月に一度定期的に開いている十人程の高校の同級生仲間の会の忘年会が豪勢なふぐ料理の名店であった。(と云っても大阪や東京の話ではない。私の街の名店です。)いつもは五千円の会費だが今回は一万五千円の超高額である。だが忘年会は期待の例会なので久し振りに全員出席だった。来年は高校を卒業して五十年の記念の年になる。この会が始まってからでも三十年も四十年も経ってしまった。長い年月の間にはこの会を去ってしまった人もいるけれど何時も消息を気にかけてきた。
幸いにも仲間は手術や入院を重ねつつも皆健在で今年もフグをつつき、ひれ酒を酌み交わして愉快に過ごせた。感謝の一年だった。また来年も恙無く過ごしたいものだ。集まって話し始めるとそこは社会のしがらみなど一切無い十八歳の世界に戻ってしまう。至福の一時になる。まだリタイアしたようでいて完全にはリタイア出来てしまっていないような状態だけれど、多分来年は殆どが完全に仕事から離れてしまうのではないだろうか。寂しいような嬉しいような年になりそう。
今回の会費は会の予備費で賄われるから超高額でもいいのだけれど、ちょっぴり奥さまに悪いかな、と思ったり・・・年かなあ・・・