ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

8・28水害の記憶が、冷静な判断につながっていた

2022-08-05 21:34:46 | 新潟
昨日の豪雨で大きな土砂崩れの被害を受けながら、死者等を出さなかった村上市小岩内地区。
区長が、冷静な判断で、集落の全員をきちんと避難させていたのがよかったということを、各局で放送していた。

何でも、市から避難指示が出ていたので、消防団員を使って各戸を回らせ住民を地区の公民館に避難させたのだそうだ。
だが、公民館ではまだ危ないと感じて、さらに高台の家々に分散して避難させた。
その勘は正しかったようで、公民館には壊れた家の建物や無数の流木がぶつかっていたから、危なかったとのこと。

区長は、「過去に8・28水害のことがあったから」ということを言っていた。
8・28水害(はちてんにはち すいがい)とは、昭和42(1967) 年8月28日に起こった豪雨災害のこと。
豪雨によって、新潟県の下越地方から山形県西部にかけての広い範囲で河川の氾濫、土砂災害等が発生したのだった。
胎内川流域の胎内市(旧北蒲原郡中条町、黒川村)では、胎内川の氾濫や支流小河川の土石流により、あわせて死者・行方不明者42人、重軽傷者275人、住宅全半壊313棟、床上・床下浸水約6000棟という大きな被害を受けた。
その災害で亡くなった人たちを悼み、教訓としてその災害を忘れないために、今でも旧黒川村では8月28日に慰霊式を行っている。
私も、そちらに勤務していたときには、3年間この式に参加した。
県内の他市町村や山形県でも、計134人の死者・行方不明者が出るなど大きな被害を受けたから、この水害は羽越災害ともいわれている。
区長の言葉は、その過去の水害を教訓にして、早めの避難や命を守るための行動をとることができたのだということを意味している。

同様に、今回大きな被害を受けた関川村では、「大したもんじゃ祭」という大蛇の祭りを行うが、その祭りは羽越水害とのかかわりが大きい。
その水害では、村で死者・行方不明者34人など多くの犠牲者を出しており、惨事を忘れることなく次代へ引き継ぐため、8・28水害の数字を取って82.8mとなったということだ。
また、阿賀町の三川中学校では、合唱組曲「阿賀野川」が歌い継がれている。
その歌には、8・28水害のことが大きく扱われ、毎年生徒たちに歌われている。

私は、昭和42年当時小学5年生だったが、当日は1日中強い雨が降ったのを覚えている。
自分の住む集落には大きな被害はなかったが、それでも近くの坂道がみにくくえぐれてしまったことが印象深く残っている。

それから55年。
年輩の人間たちには、その水害の記憶が教訓となって、とった行動が犠牲者を多くしなかったことにつながったのだ。
それを思うと、命だけは助かって、よかったなあとしみじみと感じるものがある。

もちろん、これからの後片付け作業や、これからの住まいや暮らしのことを考えるととても大変なことも分かる。
でも、命にまさるものはないのだ。

命を守った過去の災害の記憶。
今回の災害のことも、記憶に残し、後世への教訓となってほしいとも思う。
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TV中継とはいえ、長岡大花火は素晴らしかった

2022-08-02 22:01:10 | 新潟

【今年の長岡花火のポスター】

長岡の大花火が、3年ぶりに行われた。
新潟県にいながら、会場近くまで行って見たことがない私。
今年も行くことはなかったが、NHKのBSプレミアムの生中継でその一端にふれることができた。
以前も、中継を見たことはあったが、今年は心への響き方が違っていた。

NHKのゲストで来ていた平原綾香が、自身の歌唱曲「ジュピター」が入った「フェニックス大花火」を見て涙していたが、その気持ちが分かるような気がした。

長岡の大花火は、ただ単に美しい花火大会というわけではない。
花火の始まりの際には、大戦の鎮魂を願っての「白菊」が打ち上げられる。

そして、「フェニックス」には、中越地震からの復興の願いがこもっている。

あんなに美しい花火が、あんなにたくさん次々に打ち上げられる。
見事と言うしかない。
すばらしい芸術だと思う。
わずか数秒しか持たない、はかない光の芸術。
あれだけの花火を作るのに、いったい何人ぐらいの人がかかわっているのだろう。
いったいどれだけの時間をかけているのだろう。

