ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

平畠啓史さんのトーク技術に感心~アルビレックス新潟激励会~

2022-01-15 21:44:08 | ひと


今日は、14時から、アルビレックス新潟の激励会が行われた。
前売りのチケットを売って観客を入れて、本来なら多くのファンの見守る中で行われるところだった。
なのに、オミクロン株と思われるCOVID-19感染症の急激な感染再拡大で、予定が変更され、無観客・オンライン配信で開催されることになってしまった。
ただ、それが、無料で視聴可能になったのは、すばらしいことだ。

そういった変更は、私たち視聴者にとっては、ありがたいばかりだったのだが、広い会場で観客が誰もいない中で開催されるのは、選手やチームスタッフにとって、およそ「激励会」とは遠いものであっただろう。

なにしろ、目の前に広がる観客席には、カメラマンなど撮影スタッフのほかには誰もいないのだから、とても空しい感じだったのではないかなあ。

それでも、激励会は、滞りなく行われた。
最初は、セレモニー。
・主催者でる、アルビレックス新潟の後援会長挨拶
・アルビレックス新潟後援会から、社長への財政支援金贈呈
・クラブを代表する中野社長の挨拶

ただ、私たちが一番見たかったのは、その後の選手たちのトークコーナー。
目の前にサポーターなど観客がいれば、反応があってそのコーナーも盛り上がるだろうけれど、無人の前でカメラだけが回っているのでは、選手たちも気が抜けた感じになるだろうなと思われた。

このトークコーナーは、一度に30人近くの選手と行うわけにはいかないから、7,8人ずつ4部に分かれて行われる。
このコーナーの司会は、平畠啓史さん。



このアルビレックス新潟のシーズン前の激励会には、毎年来て、Jリーグ通ゆえの名司会を務めてくれている。
ただ、特別親しくしているわけでもない選手たちとのトークということで、今回は特に無観客ということで、平畠さんもすごくやりにくいだろうなあ、と思った。

案の定、最初のグループの選手たちの語り始めは、ずいぶん雰囲気がかたく感じられた。
ところが、あっという間にその雰囲気がとけていった。
それは、平畠さんのかもし出す雰囲気がよく、選手たちをのせていくのがうまいから。
最初のグループに、一番ノリがいいGKの阿部選手がいたのもよかったのかもしれないが、なんといっても、平畠さんが事前に準備していた各選手への質問事項と、その反応に対する彼のウイットに富んださらなる返しがすばらしかったのだ。

次のグループでも、3番目・4番目のグループでも、事前に詳しい選手の情報を得ていないとできない質問があったり、あまり知らない選手たちのことでもその反応を見てその場にいる他の選手たちに振ったりして、選手との距離を縮め、グループ全体を盛り上げたりしていた。

いやあ、すごいなあ。
平畠さん、すごい。
さすが、司会のプロだ。
…と、そのすごさに感心した。

その個々の内容については、YOUTUBEでこの激励会を見てもらって、楽しんでもらうことにする。
ぜひ、ご覧あれ。
また、ほかの人がたくさん取り上げてくれるだろうから、激励会の選手の発言等については、ここではふれないでおく。

平畠さんが、単純なサッカー好きな芸能人というだけでなく、すばらしいトーク技術もそなえたすごいプロフェッショナルな人だというイメージに変わった。

いつも、J2リーグのことも気にしてくれていて、人なつこい語りで楽しくサッカー番組を盛り上げてくれる平ちゃんこと平畠さん。
今後は、画面上で彼の姿を見つけたなら、ちょっと尊敬のまなざしで見つめてしまいそうだ。
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日本三百名山人力踏破を達成した田中陽希氏の特番を見る(「グレートトラバース3」)

2021-12-29 22:00:04 | ひと
今夜は、午後7時30分から、NHKBSプレミアムの「グレートトラバース3『日本三百名山 全山人力踏破 達成スペシャル』」を見た。
番組では、当事者の田中陽希氏がゲストで出ていた。
自分の力だけで、日本の三百もの名山を登るだけでもすごい。
なのに、山から次の山に行くのも徒歩などによるのだから、1日に何十kmも歩いたり、疲れていてもまた次の山目指して行ったりするなんて、信じられない。
さらに、海を渡るときは、カヌーを使って漕いで海峡を渡るのだから、陽希氏は鉄人だよなあと思う。

NHKの番組では、1~2座の山を登ったときの映像を15分間にまとめた「ミニ盤」の番組をよく見てきた。
朝の8時前や午前11時台にこの番組を見られるのは、定年退職して時間に自由が生じたからでもあった。
山野草の花見が好きなわれわれ夫婦にとって、この番組を見るのは、いつも楽しみとなった。

