ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

周恩来と毛沢東の関係

2009-04-28 17:36:50 | Weblog
“MAO The Unknown Story"を一年近く前に読んだ。
800ページにも及ぶ大作で何ヶ月もかかった。
著者はJung Chang & Jon Holliday という二人だった。
この二人の経歴のど一切知らなかった。
何百人もの当事者にインタビュー(電話)して纏め上げた労作だった。

私には今の中国を知るには毛沢東についての本を読んでみるのが一番で、それにはエドガースノーの“中国の赤い星”があるぐらいの知識しかなかった。
偶々ミステリー小説を探しにいった本屋さんで、ふと手に取ったのが“MAO"だった。
しかし余りにも分厚い本だったので、買って少しの間は打っちゃっていたのだが読み出してみると段々面白くなって来て、投げ出すこともなく何とか読みおえた。
日本語だと読み飛ばしてしまうのだけれど、分からない単語の続出する英語だからかえってじっくりと読み進むことになって、より深く考えながら読めたような気がした。
すると次々と興味がわいて来て産経新聞特別取材班の“毛沢東秘録”を読み、トウ小平自伝(娘さんが書いた)、そして揚中美著“胡錦涛”を読み高文謙著“周恩来秘録”を読んだ。
今は毛利和子、増田弘監訳の“周恩来 キッシンジャー 機密会談録”を読んでいる。
これだけ現代中国の人たちの本を読んでみて、一つの国が出来上がって行く過程の凄まじさ、毛沢東のカリスマ性の異様な不思議さ、周恩来の毛沢東への忠誠心など理解を超えたことだらけの現実世界があった、というべきか、それとも、現在もなお続いているというべきか、判断出来ない。

ニクソン訪中前のキッシンジャーと周恩来の機密会談録はアメリカのベトナム撤退問題から台湾問題、朝鮮半島問題、日本に関する問題など広範囲に渡って話し合っている。
コミュニケを作成発表する為の作業なのだろうが、いかにも外交のベテラン同士らしい会話は無駄のない、そして的をいたもので読んでいて引き込まれる。

日本の事を話し合っているなかで、日本の膨張、ということが幾度か出て来る。
それは日本の軍隊が、アメリカが撤退した後の台湾や韓国に進出して来るのではないか、と警戒して、そのようなことが出来ないようにアメリカに釘をさす話のなかで“膨張”という言葉が出て来ていた。このような周恩来の発言を見ると、中国が日本へ戦争の事で厳しくいうのも理解出来る、と思った。
日本の中国進出と戦った毛沢東や周恩来の世代の人には日本軍の事が頭に焼き付いていたのだろう。

一番興味があったことは、毛沢東と周恩來の関係だ。
権力という蛮刀を臆せず振り回せる人とその蛮勇のない人の差だったのだろうか。
一番知りたいことだけれどそれは無理なことだ。





自家製パン

2009-04-18 20:20:19 | Weblog
最近 奥さん朝食のパンを焼いてくれる。
私の楽しみだったウォーキングを兼ねたスーパーでのパンの買い出しが不要になってしまった。
ちょっぴりさびしいけれど自家製のパンを食べてみると確かに味は我が家の方がいいように思う。
材料もハッキリ分かっているから安心だ。
お店で買うのと違って確り噛まないと食べられない。
そして何よりも”私だけのパン”と言うのがいい。

釣り船は大丈夫なの

2009-04-12 19:27:45 | Weblog
海事都市今治の造船所が集積してる波止浜湾には沢山の巨大な船が秩序よく繋がている。そして直ぐそばに釣り船が係留されている光景は恐らく他では見られないここだけのものだろう。
1ヶ月程で進水した船が艤装工事のため何隻も岸壁へ繋がれている。
まるで自動車でも作るように流れ作業で造られていく光景は驚きだ。