平原綾香が、「花火の音は、胸、背中、腹に響く」と言っていた。
いろいろ抱えていた胸がすっとする。
背中を押され、勇気が出る。
お腹に響いておなかがすく。
…とか。
なかなか言い得ている。
うなずいてしまった。
もっとも、3つ目の腹の件は、「腹がすく」のではなく、決意の意味で「腹がすわる」の方がいいと思うのだが。

それはともかくとして、同じ火薬でも戦争に使われるのと花火大会に使われるのでは、まったく違う。
今のご時世では、そんなことを考えざるを得ない。
人を傷つけたり殺したりするために使うのではなく、こうして人の心を癒したり元気づけたりするために使われるものであってほしい。
花火の中継を見ながら、そんなことを強く思った。


【2020年の長岡花火のポスター】

COVID-19感染症の拡大のために、2年続けて中止されていた長岡大花火。
たくさんの人に、様々な思いを抱かせてくれたことと思う。
かたい決意で実行してくれた人たちに、心から感謝したいと思う。
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インターハイ男子バスケ、開志国際惜しかった!

2022-08-01 20:04:37 | 新潟
惜しかったなあ、開志国際高校。
インターハイ男子バスケットボール決勝。
福岡第一高校との決勝戦。
何せ、終了6秒前まで勝っていた。
2点差でリードし、あと少しというところで、相手に3点シュートを決められてしまった。
76-77の1点差。
惜しむらくは、最終盤に5ファウルで中心選手2名が退場になってしまったこと。
それがゆえに、残りの時間でマイボールで保持すれば、栄冠はもう目の前だったのに、相手の強いプレスに、エリア内でボールを失ってしまった。
うーん、惜しいなあ。
4年前の初出場初優勝以来の全国制覇は、もう目の前だっただけに惜しかった。
開志国際は、個性的な選手たちが魅力的なプレーを見せていただけに、残念だった。

新潟県の高校男子バスケは、帝京長岡と開志国際との2強時代が続いている。
福岡県も、福岡大大濠と福岡第一の2強が競い合っている。
去年は、帝京長岡がインターハイもウインターカップも、福岡大大濠に負けて準優勝だった。
今年は、インターハイで福岡第一に敗れて、開志国際が準優勝。
新潟県の2強が、全国レベルで、しかもトップレベルで切磋琢磨しているのだから、すごい。
しかし、決勝でいずれも福岡県の高校に敗れているのだから、悔しい。

今回、決勝に進出した福岡県と新潟県には、ウインターカップでは、3校の出場枠が与えられることになったらしい。
いかにも全国の高校トップレベルの県らしいではないか。

さて、「捲土重来を期す」という言葉がある。
開志国際にも、帝京長岡にも、その言葉通り、年末のウインターカップでリベンジを果たし、新潟県の高校による全国制覇の偉業を成し遂げてほしいなあ。

…あ、2校で優勝はあり得ないか。
じゃ、2校で決勝戦だ。
そうなることを、冬に期待しよう。
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身長164㎝「越後の牛若丸」西武の滝澤夏央選手、デビュー2日連続お立ち台

2022-05-14 22:40:36 | 新潟
身長164㎝。
プロ野球選手としては極めて小柄、球界一の小粒選手。
そして、高卒ルーキー。
されど高校時代は、甲子園には出場できず。
おまけに、育成ドラフトでようやく入団した選手。

そんな選手が、なんと昨日今日と連日勝利のお立ち台に上がった。
その選手は、西武ライオンズの滝澤夏央。
8月生まれで夏の真ん中に生まれたからの命名だそうだ。

彼は、新潟県上越市の出身。
関根学園高校という、中央では全く無名の高校出身選手だ。

その彼が、昨日支配下登録されて、即スタメン出場した。
その試合では、プロ初の内野安打を放ち、俊足を生かして同点のホームを踏んだのだった。



この日のもう一人のヒーロー中村選手と並んでお立ち台に立ったら、彼の体の小ささがひときわ目立った。
デビュー戦でお立ち台だなんて、なかなかない。
ラッキーもあるけれど、そのチャンスは本人が努力してつかんだものだ。
すばらしい!

