ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

お正月が来た

2012-12-28 14:17:23 | Weblog

「お父さん 見た」
「何を」
「床の間のお酒とお花」
全く気付いていいなかった。
女の人は本当に大変だ。
七十を越すとお正月の準備も疲れるからもう例年のようにはしないと言いながらせっせと買い出しをしてきて、少しずつ料理をしては冷凍をしている。
食べ盛りの孫が、お婆ちゃん”これこれ”が食べたいの、と注文してくるとぶつぶつ言っているが、それでも嬉しそうに注文の料理作っている。
うちの味をみんなに味わって貰いたいのだろう。
なんと言っても一番の自慢はひいばあちゃんから受け継いでいる”お雑煮”だろう。
具材は穴子、瀬戸貝、人参、ごぼう、大根、水菜、かまぼこ、の七品が入っている。
これが実に美味い。みんな大好きだ。
穴子はかなり早く買って焼いていた。
瀬戸貝も品薄の年もあるので早めに探して冷凍していた。
何もしないと言っても、お婆ちゃんは中々休めない。

若者使い捨てのブラック企業

2012-12-24 15:11:42 | Weblog

今野晴貴さんの”ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪”を読んだ。
”あの有名企業も「ブラック」化している!若者を使い捨て、日本の未来を奪う。その恐るべき手口とは?”のコピーに思わず手がのびて買ってしまった。
1500の労働相談をもとに色々取材されて書かれたものだろう。
確かに外からではうかがいしれない会社内部の闇もあるだろう。しかし一方的に非難しても始まらない。
雇用側からすれば入社した人はみんな会社の目標に沿って各人の能力を発揮して貰うことが主眼のはずだ。
しかし両者の間にミスマッチが起きたとき、どのように解決するか、は難しい問題をはらんでいる。
若者にとって就職は人生にとって重大な意味を持っているから、自分に合っていないと思える仕事を続けていくべきか、それとも転職をすべきかを思い悩み、人生の岐路に立って、精神的に辛い状態に陥ってしまうかもしれない。
そして一方企業は向いていない仕事に悶々として業績を上げれないでいる若者に優しく手を差し伸べ指導する余裕はない。
果たしてどちらが悪いのか、一方的に軍配はあげれない。
現実に近くの大企業の社長が創業間もない頃、「新入社員は必要人数の倍ぐらい入社させて、半分ぐらい残ればいい」と言っていたのを聞いたことがあった。社員を何と思っているのだろうと腹立たしく思ていた。実際働いていた人が沢山辞めていった、とも聞いた。
しかしその後も会社はドンドン大きくなって、昔のような噂は聞かなくなってきた。今では社内結婚を奨励したりスポーツに力を入れて結構変身を遂げている。
労働問題は厄介だ。個人に関する問題は本当に厄介だ。職場での個人へのパワハラはその限界認識と顕在化の特定が中々難しい。
読み終えても解決方法は見えてこない。結局は個人の問題に行き着いてしまう。個人が能力をつけて荒海を乗りきっていかなければならない、と言うことになるのだろうか。
50年前とは違って、今の若者たちは本当に厳しい時代を生きていると思う。
精神を鍛え頑張って欲しい。

アクションスリラー小説

2012-12-23 15:50:11 | Weblog

ぼけ防止に辞書に首ったけにになりながらアメリカやイギリスのアクションスリラー小説を読んでいる。
今回はDAVID BALDACCIのThe Innocentを読んだ。An assassin with a mission. But whose side is he on ?
アメリカの秘密機関の殺人ライセンス保持者のサウジの反体制派の王族の殺害失敗から始まってアメリカ大統領とサウジの皇太子殺害に発展して、間一髪で阻止する、息詰まるスリルとサスペンスが繰り広げられて、600ページを一気に読み終えた。
アメリカは世界中で戦争をしている国だから、闇から闇の殺人組織が本にあっても不思議ではないと思えた。
事実は小説よりも奇なりと言われるように、小説以上に闇の動きが、見えない所でうごめいているのかもしれない。
恐ろしいことだが世界の紛争地域の出来事を見ていると我々日本人には想像も出来ないことばかりのように思える。
しかし日本人も太平洋戦争のような悲惨な戦争をして、自国民もとより沢山の国々の人々を不幸にした歴史があるから大いに気をつけなければならない。

原発廃止

2012-12-22 15:22:09 | Weblog


広瀬 隆さんの”原発ゼロ社会へ!新エネルギー論”を読んだ。
この本に書かれていることが全て正しいとは思わないが、大いに啓発された。
福島の原発事故が起こるまでは原発が一番安いエネルギーだと思っていた。
ただぼんやりと放射性物質を最終的にどのように処理するのかと言う問題を考えていたが、現実に放射能が降り掛かって住めなくなったり、廃炉や除染、そして最終的に放射性物質が安全になるまでの、気の遠くなる長期にわたる安全な貯蔵施設などの問題を考えると恐ろしくなってきた。
人間の英知を超えた、コントロール出来ない物質を何故使い続けて行かなければ我々の生活が成り立たないと言う訳でもあるまい。
石油、ガス、石炭などのコントロールできる設備に原子力につぎ込んでいるお金を使えば遥かに安くて、安全な電気エネルギーや熱エネルギーが確保出来て安全で快適な社会が出来上がるのではないだろうか。

なにも大規模なネットでなければエネルギーの供給が出来ないと言うことはない。
誰でも電気が作れて、ただ道路のように、送電の管理は地区の行政なり管理会社が行い、条件を満たせば乗り入れ自由の方式を国を挙げて取り組めば解決するのではないだろうか。
この本のリニアモーターカーの新幹線に関する所で、電力消費の凄さにビックリさせられた。
新幹線並みの便数を走らすと原発3基分もの電力が必要と書かれていた。
この事業にも原発がからんでいるのか???
確かに技術の進歩は必要だが、何が一番国民にとって大切か、を政治家は確りと見極めて国の舵を取って欲しい。
国の役目は原発廃止の工程表を確り作って、安全な新技術確立のブレイクスルーに強力に取り組むことだ。

