ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

午前3時半に除雪をしてくれる人がいる

2021-02-04 23:10:30 | ひと
ゴゴゴゴゴ…。
ああ、やっぱり来たか。
昨夜仕事から帰るときには、結構降り積もっていたものなあ…。

そう、この地鳴りを伴うこの音は、除雪車が通る音。
朝早くから、ご苦労様です。
そう思いながら、目を覚ましてみると、まだまだ暗い。

何時だ?
暗闇の中で、スマホのボタンを押すと、
3:30

え?まだ午前3時30分?
…と、驚いた。
午前3時半だよ。
この除雪車を運転し、除雪作業をしてくださる人は、何時に起きているのだろう?
思わずそう考えてしまった。
起きてから、除雪車の置いてある場所(会社?)まで行って、そこから除雪車を運転してここまで来ている。
その距離はどのくらいあるものだろう?
ここに直で来たわけではないだろう。
何時に起きて、どこをどう除雪しながらここまで来て、3時半になったのだろうか。そんなことをと考えたりしていたら、すごいものだと思えてしまった。

未明からこういうことをしてくれる人がいる。
だから、私たちは、朝、家の前の除雪をして、出勤したり生活したりすることができる。
心から、感謝したい。
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NHK杯フィギュア 復帰した三原舞依選手に感動

2020-11-27 22:43:02 | ひと
NHK杯フィギュア開催。
高橋大輔のアイスダンス挑戦後、初の大会、ということで注目を集めている。
無難にショートプログラムを終えたのは、さすがだった。

彼も注目の選手だったが、私が注目したのは、女子フィギュアの三原舞依選手。
彼女は、2017四大陸選手権で優勝したりするなど、実績も十分の選手だった。
彼女の演技を見ることが好きで、更なる活躍を期待していた。
その彼女が、昨シーズンは、病気のせいで大会に出ることができなかったのだ。

その病名は、「若年性特発性関節炎」というそうだ。
彼女は、それ以前から難病に指定されるほどの病と闘いながら試合に出場していたのだった。
可愛らしく、丁寧で美しい演技を見せていた彼女が、そんな難しい病気だったなんて、知らなかったので、びっくりした。

その三原選手を、久々にテレビ放送で見ることができた。
もともとスリムではあったが、非常に細くなっていたので、びっくりした。
だが、ショートプログラムの演技が始まると、無心に懸命に演技する彼女の姿に、私は目を引き付けられた。
伸びやかでキレがあって、昨シーズンを棒に振ったとは思えないほどだった。
転倒したり目立ったミスをしたりすることなく、彼女は滑り切った。
演技を終えた彼女は、微笑んだ後、目頭を押さえた。
病に負けず、大会に出られて、無事にプログラムを滑り終えることができた。
そのことがとてもうれしかったのだろう。
本人しか分からない大変さがきっとあったはずだ。

オジ(イ)さんは、若いコが、大変な苦労をしてがんばっている姿に弱い。
涙をぬぐうような三原選手の姿に、こちらももらい泣きしてしまった。
よくがんばった。
12人中7位という順位ではあるが、得点は、3位とは4点くらいしか離れていない。
立派な成績だ。

大変な思いをしながら、病にも自分にも負けないその姿には、頭が下がる。
明日のフリーの演技でも、この後の大会や生活でも、彼女の持ち味を出してがんばってほしい。
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「 あなたが受け取ったメッセージは何ですか?」

2020-09-15 22:20:45 | ひと
全米オープンテニスで、大坂なおみ選手が優勝した。
7枚用意したマスクを、勝ちあがるたびに1枚ずつ披露することによって、社会への問題提起を行った行動が大きな話題となった。

決勝での逆転勝利をはじめ、その戦いぶりも見事なものであった。
精神的にも成長した彼女の言動を見て聞いて、女王にふさわしい姿だと感動を覚えた。

最も印象に残ったのは、決勝直後の優勝者インタビューだ。
インタビュアーから、
「7回の試合で7枚のマスクを使いましたが、伝えたかったメッセージは何ですか?」
と聞かれたときの受け答えの言葉である。

