ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

女帝 わが名は則天武后を読む

2014-06-28 18:23:12 | Weblog


中国人作家 山颯(シャン・サ)がフランス語で書いた武照(則天武后)の物語だ。
西暦625~705の80年の生涯を描いている。
こんなに一気に読んだ事は久しぶりだった。
作者が詩人だからも知れないけれどとどまる事も無く流れるよう言葉が続いた。
それにしてもこの小説がフランス語で書かれているののだが
吉田良子さんの翻訳が素晴らしくて漢語のイメージを堪能させてくれた。
中国皇帝の権威・権力そして闘争の凄まじさ。
政権を維持する後継者づくりの異常なまでの執拗さ。
皇帝の権力の強力さ。
平民の女子が皇帝にまで上り詰める運命の不思議と裏切りの恐怖、そして対処の凄惨さ。
チベットや現在の中国の状態を見ていて、唐の時代と人間はあまり変わっていないのではと思えてくる。

小保方さんのSTAP細胞問題

2014-06-22 17:11:03 | Weblog
STAP細胞の発表を見て驚いた。
これはノーベル賞だと思った。
しかしネイチャーに発表された論文に問題が出て遂には撤回する事になってしまった。
理研は実験ノートもない杜撰な研究だ、と早々と結論をだした。
そして論文の共著者達も引いてしまった。
しかし小保方さんはSTAP細胞はあります、と言って引き下がらない。
これだけ騒がれていながら若い女性研究者があります、と主張するからには、
STAP細胞と思われるX細胞がきっと生まれていたのでは、と私には思われてくる。
論文云々も大切かもしれないけれど、
出来るという小保方さんの再現実験が先ずありきではないのか。
出来るか出来ないか、が問題で、論文はその結果を後で詳しくまとめればいい。
一日も早く良い結果が出ればいいと思う。

外科の夜明けを読む

2014-06-21 17:33:11 | Weblog


J・トールワルド 著・大野和基 訳・養老孟司 解説の“外科の夜明け”を読んだ。
この本を読んでいて、2000年代に生きている幸せを実感した。
150年前の医療の現場は、現在ならだれでも知っている病気の感染などの知識
を知らず、傷を負った人の殆どが傷口から腐った膿を出し死んでしまったらしい。
病院の治療の様子を想像すると本当にゾッとする。
消毒もせず、細菌が一杯の手で治療をする訳だから病気の感染も止まらない。
病原菌の存在さえ否定されていた。
そのような時代でも医療現場は少しずつではあっても、権威と新参とのバトルを
経ながら改革が進んだ。治療時の痛みの除去の麻酔、医療現場の洗浄・清潔維持
パスツールやコッホなどの細菌の研究など。
それにしても現在の医療の現場で当たり前のように行なわれている治療が150年
間の先人の並々ならぬ奮闘の賜物なのだ。 
無菌のゴム手袋の使用がジョンズホプキンズ大学教授のハルステッド氏が恋人で
後の妻になる婦長のキャロライン・ハンプトンの手荒れを思って作ったものが
広まった、という事らしい。タイヤメーカーのグッドイヤーが作ったそうだ。
進歩って、力むと抵抗の壁が出来たりするが思わぬ事が切っ掛けでブレイクスルー
できて次々と進んで行くんだろう。



アスパラガスのスパゲティ

2014-06-02 19:55:16 | Weblog


北海道の友人から今年もみずみずしいアスパラガスが届いた。
先ず最初はアスパラガスのスパゲティが夕食に出た。
チンして温めてポン酢やマヨネーズで食べると本当に美味しい。
皮は剥かなくても柔らかい。
アスパラガスを満喫!
感謝です!