特に、この「グレートトラバース3」に挑戦するようになってからは、落ち着いて(?)番組を見るようになった。

2018年1月に鹿児島・屋久島の宮之浦岳から始まって、今年の8月2日に北海道・利尻島の利尻岳を登頂するまでに、要した時間は1310日。
総移動距離は2万km以上で、日本から地球の裏側のアルゼンチンに達するくらいだという。
累積標高差は、50万mにもおよび、宇宙ステーションより10万mも高く(?)まで行ってしまうのだと。
そんなふうに、今日の番組では紹介されていた。

4年にも及ぶこのチャレンジの途中では、地震あり、骨折あり、長雨あり、新型ウイルス感染症ありで、本当に多くのアクシデントに見舞われた。
それでも、山や自然を愛し、行く先々で出会う人々に支えられ、この偉業を達成した。
番組を通じて、このチャレンジをしていくうちに、困難を克服していくだけではなく、陽希氏が人間的にもすごく成長していったのがよく分かった気もした。

ところで、番組を見ていつも思っていた疑問。
それは、これを撮っているカメラマンもすごい!どういう人が付いているのだろう、ということ。
カメラマンは、自由に活動する田中陽希氏の邪魔にならないようにしなくてはいけないし、その山の特徴や過酷さ、彼の挑戦している姿などを見せなくてはいけないから、大変だ。
今日の番組では、そのカメラマンも、やはり世界の高山を登頂した経験の豊富な人たちであったということがわかった。
ただ山岳経験が豊富と言っても、命がけの撮影が多いと改めて思った。

さて、日本百名山、二百名山、三百名山と、何年も個人での山への挑戦をしてきた陽希氏は、今後本来のチームに戻るのだという。
なるほど、彼の肩書は「プロアドベンチャーレーサー」だった。
世界各地で、チームで冒険に挑戦するレースはたくさんある。
今後、日本人チームの陽希氏の新たな活躍を期待しよう。
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たしかに同年代を励ます、西島美保子選手の走り

2021-09-07 21:29:48 | ひと
2日前、東京パラリンピック最終日、マラソンが行われた。
様々な種目が行われた。
その中で日本は、男子で上肢障害の部で永田務選手が、視覚障害の部で堀越信司選手が、それぞれ粘りの走りで銅メダルを獲得した。
永田選手は、新潟県の選手だけに、彼のコメント通りに、メダルの獲得にほっとした。
その後は、女子マラソン視覚障害の部で道下美里選手が、しっかりと金メダルを獲得する走りをしたのをずっと見ていた。
前回大会で銀メダルだったのを、努力して金メダルを獲得したのだから、立派だと思った。

ただ、日本人選手は、まだ2人走っていて、藤井選手は50代、西島選手は60代だという。
そんな年齢なのにがんばっているのか。
それなら、ゴールするまでを見ようと思って、テレビをつけていた。
すると、藤井由美子選手は、56歳ながらしっかりした足取りで、5位入賞を果たした。
3時間17分44秒。
優勝した道下選手より17分弱遅いだけじゃないか。
すごい!

そう思って、今度は66歳の西島美保子選手のゴールを待った。

やがて、ガイドランナーと一緒に走っている西島選手が映し出された。
さすがに、足取りが安定しない。
競技場に入る手前では、止まったり、つった足を伸ばしたりしている姿も見られた。
それでも、しっかり完走を果たした。
3時間29分12秒。8位入賞であった。

彼女の年齢は、私より2つも年上である。
しかも、両目弱視の障害をもち、ガイドランナーと共に走ってきている。
途中映ったように、足がつって走るのを止めたりもしている。
それなのに、3時間29分12秒。
目が見えず66歳でフルマラソンを走って、それでサブ3.5。
なんてすごいんだ。
サブ3.5を達成している、その素晴らしさに心から拍手!であった。

私よりも1時間以上早く42kmを走り切れるその力。
パラリンピアンのすごさを見せてくれた。

前回のリオデジャネイロ大会で完走できなかった、そのリベンジを見事に達成した西島選手。
なんでも、44歳からマラソンを始め47歳で出場した大阪国際女子マラソンで3時間11分33秒の自己ベストを記録したそうだ。
彼女の走りは、同年代を励ます、というが、そうとおりだった。

2歳年下として(!)、すばらしい刺激をいただいた。
走ることが楽しくなければ、ここまで走れまい。
走りたくなった。
緊急事態宣言下の埼玉県では外出を自粛し、走るのもやめていたから、およそ2週間ぶりにシューズをはいた。

