゴ・カフェ」角川文庫
中山可穂著「サイゴン・タンゴ・カフェ」角川文庫
ひどい男だった・・・・・数千万円の横領を美夏のせいにして彼女を切り捨てたのだ

体の関係が無くても愛していたのにー

仕事を失い 多額の金を立て替えてくれた両親からは勘当されて 美夏は働き続けてきた

男は帰国しても連絡してくることなく急死する
美夏にとっては地獄の五年間だったのに

彼は一緒にタンゴを踊れない妻との間に 美夏が傍にいた時さえ子供を作っていたのだ

ちゃんと刑事事件にすれば身の証が立てられたかもしれないのに ヒロインの美夏は愚かである

自分だけしか見ていない男の顔があったのだと思い込みたい
自分はそれでも男にとって特別な存在だったと

ただ騙され利用されたのではー余りに自分が愚かすぎるから

そうだから騙されたのだろうに・・・・・

美夏はこれからも死んだ男の影を引きずっていくのだろうか

また他の男に騙され利用され続けて一生終わるのだろうか
「現実との三分間」

ブエノスアイレスで娘は結婚する
向こうの男と

飛行機が駄目な夫は娘の結婚式に出ることもできない
あんなに娘を可愛がって育てたのにー

娘の結婚式に出る為にブエノスアイレスに向かった典子は 娘から信じられない話を聞かされる

夫のしようとしたことゆえに 娘は家に戻ってこなかった

典子自身にも蘇る嫌な記憶

「フーガと神秘」

残った片目も潰されそうだったところをバンドネオン弾きの老人に救われた

猫は老人に育てられるが やがて老人は死に 猫は同じアパートに住むノーチェという男と暮らすようになる
彼は殺し屋だった

やがて猫に蘇る記憶

幾度 生まれ変われば恋はかなうのだろうか
「ドブレAの悲しみ」

夫の浮気相手の女性から これは受け取れませんと返された手切れ金が30万円

ちょっと贅沢な服を買い少し使っちゃったけど やはりあなたのお金だからと鈴子は渚に返そうとするが 彼女も受け取らず いつか話は二人で旅行して使おうよと
女二人は不思議な意気投合をしてしまう

旅先で渚がしたかったこと

バンドネオンを弾いてー
いろんな思いが流れていく

「バンドネオンを弾く女」

ホナミストなる言葉ができるほどのファンがいた作家は・・・姿を消した

それから20年

ハノイで孝子はその作家を見つける

そうして作家の思い出話を聞くのだが

真実はちりばめられ砕ける

それも一つの愛の成就なのだろうか

幸せは人の数だけある

「サイゴン・タンゴ・カフェ」

あとがきによれば著者はタンゴにひかれ タンゴの音符を言葉に置き換えたらーそんな思いで小説を書いたそうです

切ないバンドネオンの響き

夜を切り裂くように甘く切なく哀しみを帯びて流れる

時に場違いなほど明るく

そして沈むように暗く混乱した美しさ持ちて

愛も異国と似ている

人は見知らぬ国

幻めいて


今夜のおかずはコロッケです・2

2010-06-22 17:35:03 | 子供のこと身辺雑記

今夜のおかずはコロッケです・2
今夜のおかずはコロッケです・2
今夜のおかずはコロッケです・2
今夜のおかずはコロッケです・2
今夜のおかずはコロッケです・2
小麦粉・溶き卵・パン粉と衣をつけ終わったら 揚げ鍋にサラダ油を入れ加熱します
180度になる間 小麦粉など衣用の材料を入れた容器を洗います

使い残りの小麦粉とパン粉は袋に入れて冷凍し ハンバーグや挽き肉料理を作る時のつなぎに使います
揚げ終わったら 手鍋に赤ワインを煮たたせ 市販のソース・ケチャップ・水飴か蜂蜜を加えます

キャベツの千切りなど敷いた上にコロッケを置き ソースをかけて出来上がり

ブロッコリーに厚めの輪切りにした人参とを茹でブイヨンスープで煮て バターで炒めて付け合わせにしても


今夜のおかずはコロッケです・1

2010-06-22 15:39:40 | 子供のこと身辺雑記

今夜のおかずはコロッケです・1
今夜のおかずはコロッケです・1
今夜のおかずはコロッケです・1
今夜のおかずはコロッケです・1
今夜のおかずはコロッケです・1
まずは洗ったジャガ芋を皮ごと圧力鍋で加熱します
私が愛用しているのはアサヒ軽金属の活力鍋です

