ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

シルエット

2013-10-30 10:07:11 | Weblog


軒下へ干された渋柿に朝日が射すと障子にシルエットを映し出す。
最近は洋風に憧れることもあるけれど
晩秋の日だまりに映える干し柿のシルエットは和の素晴らしさを教えてくれる。
年のせいかも知れないけれど・・・・

干し柿づくり

2013-10-29 14:38:41 | Weblog


先日近所でもらった柿はなますで食べた。
今度はいとこがキャリー一杯の渋柿を届けてくれた。
早速大奮闘して軒下へ吊り下げた。
何日すれば干し上がって甘くなるのだろうか。
楽しみだ。

皮を剥いていると指に柿渋が付いた。
これが和傘などに塗られている柿渋らしいのだが
実際は渋柿の未熟な果実をつぶした汁液を醗酵させたものらしい。




てんぷらラーメン

2013-10-23 09:37:31 | Weblog


貴金属などを扱っている人が、東京の営業マンが来ると何時も昼食にてんぷらラーメンを所望され、
これは美味しい、東京では食べたことのないラーメンだと喜んでいる、と聞いて、先日その噂の食堂へ行ってみた。
のれんをくぐると店内は昔の食堂、と言う佇まいで、テーブルが6つほどあった。
常連の人や馴染みの人が奥にいて、私と家内は入り口近くに座った。
隣にはビールとラーメンを食べている中年のご夫婦がいた。
我々は噂のてんぷらラーメンを注文した。
絶賛するほどではなかったけれど、結構美味しかった。
てんぷら、と付けば700円以上と思いきや、ワンコインの500円だった。
しかもてんぷらのエビは地物だった。
東京の人が喜ぶはずだ。

そこは戦後直ぐに出来た創業70年は超えている食堂で
先代の店主は市会議員も務めた町の一風変わった有名なおじさんだった。
自分の記憶ではその食堂で食べた記憶はないけれど、おじさんはよく知っていた。

鏝絵(こてえ)

2013-10-22 20:25:09 | Weblog


飲み屋通りで新しい店が建築中だった。
以前は大きな鉄筋三階建ての、安いと評判の店で、友人達と度々行ったことがあった。
経緯は知らないが何ヶ月か前に通ったとき廃業していたので驚いた。
ところが二三日前に通ると店名が変わっていた。
変わった店づくりで、入り口の両脇に鏝絵の波形が浮き上がっていた。
職人さんが三人中腰で仕上げ作業をしていた。
隣町は昔から鏝絵が有名だとは聞いていたが、自分の町の左官職人さんが鏝絵をしているのは初めて見た。
今の建物は土壁ではなくて防水シートを張ってボードで仕上げる工法ばかりで左官さんの出番は皆無に近い。
そう言った環境の中で左官さんが鏝絵を描いている現場に出くわして本当に驚いた。
思わず声をかけて、写真を撮らせてもらった。

鏝絵を取り入れてくれたお店の主人に拍手!
是非一度食事に出かけてみよう。

三十年前に建てた我が家はまだ土壁の時代だった。

蜘蛛の糸

2013-10-21 10:54:59 | Weblog


石段を下りようとして空を見上げると小さな枝が空中に浮いていた。
目を凝らすとクモの糸が光を受けて光った。
一本のクモの糸にぶら下がっていたのだ。
クモの糸の丈夫さに驚いた。
二時間ほど自転車で走って石段を上る時もまだそのままの状態だった。
ふと芥川龍之介の蜘蛛の糸を思い出した。

仁王門

2013-10-18 10:14:11 | Weblog






好天に誘われてサイクリング。
10キロほど走った。
毎日出かける海とは逆の山の方へ行ってみた。
戦時中疎開していた田舎の家がまだあった。
そばの川沿いを行くと昔桜で賑わった公園に出た。
今は桜の数も減って淋しくなってしまっている。
そこに架かる橋を渡ると満願寺と言う古いお寺に出る。
珍しく、お寺と神社がある。
境内へ続く参道の石の鳥居を抜けると満願寺がある。
そして寺の山門をくぐって本堂を通りずんずんと進んで
杉林の山道から石段へ出て、息が弾むほど上がって行くと
神社があった。
昔は神仏混淆だったようだけれど今は珍しい、と思う。
それにしても静かだった。
静寂の中に一人だった。

稲刈りが始まった

2013-10-15 10:10:08 | Weblog


今稲刈りの真最中だ。
よそと比べると少し遅いのかも知れない。
まだ刈られていない田圃の方が多い。
この田圃は一気に二台の稲刈り機で収穫していた。
昔と違ってあっという間に一反ぐらいの田んぼの稲刈りは終わってしまう。
今では直接稲穂に触れるのは
機械を入れる部分のほんの少しを鎌で刈ることしか残っていない。
それでも稲を育てるのも大変みたい。
水の管理、雲霞の被害への対応などなど・・・・
外から見ると植物は自然に大きくなるのでは、と簡単なように見えるけれど
お百姓さんと話していると、
実際には子供を育てることと同じように愛情と手間がかかっている、と力説された。
最もなことだと思った。

金木犀の香り

2013-10-10 12:03:55 | Weblog



外へ出ると金木犀の花の匂いがした。
玄関脇に丸く刈り込まれた金木犀がある。
咲き始めていた。
向かいの家にもそしてその向こうの家にはとても大きな金木犀がある。
毎日のサイクリングコースの狭い田舎道の家々の庭に金木犀が植わっている。
この季節は何処もかしこも金木犀の香りで満ちている。
忘れずに巡ってくる自然の成り立ちを知る季節でもある。
今年も秋が来た。

黄色い彼岸花てあるの

2013-10-03 18:28:33 | Weblog


何時ものサイクリングでの坂道を自転車を押して上がっていると、
一本黄色い花が咲いていた。
近づいてみると、どうも彼岸花のように見えた。
しかし彼岸花は赤い花と思っていたからとても不思議な気がして、
シャッターを切った。
後で調べてみると、たまに白い花が咲くことがある、と書かれていた。
それからするとこの花が彼岸花かどうかわからない。
一本しか咲いていないのも気にかかる。
支え棒があったのも又気になった。
しかし突然黄色い花が咲いても、
自然界では不思議ではなくよくあることなのかも知れない。

来島海峡大橋を間近に見る

2013-10-02 19:04:21 | Weblog


天気がいいので弁当を作ってもらってサイクリングに行く。
海岸沿いにドンドン走って40分。
来島海峡大橋が間近に見える漁港の突堤に出て弁当を食べた。
本当に気持ちがよかった。
一人釣り人がいて、尋ねると、イカを狙っていた、と答えてくれた。
向いの突堤にも5人ほどの釣り人がいた。
少し見ていたが釣れる様子はなかった。
釣りも中々難しいようだ。
多分釣り人はじっと海の動きを見ていることが楽しいのだろう。
心が豊かなのかも知れない。