82才のジジババは天気が良いとウッドデッキへテーブルを出して頭上に遮光シートを張ってわざわざ食事を運んで外で食べる。お盆を持って台所から20歩の距離を2往復して運んでいる。食後も同じ行程を繰り返す。面倒な事をしているのではなくて運動していると思って楽しんでいる。食事はいつも旨いのだが食べる事に夢中になって、これは旨いね、の言葉を掛け忘れていて、お父さん、美味しいの、どうなの、と言われて反省の繰り返しだ!
江戸のお白洲、資料が語る犯科帳の真実、山本博文著を読んだ。時代劇の犯罪は映画やテレビのドラマで観る銭形平次、鬼平犯科帳に出て来る長谷川平蔵や大岡越前が思い浮かぶが、古い文献を調べて現実に基づいて書かれたこの本を読んでいると確りした組織や手順が出来上がっていたのがよく分かった。犯罪に関わったも達への処分の厳しさ、更には捕える側の失敗にも厳しかった。何よりも怖いと思ったのは死刑をいとも簡単に申し渡しているように思えた事だった。
江戸時代の死刑をネットで調べてみると6種類もあった。1種類でいいのではと思ったが、罪を犯せばどうなるか見せしめにするためなのだろう。下手人、死罪、獄門、磔、鋸挽、火罪の6種類だ。解説を読んでゾッとした。
今日は子供の日、海岸は賑わっていた。外国人が沢山いて圧倒されそうだった。道を塞ぐほどテントを張り出して自転車で通り抜けるのに躊躇する程だった。何十人もいて騒いでいた。外国で生活している人は逞しい。と言っても、郷にいっては郷に従え、の遠慮の気持ちも持って欲しい。
何時もこぶ鯛を狙っているおじさんが今日は大物を釣り上げていた。こぶ鯛に並べてスケールを置いていた。目方は7キロぐらいだろうと言っていた。殻付きの牡蠣を餌にしていた。この人は何度も釣り上げている。
毎日のサイクリングコースは田圃道を抜けて海岸へ向かう。田圃は休む間もなくお米の取り入れが終わると麦の準備が始まって一年中作物が植えられている。専業農家なのか家族で田圃へきているのを見かける事がある。お米は田圃に水を入れて田植えをするから今日田植えをしている、とよく分かる。麦はトラクターが地ならしをしている、いつ種蒔きをするのだろうと思っているといつの間にか芽を吹いてる。稲と違って育てやすいのかな?麦踏も子供の頃に見ていた一株毎に踏むのではなくて石のローラをトラクターで引っ張っている。風情は無くなってしまったけれど時代が変わったのを実感している。みかん園は海岸への道筋に3箇所もあって花の香りが鼻をつく、すると何時も みかんの花が咲いている、とみかんの花咲く丘の歌詞が口をつく。遠い昔がよみがって来る。
朝昼晩とやって来る食事の時間、担当者は何時も何にしようかと悩んでいる。何が食べたい、と訊ねられるが即答できない。出来るもので良い、と助けにならない返答を繰り返している。出される食事は何時も美味しい。暖かくなったので弁当持って海辺へ行ったり、DIYしたデッキで食事を楽しんでいる。年寄りには最高の幸せだ!
群馬の友人から届いた大和芋のお好み焼き、とても旨いです!