材料入れる
蓋をする
錘が揺れ出したら弱火にして1分
あとは火を消し半時間から1時間 圧力が抜けるのを待つだけです

今日は蒸すので 水を少し入れたらカゴにジャガ芋を入れ蓋を閉めます

ジャガ芋が加熱される間に 他の材料の準備ができます

今日の私はパン粉を食パンから作ってみました
フードプロセッサーに食パン2枚をちぎりながら入れて数秒で パン粉が出来上がります
牛肉ばらをやはりフードプロセッサーで挽き肉にします

玉葱もフードプロセッサーでみじん切りにすれば便利で楽なのに 気がつけば洗って片付けてて 仕方なく切って耐熱容器に入れマーガリンのっけてラップかけ電子レンジで8分ほど加熱しました

炒め時間の節約です
挽き肉と合わせフライパンで炒めます

圧力鍋から圧力抜けたら蓋をあけ ジャガ芋の皮を指でむきます

蒸した状態ですから 実に気持ちよく楽しく綺麗にむけます

次は日頃のストレス解消にオススメ・笑

思いっきり潰しましょう

あら熱とれた炒めた挽き肉と玉葱を加え ざっと混ぜたら 好きな形にまとめます

あとは小麦粉・卵・パン粉をつけて揚げるだけ

ここまでできたら あとは夕飯時間に合わせて調理できます

他の料理にかかりましょう

これは基本のポテトコロッケですが 玉葱と挽き肉炒める時 醤油を少し加えたら和風に

また具に肉を使わず 人参や野菜のみじん切りでも面白いです

ゆで卵を切って具に足したり
一つままのゆで卵をくるんでも

惣菜残りを混ぜるってのも有りです

ひじきの煮物
きんぴら牛蒡

カレーやシチューだって♪

ところで今日私が挽き肉もパン粉もないのに コロッケを作ろうと思い立ったのは・・・
一緒に録画した番組を見ていた娘が
「もうお店無くなってしまったけど ジャスコのリバーシティー店に入ってたお店のコロッケ美味しかったね
小さい時 大好きだった」と そう言ったからでした

安くて美味しくて 当時はよく買っていたのにー
私はその店のことを すっかり忘れてしまっておりました

そう現在は美味しい♪おにぎり屋さんが入ってるその場所は 時々簡単な中国語を教えてくれる中華の惣菜屋さんだった事もあり
その少し前が確かにコロッケ屋さんでした

その店の味を娘は しっかり覚えているそうなのです

その味は再現できないけれど

毎日おかずはコロッケーなんて歌が遠い昔には流行ったこともあり

そう言えば私が子供の頃は 揚げたてコロッケは茶色い紙に入れられてましたっけ

家に帰り着くまで待てず 揚げたてをよく頬張ったものでした

ちょっと大きな八百屋さんの惣菜コーナーか お肉屋さんでミンチカツとかトンカツ たまにビフカツなどと一緒にお願いして

子供時代にコロッケは家で作るものではなく お店で揚げてもらうものでした

時代の流れなのでしょうか

揚げ物をしてくれるお肉屋さんの数が随分と減りました


小泉喜美子著「弁護側の証人」集英社文庫

2010-06-22 02:17:12 | 本と雑誌

小泉喜美子著「弁護側の証人」集英社文庫
小泉喜美子著「弁護側の証人」集英社文庫
小泉喜美子著「弁護側の証人」集英社文庫
小泉喜美子著「弁護側の証人」集英社文庫
小泉喜美子著「弁護側の証人」集英社文庫
なんという哀しい話だろう
恋物語としては

そして読み手が違う状態の絵を想像しながら読む点においては泡坂妻夫氏の初期の作品を思い出させる

「弁護側の証人」という題から アガサ・クリスティ女史の「検察側の証人」という小説を思い浮かべる人もいるだろう

勝るとも劣らないミステリです

序章と終章で同じ男女が場所入れ替えて向かい合っています

ダンサーとして暮らす美女は富豪のボンボンに愛され妻として迎えられます

が 結婚前の職業からマトモな目では見て貰えません

彼女の妊娠がわかり 夫は父親に認めて貰おうと話に行きますがーその夜のうちに父親は殺され 警察が犯人と見た人間を逮捕します

そのショックからか流産してしまいーそれでも真犯人や事件の成り行きに気付いた人間は 真実の為に闘うのでした

そうして弁護側の証人として立ったのはー

著者は25年前に亡くなっております

文壇デビューは半世紀近く前

突飛なトリックなど無くてもミステリは書ける

そのお手本が ここにあります

解説は小説家の道尾秀介さん

税抜き552円なり
使って損はありません