…そう思っていたら、なんと彼は、今日もヒーローとなりお立ち台に上がったのだ。



デビューして2日連続のスタメンで、2日続けてチームの勝利に貢献し、連続してお立ち台に上がるなんて、そんなすばらしいことをやった選手は、なかなか見ない。
まして164cmの小柄な育成ドラフト上がりの18歳が、終盤の7回に2点負けている2死一、三塁の場面で同点3塁打を放つとは。
さらに、敵のミスをついて勝ち越しのホームを踏むなんて、間違いなくヒーローだ。

まさに、ラッキー「ボーイ」の名にふさわしい。
この活躍は、うれしいなあ。

日刊スポーツの見出しがいい。
「越後の牛若丸」だもんね。

佐々木朗希投手が「令和の怪物」なら、滝澤選手は「令和の牛若丸」かもしれないね。

先日の、巨人の菊地投手や阪神の渡辺投手に続き、楽しみな選手が出てきた。
いや、もっと楽しみな存在かもしれない。

彼は言う。
「この身長でもできるという夢や希望を、与えられる選手になれるようにがんばりたい。」
その言葉の真の実現を、同じ新潟県人として心から期待するばかりだ。

がんばれ、滝澤夏央選手!!
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新潟県出身選手の2人が連日の活躍 ~プロ野球巨人阪神3連戦で~

2022-05-01 20:34:42 | 新潟
新潟県出身の野球選手はさほど多くはない。
実力で言えば野球後進県に当たる新潟県。
そこからドラフト指名されてプロ野球する選手は、そんなに多くはない。
近年、独立リーグBCリーグの新潟の選手から育成ドラフトなどで指名される選手は増えているようには思うが、新潟県出身の有名なプロ野球選手をあげよ、と言われても、「ええっと?」と悩む人は多いだろう。
それほど、日本プロ野球の1軍で活躍する新潟県人選手は少ない。

ところが、2日続けて新潟県出身選手の「初」の活躍が話題となった。
その活躍の舞台となったのは、伝統の巨人阪神戦。
奇しくも、2人とも投手であった。
新聞は、いずれも新潟日報紙から。


まず1人目。
巨人の菊地大稀投手。

29日に、昨秋巨人の育成ドラフト6位だった、菊地大稀投手が早くも支配下登録され、その当日にプロ初登板を果たすという、シンデレラ的活躍を見せた。
彼は、新潟県の佐渡島出身初のプロ野球選手である。
高校時代は、佐渡高校のエースとして活躍したが、甲子園に行ったわけではない。
また、高卒でNPBの指名もなく、桐蔭横浜大に進んだ。
4年生のときにそれなりの活躍をしたから、ドラフトで巨人に指名されたのだが、それも育成ドラフトでの6位。
ドラフト終了直前の、注目されないままでの入団であった。
それが、野球シーズンが始まると、イースタン・リーグ12試合に登板し、2セーブ、防御率3・00、15イニングで26奪三振、最速154キロの速球を記録するなどの好成績。
育成選手から支配下登録されるに至った。


この日は、巨人のエースの菅野が早々KOされた後を受けて、4回に登板。
育成から支配下登録となり、登録したその日に登板なので、ユニフォームの背番号が間に合わず、育成の番号が入ったユニフォームだったというのは、なんとも面白いエピソードとして残っていくだろう。
186センチの大型右腕から投じられるストレートには威力があり、最速の154キロをマークした。
変化球でも、落ちる球はなかなかに鋭かった。
ストライクが先行し、テンポよく投げる小気味よいピッチングで、2回を無失点に抑えた。
圧巻の1軍デビューであった。
きっと、巨人首脳陣の信頼を高めただろう。
しばらくは、リリーフで登板する機会が増えそうだ。
佐渡という離島から、プロ野球に羽ばたいた菊地投手。
まだ大学出の22歳の彼の今後の大いなる活躍を期待したい。