「あなたが受け取ったメッセージは何ですか?「」

ガーンと来た。
自分の思いだけを一方的に話すのではなく、自分の思いが通じているかどうかを、インタビュアーを通して、全世界の人たちに自問させる言葉だった。

全米オープンの前の試合で発言した、
私はアスリートである前に黒人女性です。
という言葉にも、問題に対する彼女の覚悟が見えた気がしていたが、この数週間の一貫した言動に、毎日考えさせるものがあった。

彼女が私たちに突きつけていることは、黒人差別についてだけではない、と感じる。
人種差別だけでなく、私たちを取り巻く様々な差別について、「あなたはどう考えていますか?」ということを問いかけているように思えた。

私たちのまわりには、様々な偏見や差別の、人権を侵害する問題がある。
女性、子ども、高齢者、障害者、同和問題、外国人、刑を終えて出所した人等、感染症患者等、新潟水俣病被害者、北朝鮮による拉致被害者、犯罪被害者やその家族、インターネットによる人権侵害、…その他様々な人権問題。
そして最近では、COVID-19 感染症に関して、感染者や家族、感染者が発生した施設や会社、店舗等に加え、医療従事者やその家族にまで…。

大坂なおみ選手の訴えた人種差別、そして私たちを取り巻く様々な差別の問題。
こうしたことに他人ごととして目をつぶるのではなく、自分ごとととらえ直して、考えたり行動したりしていきたいと思う。
同じ人間として、一人一人が人として大切にすべきことを大切にして生きていきましょう。

「あなたが受け取ったメッセージは何ですか?」
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「安心して感染したい」という漫画に共感

2020-08-21 22:13:00 | ひと
今朝のNHKニュース「おはよう日本」で、見附市役所のフェイスブックの漫画を取り上げていた。
大きな反響があったという。
可能な人は、ぜひ見附市役所のフェイスブックで、7月15日のものを探してほしい。
その漫画のタイトルは、「安心して感染したい」というものである。

マンガのセリフ等を列記してみよう。

「狭い町でうわさになるから、一人目の感染者にだけは絶対になりたくないわ~」とか
「感染したって分かったら、この町ん中ですぐに村八分にされんぞ~」とか
「感染なんかしたら『あの人!』って、後ろ指さされちゃう。もう町中どこでも」とか
「周りから陰口叩かれてこの町に住めなくなる」など。

だれもが感染する可能性がある中で、こんな声を聞くと、

噂するのも、村八分にするのも、後ろ指さすのも、陰口を叩くのもウイルスじゃない。
この「ひと」なんだよなあ。

と思う。見附人として互いを思い合う暖かい「ひと」でありたいと願う。

COVID-19 感染症にかかった人や、その家族を特定し、中傷したり嫌がらせをしたりすることが問題となっている。
こうしたことは、感染者やその家族にとって、人権問題だと言える。
好きで感染している人はいない。
中傷や嫌がらせをされた人のことを自分ごととして考えられないから起こる問題だ。
たしかにウイルスは、怖い。
でも、本当に怖いのは、感染者の詮索をしたり、非難中傷したりする人間がいることだ。
本当に怖いのは、ウイルスではなく、ひと。

このマンガを描いた村上さんは訴えている。
「正直、市内で感染者が出たら『誰なんだろう』『近所じゃないといいな』と思ってしまうと思います。でもそれを口にしたらいじめにつながってしまう。誰が感染しても誹謗中傷しないような空気になってほしいですね」
と。
この気持ちを、誰にでも、みんなにもってほしいなあと思う。

なお、「Yahoo!JAPAN」でも扱っている記事を見つけられた。

見附市役所のフェイスブックには、その後も、いくつか続編のような漫画の掲載がある。
根底にあるのは、「ひとを大事にしたい」という思いだ。
それに対しては、非常に大きな共感を覚える。
このパンデミックの中、みんなでいたわりあって、人に優しい社会でありたい。
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水戸監督秋葉氏が懐かしく、頼もしく

