鳩の水浴び

久し振りに夕立があった。
慌てて二階へ駆け上がって窓を閉めた。
窓から外を見ると電線にとまった一羽のハトが羽を左、右と交互に広げて羽の内側を水で濡らしていた。
このような仕草は今まで見たことがなかった。
まるで汗に汚れた人がシャワーを浴びているようだった。

蝉だ

庭の蝉はもう全部巣立ってしまったと思っていたのに新たな一匹が殻を脱ぎ捨てたばかりの姿で壁面にへばりついていた。
家内が羽をつまんで私のところへ持ってきてテーブルへ置くと間髪をいれず初飛行をして木の上の方へ飛び去った。
近くでよく観察をしたかったのに残念だった。
少しして一杯に開けた玄関を出ようとすると足元に仰向けになった蝉がいた。
死んでいると思ったのでつまんで外へ出そうと羽根を持ち上げると羽を震わせて飛んで行った。
生きていたのだ。
今度は追いかけて写真を撮った。
同じ蝉だと思ったけれど、本当かどうかは分からない。

日本丸寄港

日本丸が１８年振りに今治市に寄港した。
海の男を育てる訓練船だ、と思っていたら
現在は海の女も育てている。
女性の訓練生も女性教官もいた。
まさに男女雇用機会均等法の時代を実感！

女性教官が指示を出していた。

帆桁に上がって帆をたたんでいた。
一番上は水面から５０メートルの高さだ。
若者には大変な世界だ。
携帯もなく六人部屋での集団生活だ。
こういった厳しい生活が彼らの将来の礎になるのだと思う。