2人目は、30日、今度は阪神の渡辺雄大投手だ。

彼は、新人ではない。
年齢も30歳と7か月である。
昨シーズン終了後、ソフトバンクを戦力外となって、阪神に入団した選手だ。
県内の高校野球の名門校中越高校出身だが、甲子園には行けなかった。
大学野球では青山学院大でプレーしたが、卒業後プロ野球の夢を追って、独立リーグの新潟に4年間プレーした。
オフシーズンにはコメリホームセンターでアルバイトをし、オフの週5日、1日8時間以上働くこともあったという。
その苦労人が、2017年の育成ドラフトでソフトバンクに指名され6位で入団。
3年目の2020年に支配下選手登録をされたが、昨年オフにクビになっていたのであった。
阪神とは育成契約だったが、3月下旬に支配下選手としての契約にこぎつけた。

この日は、2-2で同点の6回に、2番手で登板。
最初のバッターにヒットは許したが、送りバントを好フィールディングで2封。
続く2人を連続三振と、好救援は、直後の阪神の逆転勝利の呼び水となった。
これで、開幕から10試合、6回2/3で防御率0.00。
左腕から繰り出すくせ球は、打者にはなかなか打ちづらそうだ。


彼の試合後のインタビューがまたよかった。
「今日、僕が30歳で初勝利したように、阪神がここから巻き返して優勝というのも決して無理じゃないと思います」。
こう言って、阪神ファンを大きく勇気づけ、拍手をもらっていた。
遅咲きの渡辺投手の、ますますの活躍が楽しみだ。

菊地投手、渡辺投手共に出身や過去の経歴が注目されたが、それらは、新潟県出身選手ならではのものだ。
2人の次回の登板、快投、大活躍が楽しみだ。

【追記】
さっそく菊地投手は今日5月1日の試合でもピンチで登板し、阪神の4番大山を3球で打ち取った。
渡辺投手の予言(?)したとおりに、阪神は今日も逆転勝ちして巨人に3連勝し、6連勝を記録している。
大逆転優勝あるある…???
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新潟県出身女子プロゴルファー 高橋彩華プロ、待望のツアー初優勝!

2022-04-24 21:45:08 | 新潟
女子プロゴルファー高橋彩華、ツアー初優勝!
今日最終日だった「フジサンケイレディスクラシック」で、初優勝を果たした。
おめでとう、初優勝!

彼女の名前は、「あやか」ではなく「さやか」と読む。
新潟県(新潟市)の出身。
だから、同県人として応援している。

高校は胎内市にある私立の開志国際高校卒業。
創立して間もない同校を選んだのは、きっとゴルフに集中するためだったのだろう。

彼女がスポットライトを浴びたのは、2016年の日本女子アマチュアゴルフ選手権。
10代で優勝を果たした彼女は、将来を嘱望された。
2018年のプロテストで合格して、プロツアーに参加するようになった。

彼女が生まれたのは、1998年。
この年に生まれた女子プロゴルファーは「黄金世代」と言われるほど多い。
畑岡奈紗、渋野日向子、小祝さくら、勝みなみ、原英莉花らそうそうたる名前が並ぶ。
その数たるや、10人を数えていた。
それらの人たちが次々と優勝を重ねたり、海外ツアーに挑戦したりしていく中で、アマチュア日本一になった高橋彩華が、プロに入ってからは一度も優勝できなかった。
そればかりか、ツアー最終日に最終組で回ることが今まで9度もあったのに、プレーオフまで持ち込むことはあっても、優勝することは1度もなかった。

今季も、過去7戦の戦績は悪くない。
① 41位タイ ②32位タイ ③5位 ④16位タイ ⑤6位タイ ⑥6位タイ ⑦14位タイ
と、予選落ちすることはなく、常に上位にいた。
つまり、かなりの実力者なのだ。
それなのに、優勝できないでいた。

今回のフジサンケイレディスクラシックでは、初日にコースレコードを記録してトップに立つと、翌日もトップをキープし、最終日の今日を迎えた。
「10度目の正直」が実現するといいなと思って、午前中からBSフジでの生中継をずっと見て応援していた。

