インフェルノを読む 2015-03-31 23:45:55 | Weblog 人口爆発をテーマに据え ダンテの神曲とデスマスクなどの謎解き役に アメリカの歴史学者を使って フレンチェの教会や美術館やイスタンブールの地下水道で 次々に起こる事件の謎解きと WHOと人口減少をもくろむ天才遺伝子工学者との ウイルス問題の解決の確執を 限られた時間に凝縮させて書き上げている。 とても面白かった。 600ページもある本が1080円で 60日も楽しませてもらった。 老人のぼけ防止にはもってこいだ。
ザビエルの布教 侍とキリスト 2015-03-27 18:36:54 | Weblog ザビエルのキリスト教布教は 中学校の歴史で教わったような気がする。 言葉のわからない薩摩で いきなりキリストの話をして入信させる。 恐れをしらないバイタリティには驚かされた。 それも神や仏や生活に密着した沢山の神々が住んでいる日本で。 マラッカで洗礼を受けた日本人がいて言葉を伝える事が出来たのが幸いだった。 信じれば天国へ行ける、と言うことは 封建社会のつらい生活からの救いだったのだろう。 宗教に自分を託せる人は幸いなるかな! そうなりたいけれど・・・・・
朝霧だ! 2015-03-17 11:05:54 | Weblog 目覚めて外を見ると何も見えない。 深い霧が直ぐ下の建物をすっぽり包み込んでいた。 春がやって来たのだ。 来島海峡を航行している船は視界ゼロだろう。 自然にはかなわない。
島崎藤村の小説 眼鏡 2015-03-14 22:50:00 | Weblog 島崎藤村と言えば”夜明け前”のイメージだった。 図書館で偶々見つけて借り出して読んだ。 眼鏡が主人公で眼鏡の主人を色々語る話である。 恐らく眼鏡の人物は藤村自身だろうと思うのだが・・・ 大正時代の本の復刻版で文字も大きくて気楽な老人が読んで楽しかった。 二人の子供と一緒に撮った写真があって、何かしら親しみを覚えた。
「アラブの心臓」を読む 2015-03-06 11:52:44 | Weblog 「アラブの心臓」に 何が起きているのか 現代中東の実像 という表題の本を読んだ。 青山弘之と六氏の共著で エジプト、シリア、イラク、レバノン、ヨルダン、パレスチナと それぞれが一国ずつ書いている。 複雑すぎてよくわからなかった。 それでもアラブの現状は見えた。 支配者が造った人工国だからそれぞれ 建国当初から問題を含んでいたと思う。 果たして混沌から何時抜け出せるだろう。 恐らくは歴史という長い時間を待たなければならないだろう。