ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

暖かい

2014-01-29 15:45:36 | Weblog


昨日一昨日と厳しい寒さだったが今日は一変春を思わせる陽気だ。
何時も行く海岸に老人達が屯していた。
誰もいない日が続いていけれど今日は暖かさにつれられて十人もいた。
川の堰の日溜まりに鴨の一群が気持ち良さそうに日光浴を決め込んでいた。
桜はまだまだだが暖かい日が続きだすと蕾があっという間に膨らんでくるだろう。
春の足音がかすかに聞こえ始めたように思った。

“竹林遥か遠く”を読む

2014-01-26 15:04:23 | Weblog


たまたま本の広告を見て早速図書館で探したが見つからなかった。
図書館へ購入希望のお願いをすれば、と思ったがアマゾンへ行くと
日本語版のものがあったが、安い英語版もあったので英語版を購入した。
何時も読んでいるサスペンス小説とは違って、単語も平易で読みやすかった。
作者のカワシマ ヨウコ ワトキンスさんがこの悲惨な逃避行をした
1945年は彼女が13才で私は5才の時だった。
自分が戦争を体験しているせいかも知れないけれど、
読み進むうちに涙が溢れて止まらなかった。
涙にかすむ目を拭きながら本を読んだのは初めてだった。
戦争の悲惨さを改めて実感して、益々平和を願わずにはいられない。

私の友人には外地から引き揚げてきた人が何人もいる。
中国で育てられた孤児の様子を見て、
「一つ間違えば、俺も同じ運命だった」とつぶやくのを聞いたことがある。

大根をもらっちゃった

2014-01-18 18:11:40 | Weblog


友人の畑へ案内されて直に大根を引き抜いて貰って帰った。
本当に大きい。
先日も大根を貰って、大きいので驚いたのだが
今度の大根は超大きかった。
煮ても漬けてもすって食べても美味しい。
奥さんは薄くスライスして干している。
無農薬で腐葉土を敷き詰めて優しく育てられた
極上のお野菜だ。
ただただ感謝!

ベルレーヌ詩集

2014-01-13 11:45:33 | Weblog


お正月の楽しみに図書館で4冊本を借りだした。
その一冊がベルレーヌ詩集だった。
中学の国語の教科書で上田敏の訳詩集
海潮音を読んだことがあったように思う。
音読すると、言葉の響きが心にしみいるようで
ただいいな、と思った。
借りているこの詩集を開くと、はじめのところに
詩編1とあって、上田敏と永井荷風の訳詞がある。
そこに 上田敏の海潮音よりの “落葉”が出ていた
秋の日の ヴィオロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し。
鐘のおとに 胸ふたぎ 色かえて 涙ぐむ 過ぎし日の おもひでや。
げにわれは うらぶれて さだめなく とび散らふ 落葉かな。
口ずさむと、秋の日のベルレーヌの心境になったような気持ちになる。

三浦哲郎の愁月記を読む

2014-01-12 17:49:47 | Weblog


この本は埼玉福祉会の大活字本シリーズである。
文字が大きくて年寄りには本当に読みやすかった。
三浦哲郎の作品は初めて読んだ。
読みながら、これが私小説なのだと感じた。
自分の身の回りに起こったことを書いているのだと思うのだけれど
“私”と言う領域を超えて訴えてくるものがあった。
文章の素晴らしさが醸し出す香りに浸ってしまったのかも知れない。

“スターリンの日々”を読む

2014-01-11 15:17:44 | Weblog


中学の時シベリヤ抑留から生還した先生がいた。
朝起きると隣に寝ていた人が死んでいた、という話を度々聞かされた。
子供心にもその厳しい情景が思われて、戦争の悲惨さが恐ろしかった。
70才を過ぎた今、偶々図書館で見つけた“スターリンの日々”を読んで
人間をまるで虫けらのように扱う冷酷さに身震いを覚えた。
しかし、スターリンだけでなく、あの戦争に日本を向かわせた人々の
無責任さも大差ない。
本当に空しく散った人々のことを考えるなら
戦争指導者合祀の靖国神社参拝は
現職総理大臣がするべきではない、と思う。
先生のシベリヤの話を昨日のことのように思い出した。
世界を見渡すと方々で戦争が続いている。
何が争いを作り出すのだろうか。
それは誰もが心に持ち合わせている
欲望という魔物か。

正月三日の海辺

2014-01-03 18:20:00 | Weblog


風もない好天の正月三日。
何時も通り自転車で海岸を走った。
沢山の釣り人で賑やかだった。
若い家族連れの竿に鰯が一度に五匹もかかって
みんなで大騒ぎ。
おとうさんが子供たちに”爆釣”だ、と大声を出していた。
おかあさんは必死でカメラを向けていた。
これは楽しい思い出になるだろう。
子供の時の体験は一生心に残るものだ。

元旦の渚

2014-01-02 10:26:42 | Weblog



このきれいな海が汚されずにずっと続いて欲しい。
自然は一度壊されると元には戻らない。
この海辺も長い裁判闘争を経て結局半減してしまった。
悲しいことだが政治は環境よりも経済優先を優先する。
もうこれ以上浸食は許されない。