ユーゴーの"死刑囚最後の日“を読んだ。死刑囚の心の内を描いて死刑の廃止を訴えているのだと思う。しかし著者名を明かさずに出版したのは国内が騒がしく死刑廃止が話題になっていても世間の意識がまだ醸成されていなかったからだろう。この本を読んで死刑廃止國がどれほどあるのか調べてみると144カ国あった。死刑を続けている国は日本も含めて55カ国だった。サウディアラビアは今も斬首を執行している。中国では年間2000人もの死刑が執行されている。私に一番強烈な印象として残っている死刑はフランス革命でロベスピエールによるマリーアントアネットのギロチン(guillotine)での斬首だ。死刑囚メリーアントアネット王妃の最後の日の心情を想像するとユーゴー以上のものが書けるのではと読みながら馬鹿げたことを考えた。それにしても死刑廃止国の死刑に代わる刑は終身刑だ、果たしてそれが慈悲、思い遣り、善、正義、、?う〜ん難しい、、神に聞かなければ、、、
ここは愛媛県今治市の波止浜湾、漁船の側で巨大船が造られています。船腹のEVERGREENの文字にスエズ運河の巨大コンテナ船を思い出されたでしょう。この造船所はあの事故の船会社正栄汽船の親会社、今治造船の波止浜工場です。台湾の用船会社EVERGREEN ー船主ー造船会社と上手くつながったグループ形成が安定したお互いの経営に貢献しているんだと感心させられる。30万トンのコンテナ船が何処で動いているのだろうと思っていたがスエズ運河の座礁事故で運航の様子が分かった。この船は愛媛県西条市の工場で進水した船だ!
娘からお休みが取れたので何処か1泊旅行に行こう、場所を決めてと言われて、さてどこが良いか、と悩んだ末に楽な近場の来島大橋近くの大潮荘になった。車で30分のところで、好きな魚料理が堪能でき、船舶の往来を眼下に見る最高の場所だった。そして娘が気張ってくれて目を見張るほどの魚料理が次々と並んだ。久し振りに法楽焼きを食べた。タイをメインにしたお造り尽くしに魚を堪能、満腹、満腹、鯛飯はお握りにして貰って部屋へ、SDGs違反だと決めつけられそうだった。勿体無いけど美味しかった、、、
懐かしいものに出会った。40年ほど前に波止浜、小島地区に観光案内の木製標柱を沢山立てたことがあった。そのうちの柳原極堂の句碑が近くにあったのを思い出して行ってみると文字は薄くなっていたが、なんと健在だった。大きな釜で木材に防腐剤を圧入する工程や小島地区の大きな木材を使った観光案内板をクレーンなしで建てた危険で困難な作業も思い出したりした。小島の砲台跡へも行ってみよう!
今日は楽しい一日になった。
畜生カラス奴!
昨日ビワに被せていた袋を除けて成長具合を確認すると思いの外大きくなっていたので、明日の朝食後に食べようと話していた。食後に手を伸ばして取ろうとすると5個もあったビワが無い?よく見ると、カラスが何かに驚いて逃げたのか、齧り残した1個の無残な姿があった。残念!
ずっと以前父の会社に勤めていた人の奥さんがご主人の死後もビワの季節になると毎年送ってくれていた、大きくて、実に美味しいビワでその種から育ててヤット生りだしたところだった。残念、残念、でもカラスの奴は何処で見ていたのか脱帽するしかありませんが、、、それにしても悔しい、、、昨夜食べておけばよかったのに、と悔やまれた。しかし2人して笑っちゃった。
何時もはカラスが飛び交って喧しいぐらいなのに、今朝は姿も見えず声も無し、、、だ?
”知的な痴的な教養講座“は週刊プレイボーイに掲載されたコラムなのでウィットな読物とエッチなものなど蘊蓄の多様に敬服した。
その中にピョートル大帝の章があって、プーチン大統領が自分を大帝にリンクさせて話しているのに恐怖を覚えた。大帝はロシアの西欧化と改革を成し遂げた英雄ではあるが冷徹で非情な暴君で気に入らない臣下をその場で斬首させたり、自分でも斬首する程だった、大〜怖だ!
歴史は連鎖する、の章で開高健がジンギスカンとモンゴル帝国の歴史に夢中になっていて第四子トウィルイの時代にポーランド・ドイツ連合軍をシレジアの激戦で破り無人地帯にした。その後ポーランド貴族がドイツ農民を連れて移住した。ドイツ系ポーランド人の誕生である。
第二次世界大戦時にヒトラーがポーランドへ侵攻した時の口実が、「ポーランド領内でドイツ人が迫害されている、それを見捨てておけなかった」と書かれていた。正にプーチンの「ウクライナで迫害を受けているロシア人を見捨てておけない」と同じ言葉を発して、ウクライナがネオナチとは滑稽だ、プーチンこそがヒトラーそのものなのに?
BBCの記事を見て時代錯誤のプーチンの恐ろしさに身慄いを覚えた。
読書はとても面白い!!
あ
今年83才になる老夫婦はお天気だとDIYのウッドデッキでキャンプの食事気分を味わっている、と言っても二人はキャンプ未経験者なのだ、が気にせず食事を満喫している。年を取っても食欲は落ちない。毎食、美味しかった、旨かったね、と言っている。カンパーニュ作りも、料理は全て奥様担当、朝のトーストとコーヒー沸かしに後片付けが私の担当。今年は老人キャンプに挑戦してみようかな?テントを買っても、一度使って終わりでは勿体無いし、、、
先日北海道の知り合いから驚くほどのアスパラガスが届いた。毎日毎日食卓にアスパラガスの料理が並んだ。料理の度に芯の硬い部分の皮が沢山出た。何時もは棄てていたが料理を教えている友人が、圧力釜で煮て柔らかくしてザルで磨り潰し、牛乳を加えて味付けしてスープにすればとても美味しい、と教えてくれた。まさに今話題のSDGs料理になった。