13km走った。

半月ぶりの走りは、足が重かった。
情けないことに、11km余りで右脚が痛くなり、足を引きずりながら家まで走って帰ったけど、まあいいことにしよう。
サブ3.5はおろかサブ4.5も達成できなかった私だけど、走る楽しさはずっと感じていたい。

西島美保子選手、8位入賞おめでとうございました。
そして、とてもよい刺激をありがとうございました。

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「前向きに生きる」こと ~パラアスリートたちから~

2021-09-04 11:16:21 | ひと


健常者が「障害は個性」と言ってしまうと、ちょっと意味がずれてしまうような気がする。
でも、障害を持つ方が、自ら言うとしっかりした意味を持つ。
人が前向きな姿には、伝わってくるもの、教えられるものがある。
それは、健常者であろうと障害者であろうと同じだ。

同じパラリンピックの競泳で今大会大活躍した鈴木孝幸選手のことを紹介していたときもそうだった。
彼は、小さいころから、自分の今の体で他の子たちと同じことを同じようにやろうと、前向きだった。
走る運動でも、自分の体に不満を言わず、彼に与えられた四肢を使って、前を行く同級生たちを懸命に追いかけていた。

ともすると、ハンディのある体だから、かわいそうだからという配慮をする人たちがいるが、
それは、本人にとって迷惑な行為でしかないということが結構多くあるのかもしれない。
本人がどう思っているか、どうしたいのか、ということが最も大切なことなのだと、改めて思う。

それは、健常者たちの日常社会でも同じではないかと考える。
自分には、よいところがない。
自分は、ほかの人のように恵まれていない。
自分が努力したって、たかが知れている。
そんなふうに、自分に対する言い訳をして生きていないか!?

パラリンピックの競泳で、14歳の山田選手は、生まれつき両腕がなく、足も長さが違い、不自由だ。
だけど、2つの銀メダルを獲得した。

彼女は、報道陣に対して、語っている。
障害は個性だと思う。
健常者もいろいろなことで悩んでいる。
障害があるからとか考えないようにしている。


前向きな彼女の姿勢は、メダルを獲得した後も続く。

代表として内面的にもふさわしくなれるようにがんばりたい。

山田選手をはじめ、私たちの知らない苦しい体験を有しながら大きな大会で活躍するまでになった姿を見せる、パラアスリートたち。

言い訳をしない。
前向きに生きる。

健常者、障害者に関係なく、人として、そんな生き様をしていくことが大切なのだと思わせてくれている。
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新潟県出身女子プロゴルファー、若林舞衣子プロ、ママでの優勝おめでとうございます!

2021-07-18 21:38:36 | ひと
スポーツは見るのもするのも好きだが、しそうでしないままここまできたスポーツがゴルフ。
そのわりには、女子ゴルフのテレビ中継などは結構よく見る。
男子ゴルフに比べて見る回数が多いのには訳がある。
それは、女子ゴルフだと新潟県出身のプレーヤーが3人もいるからである。
加茂市出身の若林舞衣子
新潟市出身の高橋彩華
新発田市出身の石井理緒
彼女たちの活躍が楽しみなのである。

ただ、この3人の中で、優勝経験があるのは、若林だけなのが残念だ。
だが、高橋も石井も、首位で最終日を迎えたことはある。
早くその栄誉をつかんでほしいと思っている。

さて、先週も今週も、各ゴルフツアー最終日、YOUTUBEのゴルフ中継にくぎ付けになっていた。
それは、若林舞衣子の活躍である。
先週は、堀琴音とプレーオフにもつれ込み、惜しくも3ホール目で敗れ去った。

若林は、世界ジュニアでの優勝などを引っ下げて2007年プロゴルフテスト合格。
以後、2008年SANKYOレディースオープンで初優勝。
2012年の西陣レディスクラシックでツアー2勝目をあげた。
ジュニアでの実績に比べ、プロ入りしてから華々しい活躍をしていたわけではないまま、2016年、結婚した。
そして、翌年、アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIで久々の優勝。
ツアー3勝目をあげのだった。
2019年に出産、2020年にツアーに復帰した。

ここまで見てきたら、柔道の谷亮子の言っていた言葉を思い出した。
「田村で金、谷でも金、ママでも金」
なんだかよく似ている。
独身時代に優勝、結婚して優勝。
だから、やるからには、今度はママになって優勝、という新しい栄誉に輝いてほしいなと思っていたのだった。

そうしたら、先週のニッポンハムレディスクラシックでは、初日から上位につけ、最終日を首位で迎えたから、YOUTUBEのライブ中継でずっと応援して見ていたのだった。
それが、惜しいところで追いつかれ、プレーオフで涙を飲んだのだった。