ところが、なんとスタートの1番、2番をボギースタート。
さっそく首位から陥落した。
ああ、また今回も最終日には崩れてしまうのか、と思い、用事を足すために1時間ほどテレビの前を離れた。
約1時間後、再びテレビをつけると、4番を終えてまた首位になっていた。
なんと3番4番で連続バーディーを取ったのだという。
あいにく次の5番をボギーとして、他の選手と並んだり抜かれたりしてしまったが。

ところが、ここからは我慢のゴルフに徹する。
いろいろとアクシデントにあいながらも、こらえにこらえて、ずっとパーをセーブした。
12番13番でバーディーを取ると、1位にいた藤田さいきがボギーをたたき、再び高橋が首位に復帰した。

過去の9回と違って、途中から高橋のプレーは安定していた。
15番のバーディーで2位藤田との差を2打とすると、上がり3ホールは安定したショットを見せ、雨の中ながら、確実にパーを記録した。
そして、ついに涙の初優勝となった。

よかったなあ、と思った。
新潟県人のスポーツでの活躍はうれしい。
特に、高橋はアマチュアで日本一となっているのに、プロではまだ1勝できていなかった。
9回も最終日最終組で回りながら、1回も優勝できなかったというつらさもあった。
苦労してここまでやってきただけに、涙する彼女の姿は、こちらまでもらい泣きだ。
この1勝で、黄金世代の他の選手にようやく肩を並べることができた。

もともとショットの安定性が彼女の持ち味だから、この勝利で今後の彼女の安定した戦いぶりは一層磨きがかかるのではないかと期待する。

高橋彩華プロ、優勝おめでとうございます。
そして、2勝、3勝と優勝回数を増やしていってください。
同県人として、これからのますますの活躍を祈っています。
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雪ニモマケズ

2022-02-17 21:29:21 | 新潟

2日前に、今まで道路わきに降り積もっていた雪をやっと消し去ることができた。


中庭の雪もだいぶ減らした。


去年は1月に大量に降って閉口したが、今年の雪はなかなかしつこく2月になってからも降ってきた。
でも、この雪消しでひと息つけるかな、と思っていた。

ところが、昨日から今日の午前9時くらいまでの間に、また結構な量の雪が積もった。


家の玄関前についた足跡が雪深い。


30㎝物差しで測ってみると、もう少しで埋もれそうな、積雪25㎝。

これが、昨日から今朝にかけての積雪量。

中庭の、まだ除雪していないところの累積積雪量だと、1mの印の下、およそ78㎝というところか。


このくらい降れば、さすがに明け方に除雪車が通って行った。
それを見て、ため息。

その除雪車が置いて行った雪が、大量で重い。
昨日の降り始めは、湿度の高い大きな雪だったから、重さがある。

だが、誰に文句を言うわけにもいかず、「ま、やるしかない」のだ。

気持ちを切り替えて、家で大事な車庫前と玄関前を除雪する。
ぽっぽと汗をかきそうなくらい、息を荒くして雪を取り除いた。
これがまた、いい運動になるのだ。
おかげで運動不足にはならずに済む。
そんなふうに強がってみたりする。

何度も往復して、ようやくある程度の除雪終了。


2月も半ばだから、これから雪の降り方も少なくなるだろう。
それでも、あと2,3回はこんな降り方をする時もあるかもしれないな。
それが、長年過ごしてきた新潟の冬だから。
雪にめげるときもあるけど、負けずに春の近づきを待つのみだ。
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帝京長岡高、高校バスケウインターカップで決勝進出!

2021-12-28 20:11:37 | 新潟
冬の高校スポーツの大会が、いろいろと開かれている。
先日は、全国高校駅伝があり、男子は中越髙が25位、女子は十日町高が33位だった。
持っている力は出したと思う。
今日は、ラグビー。
初出場の開志国際高は、尾道高に、5-35で敗れた。
意地の1トライゲット。
強くなるのは、これからだ。

全国レベルと言えるスポーツは、サッカーとバスケットボールだ。
今日初日だった、全国高校サッカーは、昨年一昨年と帝京長岡高がベスト4やベスト8に入っている。
今年は、31日に強豪県の鹿児島・神村学園髙と初戦を戦うが、どうなるだろうか。
過去2年のような快進撃を期待したい。

