ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

夏井いつき

2016-08-31 13:52:57 | Weblog
夏井いつきの超カンタン俳句塾を読む。
テレビの俳句番組を見てフアンになってしまった。
毎週録画予約して観ている。
キレのいいやり取りや見事な添削の様子に魅了されている。
隣の市の松山の方だし、孫が習ったなど聞いているので何か身近な方のように思えたりしている、、、

「なぜ蚊は人を襲うのか」を読む

2016-08-29 10:41:13 | Weblog
夏になるといくら注意していても必ず一度や二度は蚊の餌食になって刺された跡が大きくふくれて痒くて堪らなくなる。気まぐれな気持ちで偶然借り出した「なぜ蚊は人を襲うのか」は本当に興味深い本だった。蚊で思い出したのはマラリア、アフリカ、野口英世、スエズ運河などの極めて漠然とした記憶情報だったけれどローマ時代の昔から現在に至っても尚世界中で40万人も亡くなっている現状におどろかされた。生物の世界は果てし無く広がっている未知の宇宙と同じだ。それでも研究を続けてもらってマラリアの撲滅を一日でも早く達成して欲しい。

百年文庫を読み続けている

2016-08-19 13:39:42 | Weblog
百年文庫を読破しようとしている。
名前を知っている人、初めての人。
初めて読む作品ばかりだ。
楽しい時間になっている。

地図の物語は方向音痴で地図を見るのが苦手な私にも
古代から現在のグーグルの地図に至るまでの本物を写真で見せてくれて
素晴らしかった。


百年文庫“紅”を読む

2016-08-05 09:46:13 | Weblog
百年文庫を読破しようと図書館に通っている。
こんかいは3冊借り出した。
“村”と“船”を読みはじめると、頭の中のどの細胞が憶えているのかわからないが、これはもう読んでいる、と囁く声が聞こえてきた。かと言って霧が晴れて見え出した風景のような感じではなくて、読み進む一語一語づつを思い出すと言う年寄り独特の記憶である。仕方ない現象なのだろうがチョットだけ不安だ。読書日記を書いたり写真で記録すればいいのかもしれないけれど面倒くさい。
2度読みたければ読めばいいし、気付かなければもう一度読んでもいいと思う。
“紅”の作家は三人とも女性で、聞いた記憶がない人達だった。
表紙のデザインに描かれた 紅の文字の糸偏と旁の工の離れ具合から男女の小説かと思っていた。
わたしの想像は全く的外れで紅は紅い血の命のことだった。
若杉鳥子の帰郷、素木しづの三十三の死、大田洋子の残醜点々、、それぞれ素晴らしい、、しかし哀しくてせつない。

かみ 紙 PAPER

2016-08-02 10:36:16 | Weblog
紙二千年の歴史を読んだ。
紙は植物の繊維を絡まして作られている、と思っていた。
ところがパピルスや羊皮紙や木簡から始まって布地を潰した繊維から始まった、と知った。
世界中のボロ切れが集められ紙になった。エジプトのミイラに巻かれていた布まで利用されたと書かれていたのには驚かされた。
今でもアメリカの紙幣は布地を原料にしている。
日本のお札は楮の繊維からできている。所謂和紙である。
それにしても文化の変遷をみると世界の歴史がよくわかる。
紙の発明は中国だったけれど時間と共に世界中へと伝播して行った。
いつの時代もそれぞれの国にはボーダーがあるけれどいつの間にか小さな隙間から漏れ出した知識はボーダレスになっていく。知恵や文化を独占は出来ない。

英和辞典、漢和辞典、国語辞典で紙の単語を引いみた。
この辞典の共通点は薄くて丈夫で価額が安い、という事でる。

紙二千年の歴史を読む

2016-08-01 11:05:31 | Weblog
新刊書コーナーに展示されたばかりの“紙二千年の歴史”というタイトルの本に目がいって、手に取るとずっしりと重い感じがした。
目次を見ると中国の紙漉き工房から始まって、9.11空から紙が舞い降りた日まで、と380ページもある大作だった。
紙があふれる時代に暮らしている自分はあまり意識して紙の歴史や紙が果たしてきた役割を真剣に考えた事はなかった。
この本を読んで思ったのは、科学も文明も紙が発明されて、もろもろのことが目で見てわかる形で伝えられるようになって初めて進歩発展できた、ということだ。
ITが紙の文化を駆逐しているように思えるけれどITも紙の文化に育まれてきたのだ。
老眼鏡にはチョット荷が重い分厚い本だったけれど久し振りに楽しめた。
作家の時間をかけた調査、情報の収集、分析等々の忍耐と能力には驚かされた。
百年文庫“街”も紙のおかげで楽しませてもらっている。
有難いことだ。