たまたま本の広告を見て早速図書館で探したが見つからなかった。
図書館へ購入希望のお願いをすれば、と思ったがアマゾンへ行くと
日本語版のものがあったが、安い英語版もあったので英語版を購入した。
何時も読んでいるサスペンス小説とは違って、単語も平易で読みやすかった。
作者のカワシマ ヨウコ ワトキンスさんがこの悲惨な逃避行をした
1945年は彼女が13才で私は5才の時だった。
自分が戦争を体験しているせいかも知れないけれど、
読み進むうちに涙が溢れて止まらなかった。
涙にかすむ目を拭きながら本を読んだのは初めてだった。
戦争の悲惨さを改めて実感して、益々平和を願わずにはいられない。
私の友人には外地から引き揚げてきた人が何人もいる。
中国で育てられた孤児の様子を見て、
「一つ間違えば、俺も同じ運命だった」とつぶやくのを聞いたことがある。