
シュウメイギク。
「秋明菊」と書く。
もともとは中国産で、室町時代以前に渡来。
貴船菊という別名を持っている。
本来は、淡い紅紫色で菊に似た八重咲の花。
わが家に咲いているものは白くて、八重でないのは、園芸用に改良されたものらしい。
ただし、繁殖力が強いので、今はあちらこちらで見られている。
秋明菊、貴船菊と言いながら、菊ではなく、キンポウゲ科でアネモネの仲間。

なるほど、アネモネに似ている。
その花言葉を調べてみると、
忍耐、薄れゆく愛、多感な時。
ありゃま、なんとなく陰のありそうなものが並んでいた。
…シュウメイギクは、半日陰の湿り気がある場所を好むため、花言葉は少し暗い印象のものがついているのだそうだ。

わが家で、こんなふうにいっぱいに咲いて満開だったのに、昨日今日の台風の通過で、すっかり散ってしまった。
今も激しい吹き返しの風がおさまれば、もう一度、少しくらいは咲いてくれるだろう。