今週、GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ(長いなあ!)も首位で最終日を迎えたから、今週こそと期待してスコアを注視してきた。
今週も、終盤までトップを維持してきた。
特に、先週のツアーの第3ラウンドからボギーなしで、今日の第4ラウンドの13番ホール
まで、85ホールの連続ノーボギーという女子プロゴルフの新記録も樹立した。
こんなに安定して、連続ノーボギーの記録まで立てたのだから、それを優勝で飾らせたいという思いで見ていた。

ところが、今週も最終18番で野澤真央に追いつかれ、2週連続のプレーオフとなってしまった。
今週は、夫や子どもも同行していた若林。
チャイルドカーで寝てしまった子ども。
手にゴルフボールを握ったまま寝ている姿がよく映し出されていた。
なんとか優勝してほしい。

その願いが通じたのは、プレーオフ2ホール目。
バーディーパットがホールに蹴られた野澤に対し、若林はしっかりと決めて見せた。
ママでも優勝。
子どもを抱っこした若林は、子どものために指を立て「静かに」という仕草をしながら、優勝の喜びに浸っていた。
その様子を見ても、よかったなあ、と思った。
プレーオフでの優勝は、3回目で初めてだったとのこと。

もし2週連続プレーオフ敗退なんてなったら、どれだけ落ち込むか。
でも、その精神的につらいところを、自分の力でちゃんと栄冠をつかんで見せたのだから、さすがだ。
いやあ、よかった、よかった。
おめでとう、若林舞衣子プロ!
これからも、ママさん選手の底力を見せてほしいな。

最近上位で安定した成績を残している高橋プロ、石井プロもがんばれ~!
新潟県出身の女子プロゴルファー3人の活躍をますます期待しよう!
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宮崎幾笑選手の場内1周

2021-06-14 21:35:19 | ひと
昨日、岡山戦終了後、新潟の選手たちが場内1周しているときだった。


岡山の一人の選手が、はるか後ろから歩き始めた。
Sスタンド前➡️Eスタンド前➡️Nスタンドと、場内を、手を振りながら歩いて行くのだった。
その姿で、誰なのかすぐにわかった。


岡山の背番号10番、宮崎幾笑(きわら)選手だ。
彼は、なかなかの苦労人とも言える。
群馬県出身で、アルビレックス新潟ユースからトップチームに昇格。
2015年から2018年まで新潟に在籍していた。
とはいっても、2017.18年はツエーゲン金沢に期限付き移籍していた。
その活躍が認められ、2019.20シーズンはJ1のFC東京に在籍した。
そして今シーズンは、J2ファジアーノ岡山に期限付き移籍。
背番号10を背負っているのは、期待の大きい表れだろう。


その彼が新潟を去ったのは、実質5シーズンも前になるが、金沢に在籍したときは新潟戦には出場しないという条件付き移籍だったから、ビッグスワンスタジアムには来られなかった。
だから、移籍しても新潟サポーターにあいさつもできなかったという事情があった。
ユースからトップチームに昇格したのだから、本当は、このスタジアムでの大活躍を夢見ていたはずだ。
その夢はかなわなかったが、今、違う立場で丁寧に場内を1周した彼の胸には、どんな思いが去来していたのだろうか?
昨日の岡山戦の決勝点は、 彼から最前線の選手へのラストパスによるものだった。
あの難しいパスがなければ、新潟は負けずにすんだはずなのに…。
(絶対、オフサイドの誤審だったけどさ。)

まだ23歳。
律儀にスタジアム内を1周して、全方位のサポーターにあいさつして回った彼、宮崎幾笑選手の、今後いっそうの活躍を祈りたい。
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WS氏の訃報に接し…

2021-05-10 22:15:08 | ひと
年に一度、氏を囲んで集まる会を20数年続けてきたのは、上司としてのその人柄を慕ってのことだった。
当時、職場のトップにいたのはWS氏であった。
その氏が行った大胆な策が、若手の登用であった。
当時の勤務先では、1学年3学級ずつあった。
普通なら、配置する人材の中で最年長者を主任とするのだが、WS氏は違った。
学年のほとんどを30代の若い人を主任にしたのだ。
経験豊富な年輩者に任せるのではなく、若い人にやる気をもたせて、活性化を期待したのだった。
それまで、そんな大胆な人員配置を見たことがなかった。

自分の責任は重い。
なんとかしなくては。

私をはじめ主任を任された若者たちは、本気になって仕事に打ち込んだ。
ただし、WS氏は年輩者を軽んじた訳ではない。
年輩者には、「若手のそばにいて支え、力を伸ばしてほしい」という注文を付けていたのだった。
この一年で、勤務先はさらに生き生きとした職場になった。

