ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

60年前のたまごって?

2005-11-01 17:44:32 | Weblog
この写真のたまごは昨日スーパーで買った鶏卵です。60年前の物ではありません。
昨夜 田舎の老人達との6ヵ月に1度のささやかな一杯会があって、昔の話で盛り上がりました。
今は100メートル行く毎に朝まで開いているお店があって、品物が溢れていて、食べ物の有り難さなど誰も感じていない。北朝鮮の様子をテレビで見て、可哀想と思うよりもどちらかと云えばテレビ等の報道もただ興味本位になって来ているように思えます。
60年前は日本もおなじような飢餓状態にありました。今はあまり大切にされない卵も当時はお目にかかることもなかなかありませんでした。田舎のおじいさんところへ夏休みなどに泊りに行くと、おばあさんがいも飴や麦飴をたいてくれたり、お肉は飼っているウサギや鶏をつぶして食べさせてくれたりしました。ウサギは鼻に何か詰めて、鶏は首をはねていたのを突然思い出しました。鶏は首がないのに1メートルぐらい駆けました。今はそのようなことをしようものなら新聞記事になってしまうかもね。さらに話は盛り上がって、鶏の腸の内容物をきれいに出して焼くととても美味しかったとか、まだ小さな卵になりかけの黄身があって、もう少しすれば大きな卵になったのに惜しかったとか。昔の鶏は放し飼いだから、鶏肉も卵も今とは比べ物にならない程美味しくて健康的だった。一度60年前の卵を想像しながら食べてみて下さい。