鯉が悠々と

2012-12-20 11:13:46 | Weblog


わが町の水源の森を源流にする一番の川は冬でも今年は枯れずに流れがある。
橋の上から川面を眺めていると何か動いたようなので目を凝らして見ると40センチも50センチもある大きな鯉が沢山悠然と泳いでいた。
釣っても網ですくっても簡単に獲れるはずだが今は誰も釣りなどはしていない。
私たちが子供の頃は鮎や鮠(はや)を追い掛けて網や針金で金火箸のようなものを作って、振り回しながら水面を叩いたりして魚を必死で追い掛けたものだった。
近くの小さな川にも驚く程の大きな鯉がいるけれど殆ど関心を示す人はいない。
少し前になるが、中国の人を見かけるようになった頃投網を打つ中国人を見て驚いたことがあったが、今はもうそのような光景はない。

笹子トンネルのアンカー脱落

2012-12-14 15:10:10 | Weblog
この事故のニュースを観て真っ先に頭をよぎったのは何らかの自然の力がトンネルに加わってひずみが生じ発生した事故だろうと思った。日本の土木技術は最高だと思っていたのでまさか人災だとは思わなかった。残念だ。
私もアンカーボルトを打って重量物を壁面から持ち出したり、吊り下げた経験があるが、安全には本当に気を使った。
もし抜ければどうなるかを考えて安全率を倍にしたり、抜けても落下しないように二重の備えをしていた。
今回の事故を見て一番思うことは、トンネルを作ることが土木工事の主眼になっていて、天井部分の工事に重点を置いていなかった結果だ。
何故真中の部分だけで真下方向に荷重が加わるなるボルトを接着剤で固定して、天井板を吊り下げていたのか理解出来ない。
ケミカルアンカーを使った経験からすると、垂直の穴へ完全な状態で施工するのは困難だと思う。
安全を第一に考えるとアンカーの位置を倍にして1枚に1カ所のアンカーで吊り下げ、アンカーの角度を変えボルトにかかる力が垂直にならないようにしておれば、吊り下げ荷重が半分になって、アンカーの垂直方向への引き抜き荷重が大きくなって抜け難くなったはずだ。アンカーやボルトの工事費用などは全体の工事からすればそれほどの額ではなかったのではないだろうか。
私が設計して工事をするのであれば更に天井板を受ける側面の受けを確りと作って、左右2枚の板の真中部分で確りと接合して両サイドの受けだけで自重を支えられるようにしただろう。
一番の問題は、「予算がないから仕方ない、」と言うだろう。
誰が責任を取るのだろう。
亡くなった人のことは??
報道では、死亡何名・・とこともなげに言われるけれど、みんな人生があったはずだのに・・・・・

56年前のパーカー万年筆とモンブラン万年筆

2012-12-12 11:57:29 | Weblog


56年前高校の入学祝いに父から貰ったパーカー万年筆を今も使っている。
胴へ私の名前が英字で彫られている。
先日新聞のパーカー万年筆の全面広告を見て自分のものと見比べてみた。
確かに今のものはデザインも機能もいいようだった。
三越の文具売り場に陳列されていた現品も見た。
本当にいいな、と思ったけれど、値札は2万も3万も超えたものものばかりだった。
店員さんの「どうぞ試し書きしてみて下さい」の甘い誘いの言葉にも負けず売り場を離れた。
この万年筆で一番凄いとろは56年も経っているにも拘らずインク壷からインクを直接吸い込む能力だ。
こんなにも永く朽ちることもなく使うことが出来るのは本当に驚異だ。
同じ時代のモンブランも持っているが、これの作りは胴の部分のねじ込みを回して二つに分けてスポイドを使ってインクを入れるようになっている。
ゴムの部分がないから朽ちてしまうことはない方式だがインクを入れる時内部が見えないものだから入り過ぎていて、蓋をすると二つの部分の間からインクがいつも溢れてくる。
汚れを拭いて使っていても万年筆を持っている指先がいつの間にかインクに染まってきている。
二つの万年筆には夫々いいところがある。
パーカーは大きく太めの文字が書ける。
モンブランは少し細めの文字が書ける。
気分に合わせて使っている。
中学生の頃万年筆が流行っていたのが懐かしい。

突堤無人

2012-12-09 16:43:45 | Weblog


北風だ。
今日は寒い。
港湾は砂浜に岸壁が1キロ続き、その先に突堤が500メートルのびている。
突堤には何時もは数人は釣り人がいた。
しかし今日は無人だった。
突堤の500メートルの直線を必死でベダルを踏んで時速20キロ超えをした。
向かい風の中でのダッシュは長くは続かなかった。
それでも少しの間寒さがどこかへ飛んでいった。

もうすぐクリスマス

2012-12-08 17:52:35 | Weblog


すっかり葉が落ちてしまったブドウのアーチにブルーの小さな明かりが明滅している。
誰も見る人もいないけれど家内は一人楽しんでいる。
玄関のドアーにリース飾り、応接のテーブルには小さなおもちゃのツリーと写真のフラワーアレンジメントが置かれている。
我が家は真宗の檀家なのに不思議に思いながらも、この時季になるとクリスマスのデコレーションが心を和ませてくれる。
法然や親鸞が何時生まれたかは知らないけれどキリストの誕生日はみんなが知っている。
(調べると誕生日ではなくて降誕の日と出ていたけれど・・・)