氏のこの手法は、簡単には真似ができない。
自分もトップに立ったとき、その大変さがよくわかった。

そんな経営をしてくれたWS氏の訃報が届いた。
心からご冥福をお祈りしたい。

合掌。



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次に引きずらないメンタル、いさぎよさが大事ですね。

2021-02-10 21:01:08 | ひと
次に引きずらないメンタル、いさぎよさが大事ですね。

カーリングの日本選手権を見ていた私の耳に届いたのは、解説者が言った一言だった。
今の自分にしみるような一言であった。

仕事に復帰して、2週間。
やる気を高めるのも、やる気をそぐのも、どちらも「人」だとつくづく思う。
こちらを肯定してくれる言葉は、ますますやる気になる。
ところが、相手が自らのことばかりを肯定して、こちら側の言うことにいっさい耳を傾けてくれないような言葉ばかりを聞いていると、さすがにつらくなる。
全肯定か全否定でしかものを考えられない人の言う言葉は、悔しさを通り越して悲しくなってしまうほどだ。

せっかく一生懸命にやっているのに…。
こんな気分を味わうのは、久しぶりだ。
これも、外に仕事に出たせいだなあ、と、いいのか悪いのか判断に迷う。
これが人間社会のつらいところだな。
あーあ…。
今日の仕事はつらかった…
岡林信康の「山谷ブルース」でも歌いたくなるような気分で
あとは 焼酎をあおるだけ…
とばかりに、飲みながら夕食をして、NHKBS1のカーリング中継を見ていた。

そうしたら、接戦となった試合のさなか、解説者が言っていた言葉が、ちょっぴり私を元気にしてくれた。

次に引きずらないメンタル、いさぎよさが大事ですね。

よし。
引きずらないで、いさぎよく
明日に向かおう。
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「忙しい人ほど、時間が多くもてる人である」

2021-02-05 22:25:06 | ひと
「忙しい人ほど、時間が多くもてる人である」

これは、中学校時代の担任が、50年近く前、卒業アルバムの職員の寄せ書きに書いてくれた言葉だ。
なんだか気になって仕方がない言葉だったので、心に残ってしまった。

最近は、心の中に、よくこの言葉が浮かんでくる。
標記の言葉は、アレクサンドル・ビネ(神学者)の「一番多忙な人が一番多くの時間を持つ」と同じ言葉なのかもしれない。

こうして2年近くのブランクを経て、外での仕事に復帰してみると、現場のなんと忙しいことか。
朝、7時半に職場に行ってから、12時間後に帰るまでの、その勤務時間が過ぎていくことのなんと早いことよ。

かつてこの現場にいたから、忙しいのはわかっていたが、今週は、改めて現在の職場がどれほどあわただしく忙しいのかが、いやおうなしに分かる1週間であった。

忙しくても時間をたくさんもてている、…なんて、恩師の書いてくれた言葉を実感するような自覚は全くない。

ただ、やはり家で毎日を送るよりも、日々の生活に起こる変化が大きい。
そこに面白さ、充実感を感じることが多いのも、確かである。

「忙しい人ほど、時間が多くもてる人である」

恩師は、忙しいときほど後で得られる充実感は大きいということを伝えたかったのだろうなあ、と思う今である。
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午前3時半に除雪をしてくれる人がいる

2021-02-04 23:10:30 | ひと
ゴゴゴゴゴ…。
ああ、やっぱり来たか。
昨夜仕事から帰るときには、結構降り積もっていたものなあ…。

そう、この地鳴りを伴うこの音は、除雪車が通る音。
朝早くから、ご苦労様です。
そう思いながら、目を覚ましてみると、まだまだ暗い。

何時だ?
暗闇の中で、スマホのボタンを押すと、
3:30

え?まだ午前3時30分?
…と、驚いた。
午前3時半だよ。
この除雪車を運転し、除雪作業をしてくださる人は、何時に起きているのだろう?
思わずそう考えてしまった。
起きてから、除雪車の置いてある場所(会社?)まで行って、そこから除雪車を運転してここまで来ている。
その距離はどのくらいあるものだろう?
ここに直で来たわけではないだろう。
何時に起きて、どこをどう除雪しながらここまで来て、3時半になったのだろうか。そんなことをと考えたりしていたら、すごいものだと思えてしまった。

未明からこういうことをしてくれる人がいる。
だから、私たちは、朝、家の前の除雪をして、出勤したり生活したりすることができる。
心から、感謝したい。
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