さて、バスケットボールは、女子が2校、男子が3校も出場している。
女子の新潟中央髙、開志国際髙、そして男子の北越髙は、いずれも勝って2回戦に進んだのには、びっくりした。
ただ、2回戦で3校ともすべて負けてしまったけれども、いずれも相手が強豪校だった。
男子の第2代表だった開志国際高は、過去に初出場でインターハイを制したこともあったが、今回は抽選運が悪く、初戦で強豪福岡大大濠髙に当たって敗れてしまった。

順調に勝ち進んでいるのが、新潟県第1代表の帝京長岡高だ。
夏のインターハイでは、決勝で敗れたものの、全国で準優勝していたので、今大会期待して見ていた。
だが、初戦からハラハラする試合展開が続き、なんとか勝ち上がってきたという印象で、今日の準決勝を迎えた。

対戦相手は、福岡県第1代表の福岡第一髙。
2回戦では、新潟県第3代表の北越髙に勝っている。
帝京長岡高は、試合開始から劣勢となった。
一時点差が開いたが、なんとか14-20と6点差で第1クオーターを終えた。
第2クオーターは、互角の展開となり、28-34と6点差のまま、ハーフタイムに入った。
このまま負けてしまうのかなと思いながら、ライブ配信の映像を見ていた。
だが、いい具合に予想を裏切ってくれた。
第3クオーターは、次第に差を詰めていき、とうとう逆転。
このクオーター20-8と、逆に6点差をつけて、48-42で第4クオーターに入った。

勝ちを急いで追いつかれたり逆転されたりしなければいいが、と思っていたら、案の定追いつかれてしまった。
だが、そこから最終盤を迎えると、よく守って積極的にボールを奪取し、最後は決定的な2ゴールを決めて突き放した。
67-61で、福岡第一高を振り切り、決勝進出を決めた。

インターハイに続き、ウインターカップでも決勝進出は、立派だ。
決勝の相手は、開志国際高を倒した以降も勝ち進んだ福岡大大濠髙。
ここまできたら、インターハイで果たせなかった全国優勝を、ぜひとも成し遂げてほしいと思う。

Bリーグで20連敗中のアルビレックス新潟BBや、Wリーグで16連敗中のBBラビッツなど、暗くなっている新潟のバスケットボール界に、明るい輝きを照らしてほしいと思う。
新潟県勢のインターハイ優勝は、過去に3度優勝した三条髙はじめ数校あったが、ウインターカップは優勝校はまだないはずだ。
明日の決勝も、必勝!帝京長岡高!!
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2人のタクマ投手、そして新潟県関係のドラフト指名選手の健闘と活躍を願う

2021-10-11 22:14:17 | 新潟
プロ野球のドラフト会議の日。
興味は、毎年のことながら、新潟県関係で指名される選手はいるのか、ということ。
事前の新潟のローカル局の報道では、新潟医療福祉大学の投手2人が指名されるのではないかと報道していた。

同じ大学の2人には、いくつも共通点がある。
まずは、名前だ。
2人とも「タクマ」という。
桐敷拓馬と佐藤琢磨。
後者の名前は、F1ドライバーかと思ってしまうが同姓同名だ。
そして、2人のタクマは、サウスポー。
また、桐敷は埼玉の本庄東高校、佐藤は新潟青陵髙校の出身だ。
どちらも、県内で強い高校ではない。

その2人が大学野球ではメジャーとは言えない関甲新大学リーグの、新潟医療福祉大学という大学で力をつけて、活躍できるようになったのだ。
2人ともドラフト会議で指名されるといいなあと願っていた。

エースだった桐敷投手の指名は早かった。
ドラフト3位で阪神タイガースの指名を受けた。
ローカルテレビの各局では、午後6時台にさっそくそのニュースを流し、会見の様子を放送していた。
だが、桐敷選手は、同僚の佐藤選手がまだ指名を受けていなかったから、心から喜んでいるように見えなかった。

正規の支配下登録となるドラフトでは、佐藤選手の指名はなかった。
育成ドラフトに入ると、中日は指名がなく、ヤクルトと阪神は1人指名して終了、他に8球団が育成4位までで指名を終えてしまった。
延々と続けたのは、巨人とソフトバンクだけだった。
が、巨人は10位で指名をやめた。
佐藤選手の指名は、まだない。
残るは、ソフトバンクだけ。