2020-07-26 21:23:55 | ひと
昨日のJ2新潟の対戦相手は水戸ホーリーホック。
その監督は、秋葉忠宏氏だった。

かつて新潟に6年間在籍し、新潟をJ1に押し上げたメンバーの一人だ。
試合前には、スタジアムを懐かしいと言いながら、試合後は、負けたけれども最後まで懸命にしていた自チーム水戸の選手たちを、誇りに思う、と語っていた。
監督となっても、相変わらずの熱血漢で、懐かしくそして頼もしく思えた。

かつてJ3がまだない頃、J2の新潟には、専用の練習場がなかった。
だから、新潟の選手たちは、空いている公園などで練習していた。
そして、J1に行けるように、試合を見に来て応援してほしいと、直接チラシを配布したりもしていた。
そんな映像の秋葉選手の姿を覚えている。
アトランタ五輪で、ブラジルを破り、「マイアミの奇跡」と呼ばれた、輝かしい日本チームの一員であったというのに。

様々な経験をしてきた秋葉氏だから、今は監督として、選手たちに期待し、叱咤激励して、個々の力を伸ばそうとしているのだ。
DAZNの映像の中で、何度も彼の大きな声が響いていた。

新潟に縁のあった人の活躍はうれしい。
秋葉監督のこれからのさらなる活躍を祈りたい。
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Jリーグ村井チェアマンの姿が頼もしい

2020-07-21 22:09:07 | ひと
Jリーグの村井チェアマンの判断の的確さと素早さに感心する。
2月にJリーグの中断を決意した時も、その後同じプロスポーツだからと、プロ野球NPBと足並みをそろえると発表した時も、そう思った。
再開を決めた時期や方法も、感染の勢いがいったん収まったときであり、正しいと思った。
対策をしっかりしながら、無観客の試合を経て、5000人を超えない範囲での観客動員から進めたことについても、順を追って確実にやっていると感心した。

今回の発表にも、感心だった。
Jリーグは、まもなく8月1日から入場者をスタジアムの半分まで認めるという措置が始まるというところだった。

つい先日、アルビレックス新潟からも、改めて「収容率50%制限下におけるシーズンパス利用方法のご案内」と明記された封筒で、新しいシーズンパスが送られてきたところだった。


8月からは、ホーム戦でシーズンパス(年間チケット)が利用できるようになる、ということを喜んでいたが、実は感染再拡大で不安感があった。

ところが、Jリーグは、COVID-19 の感染再拡大の様相を見て、の予定だったものを10日まで延期する措置を発表した。
村井チェアマンは、現状について「まだまだ予断を許さない状況が続いている」としてうえで、「今後もしっかり状況を見極めながら、前に進んでいきたいというのがクラブの総意であると、ご理解いただきたい」と呼びかけた。

その延期は残念ではある。
ただ、この判断は正しいと思う。

以前、今回の感染症騒ぎによってつぶれてしまうクラブは絶対出さない、という決意を示した言葉を聞いたときも、頼もしいと思った。

きっと各クラブが、感染症の流行に伴う観客の入場制限や対策にかかる費用などで経営が厳しくなっているはずだ。
アルビレックス新潟だって、シーズンパスなどは、2月に一度発送済みなのである。
もう一度別なものを送るための手間や準備には、相当たくさんの費用を必要としたことだろう。

それでも、選手やクラブだけでなく、観客の身の安全も考えての措置が、ずっと続いている。
今後のJリーグの試合が無事に進むことを願っている。
頼りがいのあるリーダーシップをとっている村井チェアマンや運営に取り組むJリーグ関係者の姿に拍手を送るとともに、これからも期待をしていきたい。
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日本ラグビー福岡堅樹選手の選択

2020-06-14 20:29:15 | ひと
後悔をしない人生を送りたい。

夜7時のNHKニュース7では、そのように見出しをつけ、福岡堅樹選手の東京五輪7人制ラグビー日本代表の引退を放送した。
彼は、昨年のW杯ラグビーで日本代表として大活躍し、日本のベスト8入りに大きく貢献した。
あの俊足は、7人制ラグビーではきっともっと生きるだろうと思われていた。
私も、活躍を期待していた。

