ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

診断書の費用と入院給付金

2017-11-28 17:20:38 | Weblog
先日カテーテル診断で3日、ステント留置手術で3日入院した。保険の請求をすると診断書の原本を提出するように言われて、病院に頼むと5400円請求された。治療の済んだデータを簡単に記入するだけで5400円とは驚きだった。ネットで調べてみると、診断書の費用は病院の裁量に任されていて1000円から5000円ぐらいだとわかった。しかし納得がいかないのは診療費を国が決めて全国一律なのだから診療結果を証明する診断書費用も診療費同様に全国一律に決めるべきではないのだろうか?
診断書の費用に関連してもう一つ矛盾していることは、保険請求をすると、診断書の原本を提出しないと保険金が出ないと言うことだ。勧誘の際は、入院給付金は1日からでもでます、と言いながら5000円もする診断書の提出を求めてくる。まるで詐欺にあったように思った。3000円の給付金に5000円なんて、初めからそのように言ってくれよ。何故診断書でなければならないのか?明細の書かれた領収証でいいのではないのか?これは保険会社にとっては合法的な支払い回避で、病院にとっては診療報酬の合法的な追加収入となって、患者にとってはダブルパンチだ。80年近く無病で保険を掛け続けてきて、初めて請求して
ビックリした。友人が「保険より貯金の方が得になるよ」と言った言葉を、「その通り!」と思った。

"中国 真の権力エリート“を読む

2017-11-20 09:31:49 | Weblog
元産経新聞中国特派員の野口東秀さんが書かれたものだ。産経が中国や韓国の記事を発信しているのをよく見るけれど新聞を読んでいるわけではない。しかし本が出ると興味があるのでよく読んでいる。
この本は2012年に発行されたものだから江沢民、胡錦濤の政権時代で次の政権を誰に託すか、と言う抗争の最中の様子が書かれていた。野口さんの取材の様子、ことに人民解放軍幹部と交わり、新聞記者の原点である事件事故現場の取材、当局の頑なで執拗な取材拒否などの中国当局の現状がよくわかった。
それにしても高級官僚や軍人達の豪勢な生活ぶりや権勢に度肝を抜かれた。日本人には到底考えられないものばかりだ。総書記が統べる共産党一党支配の国だから頂点への階段を上るためには、まず出自、学歴、能力、強い上司、権謀術に秀でていること、情報収集能力、軍との関係等々あるが強運がなければならない。習近平総書記は当にその道を登って来た。

終わり頃のページに野口氏の友人となった軍幹部の日本の弱点へも知識と言う項目があって、「日本では自衛隊の行動が法律で制限されている。法体系の障害で有事の際に問題が生じる。国防のために各種の法律を制定させないと防衛できないというのは日本の弱点だ。」と書かれていた。もう五年も前に中国の軍人が指摘している日本の防衛問題を、中々国会で決められない。銃を外に向けることは絶対にあってはいけないけれど国を自分たちで守ることは絶対に必要だ。日本の国会議員は国の事、国民の将来、子や孫の事を考えているのだろうか疑問だ!革新勢力の人も現実の世界を知ってほしい。理想では国を守れない。

"鼻”&l”中国の崩壊”を読む

2017-11-12 19:08:37 | Weblog
図書館でと言う題名の本を一番奥の棚で見つけた。四年も前の発行にもかかわらず真っさらだった。中学で読んだ芥川龍之介の鼻を思い出した。ウクライナのゴーゴリーという作家の作品だった。この鼻は髭剃り職人に鼻を剃られてしまった書記官の話なのだがある日突然また鼻が元の位置に戻ってきて、何度も何度も鏡を見て確認する様子が書かれていた。解説に面白い、とあったが、読み終えて、、、フーン、、と言う思いだった。中国の崩壊は図書館の新刊待ちきれず本を買った。今まで中国について書かれた本をたくさん読んでいるけれど、これほど具体的に中国の本質をわかりやすく書かれた本は初めてだ。宋代に始まった科挙官僚制度と都市戸籍と農民戸籍の制度が現在の中国を作り上げ共産党の独裁を許している元凶であるらしい。そしてそのことがやがて中国の崩壊をもたらすと言う推理に同感した。中国のスポークスマンの態度に連綿と続く科挙官僚の伝統があって、あのように上から目線で横柄な態度の物言いをする 態度があるのだとわかり疑問が解消した。

“中国の崩壊”を読む

2017-11-11 17:53:18 | Weblog
先日の新聞広告で見た川島博之さんの戸籍アパルトヘイト国家・中国の崩壊を久し振りに買って読んだ。
何時もは少し我慢して図書館の新刊書コーナーに並ぶのを待つのだが、広告を見た時直ぐに読みたくなた。900円と安かったので年寄りにも手にしやすかったせいもあるのかな、、、、いやそれよりも“戸籍アパルトヘイト国家”というコピーに引きつけられたからだ。都市戸籍と農民戸籍の格差の実態!農民戸籍の人は都市の実働部隊にも関わず農民工と呼ばれて4億の都市戸籍の人の生活を差別待遇にも関わらず支えている。それは農民は都市住民になれないという身分制度に縛られいるのと教育を受けていないのでいい職に就けない。こう言った社会の構造の元凶は宋の時代に科挙制度が始まったことによると川島氏は書いていた。この本を読んで今まで疑問に思っていた中国のことが氷解したように思えた。傍若無人なスポークスマンの話し振りの傲慢さの由来が科挙にあったとわかった。読むと面白いよ!