ブログ雑記

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宮下志朗 著 モンテーニュ、人生を旅するための7章を読む

2019-09-13 16:14:12 | Weblog
宮下志朗さんのモンテーニュ、人生を旅するための7章をやっと読み終えた。モンテーニュの随想録は知っていたが内容についてはボヤーットとしていてあまりよく知らなかった。エセー随想録形式の書き物を創造して後々の文化人に影響を与えた人だった。フランスの新興貴族の生まれの人の母国語がラテン語だったと言うのには驚かされた。ラテンの古典を読んで育ったのだ。この本を読んで一番感じたことは1500年当時の世相に相容れないような斬新な、と言っても古典から学んだ知恵を交えた自分流の考えを書いていた。しかも2019年の人の考えと同じだ、と思えた。パスカルもルソーも影響を受けていたらしい。それにしても膀胱結石に悩んでいたというのは何か親近感を覚える。
モンテーニュとモンテスキューが同じ人かと思っていたかも、、、モンテスキューは法の精神の著者で三権分立を説いた人だったのに、、、、