今日は、14時から、アルビレックス新潟の激励会が行われた。
前売りのチケットを売って観客を入れて、本来なら多くのファンの見守る中で行われるところだった。
なのに、オミクロン株と思われるCOVID-19感染症の急激な感染再拡大で、予定が変更され、無観客・オンライン配信で開催されることになってしまった。
ただ、それが、無料で視聴可能になったのは、すばらしいことだ。
そういった変更は、私たち視聴者にとっては、ありがたいばかりだったのだが、広い会場で観客が誰もいない中で開催されるのは、選手やチームスタッフにとって、およそ「激励会」とは遠いものであっただろう。
なにしろ、目の前に広がる観客席には、カメラマンなど撮影スタッフのほかには誰もいないのだから、とても空しい感じだったのではないかなあ。
それでも、激励会は、滞りなく行われた。
最初は、セレモニー。
・主催者でる、アルビレックス新潟の後援会長挨拶
・アルビレックス新潟後援会から、社長への財政支援金贈呈
・クラブを代表する中野社長の挨拶
ただ、私たちが一番見たかったのは、その後の選手たちのトークコーナー。
目の前にサポーターなど観客がいれば、反応があってそのコーナーも盛り上がるだろうけれど、無人の前でカメラだけが回っているのでは、選手たちも気が抜けた感じになるだろうなと思われた。
このトークコーナーは、一度に30人近くの選手と行うわけにはいかないから、7,8人ずつ4部に分かれて行われる。
このコーナーの司会は、平畠啓史さん。
このアルビレックス新潟のシーズン前の激励会には、毎年来て、Jリーグ通ゆえの名司会を務めてくれている。
ただ、特別親しくしているわけでもない選手たちとのトークということで、今回は特に無観客ということで、平畠さんもすごくやりにくいだろうなあ、と思った。
案の定、最初のグループの選手たちの語り始めは、ずいぶん雰囲気がかたく感じられた。
ところが、あっという間にその雰囲気がとけていった。
それは、平畠さんのかもし出す雰囲気がよく、選手たちをのせていくのがうまいから。
最初のグループに、一番ノリがいいGKの阿部選手がいたのもよかったのかもしれないが、なんといっても、平畠さんが事前に準備していた各選手への質問事項と、その反応に対する彼のウイットに富んださらなる返しがすばらしかったのだ。
次のグループでも、3番目・4番目のグループでも、事前に詳しい選手の情報を得ていないとできない質問があったり、あまり知らない選手たちのことでもその反応を見てその場にいる他の選手たちに振ったりして、選手との距離を縮め、グループ全体を盛り上げたりしていた。
いやあ、すごいなあ。
平畠さん、すごい。
さすが、司会のプロだ。
…と、そのすごさに感心した。
その個々の内容については、YOUTUBEでこの激励会を見てもらって、楽しんでもらうことにする。
ぜひ、ご覧あれ。
また、ほかの人がたくさん取り上げてくれるだろうから、激励会の選手の発言等については、ここではふれないでおく。
平畠さんが、単純なサッカー好きな芸能人というだけでなく、すばらしいトーク技術もそなえたすごいプロフェッショナルな人だというイメージに変わった。
いつも、J2リーグのことも気にしてくれていて、人なつこい語りで楽しくサッカー番組を盛り上げてくれる平ちゃんこと平畠さん。
今後は、画面上で彼の姿を見つけたなら、ちょっと尊敬のまなざしで見つめてしまいそうだ。