ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

小磯良平展に行く

2006-05-26 15:08:07 | Weblog
先日松山市にあるセキ美術館で小磯良平展を観た。デッサンやパステルそして私の好きな外国のの女性像。写真で見るのと違って本物は筆の筆致もよく分り、思った程細やかというのではないが、見つめていると椅子に座った婦人がいかにも、そこにいる、といった存在感があった。期待した通り素晴らしいものだった。
少し前に神戸の小磯良平美術館へ行ったのだが、今度の松山の展覧会の方が何か語りかけるものがあったように思えた。展示されている空間の大きさの違いかも知れない。駐車場も10台程で、建物も小さいもですが縦に上手く造られていて、落着いた雰囲気の美術館だ。小磯良平の収蔵品が沢山あるのか地方では一寸知られた美術館です。松山に来られる方は道後温泉の近くですから立ち寄ってみてはいかがでしょう。

ふぞろいの玉葱たち

2006-05-24 20:06:34 | Weblog
時季を少し遅れて3種類の玉葱を植えた。最初は寒さの所為か全然太らず枯れかけていたが、それでも何とか生気を取り戻して、大きなものはスーパーの売場に出しても遜色ない程になった。もう少し取り入れを遅らすと、まだ太るかも知れないのだが、日曜に思い切って収穫した。確かに丸々と太ったものから、ラッキョウに毛の生えたぐらいの小さなものまで色々だった。それでも無農薬で、草茫茫の荒れた畑で育ったにしては先ず先ずのできだ。早速夕飯の食卓にのぼった。柔らかくて、甘く、愛おしいような味がした。
収穫したタマネギの数を数えると300個余りだった。殆ど全てをヒモで吊るして干している。二人で食べるとどれ程もつのだろうか。
孫に「これじいちゃんのタマネギだよ」といって送ってやろう。きっと喜んで食べてくれるだろう。肉と一緒に送れば、すき焼きで舌鼓を打つのかな?

アルコールを作る大腸菌だって?

2006-05-19 22:03:07 | Weblog
今朝読売新聞の環境ルネッサンス“ごみを生かす”の記事を読んだ。
メキシコの強い酒「テキーラ」は竜舌蘭の葉を酵母菌ではなく、細菌を使って発酵させてアルコールを作る世界でも珍しいお酒だそうです。その珍しい細菌の遺伝子を組み込んで、木材から作られた糖を食べてアルコールにかえる逞しい大腸菌がつくられて、今まで難しかった木材の廃材からエタノールが大量に作れるようになった。来年1月から年間4〜5万トンの建築廃材を利用して1400〜4000キロリットルのエタノールを生産する計画だと書かれていた。
この大腸菌を開発したのは、15年前アメリカのフロリダ大学に留学中の現宮崎大学の太田一良教授そうです。そしてその特許を商社が建設会社へ持ち込んでプロジェクトが始まった。

何ごとも“先ず商売ありき”ですね。商社は偉い。

テキーラを造るように、エタノールができるのであれば、大きな装置もいらず、小さなまちなどでも出来るのではないでしょうか。本当に楽しみなことです。

大腸菌の小さな細胞の中で、21世紀の知識と技術を超えた装置が稼動しているなんて自然の世界は超不思議です。

足踏みタオル織機

2006-05-18 22:32:26 | Weblog
布地を織ることは紀元前の昔から、世界中で行なわれてきた。そして織られた布は生活に無くてはならないものになった。布の価値や用途も時と共に変遷をしてその利用法もいろいろな形になったが、布をタオルと云う形で使い始めたのは何時頃だろうか?日本には日本手拭という素晴らしいものがあるが、これも何時頃から手拭という形で使われ始めたのだろうか?一体何処の、誰が始めて使い始めたのだろうか?などと考えても分るはずもありませんが、昔の人の生活の様子を想像するのも楽しいものです。また織機と云えば、豊田佐吉の織機の発明がトヨタ自動車の出発点になっているのもすごい。

写真の織機は明治か大正時代に使われていたものを復元したものです。作られた当時は革新的な織機だったのでしょうが、現在では、眼にも止まらないような高速で動くコンピュータ制御の革新織機が作られ、24時間眠ることなく織り続けています。

100年前の人が見れば、布地を口から吐き出す魔物だと腰を抜かすでしょう。

そして、100年後の今の人は、魔物の魔力に圧倒されて、青息吐息です。



インディオの暮らしって

2006-05-14 17:09:31 | Weblog
昨夜アンデスのインディオの生活の様子をテレビで見た。昔からの変わらない自給自足に近い生活。一家の一年分の主食のトウモロコシを育てる畑を毎年新しく切り開いてつくる。その大地は岩だらけで、僅かに岩と岩の間にある土のところへ種をまくのだと云う。土がないと云っても潅木が生い茂っているので、切り払って太陽が届くようにしなければならない。斧と鉈を使った大変な労力の開墾です。肥料は切った木々の葉っぱなどを燃やして出来た灰である。そして大事な水は天からの思し召しと云うことだ。

沢山とれたと時も不作の年も必ず鳥達の為にトウモロコシを残しておくそうです。そうすれば雨が降らない時には鳥達が天へ登ってお願いをしてくれるからだと云うのです。

何と心豊かな暮らしをしているのでしょう。

我々は合理性の追求が豊かな暮らしをもたらしてくれると勘違いしている。


欅並木

2006-05-08 21:42:12 | Weblog
人通りも疎らな本当に静かな通りで、歩道も広く、歩くたびにこの並木道沿いに住みたいなあ、と思う。住めばすんだで、落ち葉などの問題があるだろうけれど、木々が醸し出す風情があれば苦にはならないだろう。しかし現実には無理だろう。時々歩いて楽しむことで我慢しよう。今の我が家も高台で街が一望でき、前には小高い里山もあるのだから、都会の人には羨ましいがられるかも。だが年をとると、歩いて買物に行ける街がいい。