ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

12月になって聴きたくなる歌たち

2024-12-04 21:34:58 | うた

12月だというのに、雪ではなく雨が降っている。

12月の雨、だね。

 

12月の雨」といえば、ユーミンの楽曲にそういうのがあったよね。

♬雨音に気づいて 遅く起きた朝は まだベッドの中で 半分眠りたい

小学生のころ、当時通っていた小学校で12月1日は、毎年学芸会の日と決まっていたのだが、いつも寒い日だった。

その日は、なぜかいつも雪が降った。

冬になるのだなあ、といつも思っていた。

 

そう言えば、槇原敬之の「冬がはじまるよ」という歌もあったな。

♬冬がはじまるよ ホラまた僕のソバで すごくうれしそうに ビールを飲む横顔がいいね

…この歌が流行っていた頃は、12月になると、ビールじゃなく、うまいのは熱燗でしょ…なんてヤボなことを、私はぶつぶつ言っていたっけ。

 

さて、「12月の雨」「冬がはじまるよ」と歌のことを書き始めたら、毎年12月の今ごろに自分が聴きたくなる歌が、いくつかある。

私でなくても日本で代表的なものには、山下達郎の「クリスマス・イブ」だよなあ。

毎年年末になると、今でもヒットチャートを駆け上がるのだから、大したものだ。

それ以外の、好みの曲を上げてみる。

 

前にも書いたことがあるけれど、この時期ぴったりだと思うのは、「一緒に…」だなあ。

♬偶然の帰り道 意味のない言葉と 白い息の横顔 思い返してる

靴紐のとれた坂道 粉雪が落ちて 君の背中光っていたね

…寒さの中、粉雪が降り始め、歩いている若い二人の情景が目に浮かぶ。

そして、「一緒にいたいとはじめて思った」と、自分の恋心に気づく。

12月この道で 手を繋いで歩きたい

好きだなあ、この歌。

 

俗にいう裏日本の冬の始まりは、雷だ。

太平洋側に人には理解しがたかった、アリスの「冬の稲妻」。

これも前に書いたことがあったな。

関東の人たちには、空気が乾燥して毎日が晴れるのが冬。

だけど、こちらでは、「雪起こしの雷」が鳴ると、雪が降る。

♬あなたは 稲妻のように 私の心を 引き裂いた 蒼ざめた心 ふるわせて 立ちつくすひとり 立ちつくす

「冬の稲妻」は、雨から雪に変わっていくことを告げるのだよな。

今年はまだだけど、雪起こしの雷の音は近いうちに聞くことだろう。

 

12月といえば、クリスマスの月だ。

山下達郎の「クリスマス・イブ

稲垣潤一の「クリスマスキャロルの頃には

辛島美登里の「サイレント・イヴ

この3曲は、私にとってクリスマス3大名曲だなあ。

 

あともう一曲、私の心に残っている曲が、佐藤隆の「12番街のキャロル」だ。

この曲の詩は、谷村新司によるものだった。

谷村新司が歌うバージョンのものもあるのだが、私は佐藤隆が歌う方が気に入っている。

♬あなたのために歌う 想い出のキャロル あなたに聞こえるかしら 私のために歌う 別れのキャロル  12番街に消えてゆく

 

この歌のサビでは、「もっと」が8度も繰り返される。

そこに、思いがあふれてくる。

せめてもっともっともっともっと もっともっともっともっと あなたに甘えたかった 

けれどきっときっときっときっと 希望のない愛だからこそ 噓だけはなかった愛だと信じてる

…うーん、なんだかとても心を打つんだよなあ。

 

こんな歌たちを聴きながら、また今年最後の月、12月が過ぎていくのだなあ…。

 

コメント (2)
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