漢字検定協会

2009-04-11 09:14:55 | Weblog
最近漢字検定協会の事が色々と報じられている。
漢字検定を受験する人が非常に増えて沢山利益を出し、そのお金を公益法人として許されない使い方をしているとして文科省から厳しい指導を受けている。
マスコミも口を揃えて、非難している。
一寸奇異に感じるのは、文科省や経産省など公益法人を一杯抱えている省はどうなのか。
自分達の天下り先の公益法人には甘くて、殆ど世間にその内情は明らかにされていない。
漢字検定協会が民間から出発しもので、理事長などのポストに文科省の役人がいないから狙われたのではないかと勘ぐりたくなる。
この際国は全ての公益法人の人事と組織を開示して、理事などの主立った人の出身省庁・年令・給与・退職金などを明らかにしなければならないと思う。
どうして各省庁は高級官僚を70才までも面倒見るのか。
国民を食い物にして私服を肥やしているとしか思えない。
先日も世間では不況と必死で戦っている時に、元高級官僚が億ションに住んで別荘持って、と言う話になって楽しいはずの会がすっかりしらけてしまった。
俺は、もう官僚とは付合わない、と言い出す者までて、驚いたが、殆どの人が頷いていた。

政治が官僚組織を改革出来ないなんてどうするのだ。




葡萄が芽を吹く

2009-04-07 00:18:01 | Weblog
二年目は枯れてしまったと思って諦めかけた時に小さな芽が出て、植物の生命力の不思議に驚かされた。
三年目になった今年は葡萄の蔓に沢山の新芽が一斉に顔を出した。
明らかに昨年とは大きく違っている。
枯れたと思った蔓の外皮はどうも寒さを防ぐ防寒着だったのだろうか。
脱ぎ捨てたところはイキイキとした春の着物に変わっている。
今年は順調に成長して実を付けてほしい。


スシロー初体験

2009-04-05 19:34:00 | Weblog
車で30分ほどの渓谷沿いにお湯のいい温泉があって、65歳以上の高齢者は250円で入浴できる。
現在町の銭湯の入浴料がいくらするのか知らないけれど、おそらく250円では入れないだろうと思う。
なんだかすごく優遇されているようで申し訳ないような気がするが周に一度は出かける。
今は桜が満開で湯上りの火照った体に桜の花びらがひらひらと舞いながら降ってくると、下戸でもちょっと一杯飲みたいような気分になる。
車に乗り込むと今度は花より団子ではないが、急に空腹を覚えて帰りに何処かで食事をすることに衆議一決、と言っても二人での話ですけど・・
走りながら、あそは、いやあそこにしよう、と話していて、先日テレビで観たスシロボットで握っている回転寿司のスシローが最近出来たのを思い出して、帰りの道筋なので一度体験することに決定。
日曜日だからかもしれないけれど駐車場は満杯状態、店内へ入ると待っている人で溢れていた。
老人は尻込みしてしまいそうな雰囲気なのだが、順番を書き込みに前に出て見るとぺんではなくデスプレイがあって、えっつこれどうするの、と思っていると若者が私に聞きながら順番に必要事項を打ち込んでくれた。
毎日コンピュータ使っていても面喰ってしまった。
順番数字210をプリントしたシートがシューと出てきたのにはびっくり。
家内によると今は銀行でもデパートでも同じようなことになっていると言うのだが銀行もデパートへも行かないじいさんには初体験の驚きだ。
食べ終わって勘定をすると結果をレジカウンターへ無線送信、総て無線ランで処理してしまう。
恐らく売上金額も時々刻々本社のコンピュータへ表示されているのだろう。
本当に無駄を省いて総ての寿司を一皿105円で提供しているのだと分かった。
一つ工夫が欲しいと思ったのはすしロボットで握ったシャリとネタのくっ付き具合がゆるいので醤油をつける時に握りを逆さにした時ネタとシャリが別々になってしまうことがあることだ。
面白い醤油差しを工夫して皿に乗ったままで醤油を上から垂らす方法を考えてはどうだろう。
老人の老婆心。
どうでもいいことだけれど。
スシロー初体験は本当に面白かった。