しかし、COVID-19 の影響で東京五輪は1年延期となった。
医師を目指すと宣言していた彼も、現在27歳。
スポーツ選手としては、バリバリの脂ののっている時期かもしれない。
しかし、医者になるというのは、子どものころからの彼の大きな夢だった。
医師になるには、難関である医学部のある大学に進み、医師免許を獲得する必要がある。
大学に進学するには、最初から大学進学を志していた人たちに比べて、10年の遅れがある。
そして、さらに大学生活も長い。
そう考えると、ここへ来てさらに1年の遅れは、人生の中で大きな遅れ・障害となるとも考えられる。
受験勉強をする時間も十分に確保する必要がある。

しかし、後悔のない人生を送りたい。
彼の気持ちが揺らぐことがなかったようだ。
引退時期を含めて1度決めたことを貫きたく、「どの選択が1番後悔しないか」を考えて代表引退の決断に至った。自分の決心が揺らぐことはなかった。

出場できる東京五輪も、人生で一度しかない。
医者になる道に進むには、東京五輪が終わってからでもいいではないか。
そう言う人も多くいるだろう。
しかし、人生は一度きりであり、年齢が上がるにつれて医師への夢というのは実現しがたくなるということは、私にも十分に分かる。
何が自分の人生の中で大切になるのかを考えての決断は、彼にしかできない。
自分自身で熟慮した結果だろう。
その選択・決断を立派だし、態度もさわやかだと思う。

彼のこれからの人生における健闘と活躍を期待し、変わらずに声援を送りたい。
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早朝、町内の公園清掃活動

2020-05-24 20:24:18 | ひと
家の近くにある小さな公園。
すぐそばにある保育園の子どもたちが、保育士さんに連れられて来て、よく遊んでいる。
最近は、外出自粛の要請が出てから、親子などで遊んでいる人たちの姿も、よく見かけるようになっている。

ところが、初夏を迎えてこの季節、雑草がどんどんはびこり背丈を伸ばしている。
そんなわけで、町内に回覧板が回り、今朝は6時半から「町内清掃」。
要するに、くだんの公園の除草作業である。

これに出ている人の数が、全世帯かというと、さすがにそんなことはない。
それでも、6時過ぎから刈り払い機を使って、草を刈る機械音が響いていた。
6時半からなのに、ご苦労様です。
そして、ありがとうございます。

長年、ここの公園除草に取り組んでいると、さすがにどんな道具がいるのか分かる。
最初、私の道具は草刈り鎌だけであったが、それだけでは効率的ではない。
近ごろは、公園から道の端に落ちた土砂を取るための、ほうきや塵取りも持って行く。
ほかの人が刈り払い機で刈った草を集めるための、竹熊手も抱えていく。
そんな物たちがあった方がいいと理解している。
そういう4つの必須アイテムを抱えながら、除草作業に参加した。

時節柄、マスク姿で皆、がんばっていた。
刈る人、刈った草を集める人、一輪車などで運ぶ人など、参加した人は自分ができることに取り組んでいく。
日曜日の早朝ながら、こうして公共の施設を使いやすいように管理しようとする人たちがたくさんいる。
そのことが、とてもうれしく、同じ町内会員として誇らしく思えた。



作業は、予定していた7時半を15分早く終えることができた。
町内会長さんは、
「朝早くからありがとうございました。皆さんのおかげで、予定よりも早く作業を終えることができました。これで、安心して子どもたちも遊ぶことができます。何も出ませんが、本当にありがとうございました。」
と、あいさつした。

結構日差しが強かったので、私も汗をかいたし、マスクは土や砂で汚れてしまった。
でも、感染症のせいで、人とのかかわりが薄れている中で、みんなで清掃作業をし、使う子どもたちのためにと考えながらがんばったことは、とても清々しいことであった。
清掃作業に取り組んだ皆さん、本当にお疲れさまでした。

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朝ドラ「エール」…

2020-05-22 22:05:00 | ひと
NHK朝ドラ、今は「エール」。
作曲家・古関裕而をモデルに描いたドラマだ。

「エール」というと、本来の意味は、「大声を出す」「どなる」という意味だが、定着している日本語では、「相手に対する応援」、そんなイメージだ。
エールの交換、そんな言葉は、小学校なら本来今ごろの時期にふさわしい言葉だ。
今ごろなら、運動会の時期だ。
子どもたちが、夢中になって声を出し合い、応援合戦では相手にエールを送り合うのが普通の光景のはずなのだが、今年、それがないのは寂しい気がする。

