ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

"アメリカの汚名”を読む

2018-02-28 15:59:16 | Weblog
いつも図書館へ行くと真っ先に新刊書コーナーで入荷の本はないか確認する。今回はアメリカの汚名”と言う題名に引きつけられて借り出した。内容は真珠湾攻撃の直後あっと言う間に日本人の強制収容が始まって、日本人と言うだけで一世もアメリカ国籍の二世も無差別に捕らえられて収容所へ入れられた。裁判もなく全くの人権無視で、財産も剥ぎ取るように処分させた。ナチスのホロコーストのような殺戮を伴う人種浄化と同じとは思わないけれど、殺人行為を除けば、戦争中とは言えアメリカという多国籍国家で起こった人間心理のヒステリー症状に驚かされた。
アメリカは独立以後は侵略された事がなく自国の軍事力に自信を持っていた。その自信過剰から遥か彼方の日本から侵攻してきた日本海軍に奇襲攻撃を受け甚大な被害を被って一気に日本への憎悪を募らせた結果だったかもしれない。でも日本人への当時の差別は尋常なものではなった。しかし隣にアメリカへ攻撃を仕掛けた国から来た日本人がいて、もしかすればいきなり攻撃をされるかも知れない、という不安と恐怖が強制収容に走らせたのだろう。アメリカ人の気持もよくわかった。読みながら自分が当時の状況下で果たして正常でいられる、という自信はなかった。

「会計学の誕生」を読む

2018-02-09 22:17:15 | Weblog
会計学の本なんて、と思いながらも、誕生の文字に惹きつけられて借り出して読んでみた。
60年前に中学校の職業の時間に簿記の時間があって、ソロバンと現金出納帳の記帳を習っただけなのでこのような本を読んでも全然わからないだろうと思ったが、「会計学の誕生」(渡邉泉 著)複式簿記が変えた世界、と表紙に書かれていたので、誕生と言うのであれば、初心者でも理解できるだろうと安易に考え読み終えても、釈然とはしなかったけれど、ボンヤリではあるが分かったような気がした。東芝やエンロン、ミノルタそしてプライムローンなどの会計や経理の違法や不正の様子も少し理解できたような気になった。

節分だ!巻き寿司と歳の豆に挑戦!

2018-02-02 09:03:33 | Weblog
今日は節分、奥さん手製の巻き寿司に昆布で締めたハマチの刺身とワカメとシラスの酢の物を食べた。
お汁は、と言うと、これ以上食べれないから、カットですと返事が返って来た。
そい言えば食後にお豆を77個も食べる難行があるのをすっかり忘れていた。
瀬戸内の魚は旨いし、奥さんの手料理は美味しいし、年金暮らしでもラッキー生活だ!



"長くつ下のピッピ“を読む

2018-02-01 14:17:02 | Weblog
先日リンドグレーンの戦争日記を読んで、子供の頃から童話に馴染みのなかった年寄りが急に"長くつ下のピッピ”を読みたくなって図書館の児童コーナーで図書検索した。
子供のための世界名作文学の30巻の1冊だった。初版は40年前の1978年だった。プリントアウトしたデータを持って探し回っても見つからず遂には司書の方に案内してもらってやっと借り出せた。広い館内を歩き回るのも運動になっていいのだが細かい字を見ながら探すのは結構疲れるものだった。
本は小学校低学年向きの作品だったので内容を云々することはないのだが、子供にも孫にも童話を読んで聞かせたこともなければ自分も子供時代に読んだ覚えがない。図書館へはよく行っていたのだが、何を読んでいたのか覚えていない。少し大きくなってからは吉川英治や大佛次郎などを読んでいた。
それにしても奥さんは子供達に毎晩読み聞かせをしていた。勿論ピッピもあったそうだ。そのせいか上の二人は今も沢山本を読んでいる。
このピッピを読んで童話って手を離れた風船が大空へ舞い上がるように、行き先知れずの空想の世界を子供と一緒に自由に楽しむお話だと気付いた。おかしな事に、今まで童話でも物語りは辻褄が合わないければいけないと思っていた。自由奇天烈な物語でも書いてみようかな?