その後も指名を続けたソフトバンクが、なんと育成13位で佐藤琢磨投手を指名したのだった。
ソフトバンクの育成指名は14位まで続いた。

ともかく、2人のタクマ投手が、ドラフト指名を受けたのだ。
「親近感というか、同じく切磋“琢磨”してきたので、そこは一緒にプロに入りたい」
と佐藤選手は言っていた。
その願いがかなったのだ。
本当によかった。
タクマ投手2人が同時にプロ入りを決められて。

プロの世界は甘くないだろう。
だが、無名だった選手がドラフト会議に上がることすら難しいのに、2人は指名されたのだ。
自信をもって、がんばってほしい。
新潟県人として、これから2人のタクマの活躍を祈りたいと思う。

なお、育成ドラフトでは、ほかに、
西武の2位に関根学園髙の滝澤夏央内野手、4位に国学院大(日本文理高出)の川村啓真外野手
巨人の6位に桐蔭横浜大(佐渡高出)の菊地大稀投手 
が指名されている。

新潟県関係の若者たちの健闘と活躍を願っている。
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新潟県勢にとって、敦賀気比の壁は高かった ~日本文理も勝てず~

2021-08-20 21:29:41 | 新潟
残念。またしても、敦賀気比。
日本文理も敦賀気比の壁を破れず、夏の甲子園、初戦で敗れてしまった。

敦賀気比 150 010 010  8
日本文理 000 210 012  6

抽選で対戦相手が決まると、初戦は、同じ北信越地区の福井県代表、敦賀気比高校。
甲子園まで行って、北信越大会か!?

雨による順延が6日もあって、ようやく今日、試合が行われた。
両チームにとって、コンディション作りが難しかっただろうなと思った。
だから、先に点を取って、優位に立って試合を進められた方が勝利に近づくだろうなと思われた。

日本文理の投手田中は、それなりにボールが走っていた。
ただ、大事なところで、ボールが打者のベルト付近へ行く。
そうすると、バットに当てられると、よい当たりとなって飛んで行ってしまう。

さっそく1回表から満塁のピンチ。
それでも、犠牲フライによる1点だけに抑えることができた。

その裏、今度は、日本文理が同点に追いつくチャンス、一死満塁。
文理の各打者の振りを見ていても、敦賀気比に対して引け目は感じない。
これは、はでな打ち合いになるな、と感じた。
ところが、そこで打ち気にはやった打者が、ショートゴロで併殺に倒れてしまった。
せっかくの同点あるいは逆転のチャンスだったのに…と、もったいなく思った。

ピンチの後のチャンスをのがすと、2回表、やはりピンチがやってきた。
そこから、一挙に5失点。
前半から6点のビハインドは重い。

途中、2点本塁打などで4点差に迫るものの、また突き放されてしまった。

9回には、ヒットをつないで6-8と2点差に迫り、なおも一死1,2塁と長打で一打同点の場面まで作った日本文理だったが、ここで代打が内野ゴロ併殺打。
残念ながら、ゲームセットとなった。
よくがんばったが、序盤の大量失点が致命傷となってしまった。
戦力に差はなかったと思うが、勝負強さは敦賀気比が一枚上手だったということか。

これで、新潟県勢は、この1年、県代表チームはいずれも敦賀気比の壁にはね返されてしまった。

2020年秋季北信越大会
準々決勝 新潟明訓4-7敦賀気比
準決勝  関根学園4-5敦賀気比

2021年春季北信越大会
1回戦   新 潟2-16敦賀気比
決勝   新潟明訓5-6敦賀気比

2021年全国高校野球選手権大会
2回戦  日本文理6-8敦賀気比

負けた試合でも、どの学校もきわめて接戦をしているのだ。
だが、勝てなかった。
この壁を破らないと、新潟県勢の高校の全国での活躍はないということだ。

日本文理のバッテリーは、まだ2年生。
来月から始まる秋季大会で、捲土重来を期してがんばってほしいなあ。
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