それはさておき、朝ドラ「エール」を毎日見ている。
今週は、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」の作曲をめぐるエピソードだった。
ドラマだから、多分に脚色されたところがあるのだが、主役の古関ならぬ古山裕一が紆余曲折を経て曲をつけるという話だ。
曲をつけることができたのは、早稲田大の応援団長の思いを聞いて、古山が聴く人のために曲を作るということの大切さを理解したからだった。
そして応援歌は出来上がったというわけだ。

古関裕而は、早稲田大の応援歌「紺碧の空」のほかに、応援歌や人を勇気づける歌をたくさん作っている。
戦争の時代には、「露営の歌」(勝ってくるぞと勇ましく…)や「若鷲の歌」(若い血潮の予科練の…)など、兵隊のために元気が出るような歌をいろいろ作っている。
ただ、元気がであればいいというわけではなく、故郷の家族を思うような哀愁が隠れているのも、曲が多くの人に受け入れられた理由だろうと思う。
また、戦後は、夏の甲子園のテーマソング「栄冠は君に輝く」や東京五輪の入場行進曲「オリンピックマーチ」など、スポーツ選手が意気上がるような行進曲を作っている。

NHKの連続テレビ小説『エール』公式サイトでは、この朝ドラを、
「昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一とその妻・関内 音の物語です。」
と紹介している。
だが、もう少し詳しく言うと、私は、「人々の心に寄り添う」だけではなく、「寄り添い勇気づけた」作曲家だったと思うのだ。

本来、この番組は、今年の五輪開催に合わせて、前回の東京五輪の行進曲を作った古関裕而を取り上げ、オリンピックやパラリンピックを盛り上げていこう、というねらいがあったと思う。
だが、今は、新型コロナウイルス感染症のために沈み込む世の中の人々を励ますための「エール」を送る番組になっていると感じる。

同番組に重要な役割を担う役として志村けんも出演していた。
6月下旬までしか撮影していないというのが残念だが、今後感染症が縮小し、その続きも早く制作されることを祈りたい。
そして、世の中のたくさんの人たちに「エール」を送ってほしい、と期待する。



…ところで、「エール」「作曲家」というと、昭和40年代に「大きいことはいいことだ」と歌いながら同名のチョコレートの曲を作ってCMに出ていたY氏の方を連想してしまう…。
これって、私ばかりじゃないよね…。
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「来ないで」と言われて、いい気はしないもの

2020-05-03 21:44:58 | ひと
「今は来ないでください。」

2,3日前、新型コロナウイルスの感染対策で、全国あちこちで知事たちが「今は来ないで」と訴えていた。
帰省や旅行などで、人の出入りが激しくなれば、その地方に感染が広がる恐れがあるからだ。

「来ないで」は、厳しい言葉だと思う。
今までの人生で「来ないで」と自分が言われたとき、いい気分がしただろうか?
よっぽどの事情がない限り、そう言われて微笑みを返せる人は、いない。
言われた人がどんな気持ちでその言葉を受け取るか、自分ごととして考えることができたら、そのままの言葉だけでは足りないのではないかと思う。
自分の口から出る言葉を、相手はどのような受け取り方をするだろう、という考え方、つまり相手意識をもっていれば、その言葉の後、どのような説明の言葉を続けなければならないか考えられるだろうに。

「今は来ないで」と全国で、様々な知事が話していたが、その言い方によって、嫌悪感をもたれたり好感をもたれたりしている。
自分の思いを丁寧に語った方は、好意をもたれている。
説明がなかったり、説明が足りなかったりした方の場合、最初に発せられた言葉だけが一人歩きしてしまい、嫌われてしまっている。

人々が思い通りにいかないときや行き詰まっているとき、悩んでいるときに説明足らずの言葉を受け取ると、受け取った人は、さらに苦しい思いをすることになってしまう。

発せられた言葉が、受け取った人を変えていく。
自分の言葉に責任をもって行動しなくてはいけない、と改めて思う、閉塞的な雰囲気の今である。
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