ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

J1新潟、ホームでサガン鳥栖に快勝!まだまだ残っている

2017-10-29 22:19:43 | アルビレックス新潟
新潟、魂のこもった勝利だ。

前節、試合終了目前で磐田に痛恨の同点ゴールを決められ、完全に後がなくなった新潟。
それでも、大阪、磐田2試合のアウエーで降格とはならず、粘りを見せた。
そして、今節のホーム戦につなげた。
残り4試合のうち、3試合はホーム戦となる。
とはいうものの、今年新潟は、ホームでまだ1勝しかしていない。
決してホームだから優位という訳ではない。
だけど、サポーターの意識としては、ホームで窮状に陥っている自分たちのチームを声を枯らして応援したいのだ。
J2降格が決まってホームに帰ってきたのではない。
まだ、「一縷の望み」をもってホームに帰ってきたのだ。
だから、まだ選手たちの背中を押すことができるのだ。

試合前に思った。
10月9日以来のビッグスワンだと。
あの日は、新潟シティマラソン12,000人のスタート会場だった。
ピッチ回りのトラックは、いっぱいのマラソン参加者で埋まっていたのだ。
それが、今日は、NSGグループのサンクスデー。

トラックは、1,300人の学生たちで埋まり、パフォーマンス披露がされていた。

新潟を応援する専門学校グループ挙げての応援だった。


今日の対戦相手は、8位のサガン鳥栖。

前節は、首位鹿島に勝利している。
そんな、あなどれない相手との一戦が始まった。
新潟は、スターティングメンバーは、前節出場停止だった山崎が復帰し、DFには富澤に代わって主将大野。
現状でのベストメンバーと言ってよい。
そのベストメンバーが躍動していた。
前からボールを追っていく。
相手のプレス以上に、新潟の選手たちの一歩が早い。
展開は五分以上に新潟が攻めている印象だった。

後半も、新潟の攻勢は止まらない。
55分、チャンスからのこぼれ球を、小泉がシュート、ゴールネットを揺らした。
新潟先制!
先制しても追いつかれる展開は、今季何度も見て来た。
しかし、その後も、絶対のチャンスの機会を得たのは、新潟だった。
ボールの支配率も、シュートの数も、枠内シュートの数も、新潟の方が鳥栖よりも多かった。
しかし、決め切れなかった。

それでも、相手の決定機も2度ほどあった。
そんな時でも、今日はGK大谷がナイスセーブ、ビッグセーブを見せていた。
DFソン・ジュフンも、今日は、相手の攻撃に対し、徹底的に食い止め、水際での間一髪の防御にも貢献していた。
山崎やホニは、攻めだけではなく守りでもしつこく相手に食らいつき、鳥栖に自由な攻撃をさせなかった。
そして、1-0。

新潟の勝利!
ホームでは、実に5か月ぶりの勝利。

勝利のバンザイができたのも、今季まだ2回目でしかない。
だけど、今日は文句なしにうれしい!

いい試合だった。
その進行役は、もちろん新潟だった。
前節もそうだったが、今は新潟の戦い方はしっかり決まっているし、はまっていると思う。
これが8月頃からできていたなら、降格争いはしていても、もう圏内から脱出できていたことだろう。
そして、先発メンバーの顔ぶれからすれば、今の新潟なら国内のどのチームとやってもすばらしくよい試合をすることだろう。
来年J2に落ちたとしても、この顔ぶれが残るのなら、必ず早いうちにJ1復帰ができるだろうと思った。

5か月ぶりのヒーローインタビューだったが、今日のヒーロー小泉に笑顔はなかった。

「残り全部勝ちます!」と強く言い切った彼の言葉を信じたい。
今日は、新潟が勝っても、15位甲府が引き分け以上で新潟の降格が決まることになっていた。
だが、新潟の試合終了2時間後、甲府は敗れた。
ついでに16位広島も敗れた。
17位大宮も、敗れた。
奇跡的に、今節の降格を免れた新潟であった。

残り3試合。
次の試合は、3週間後のホーム甲府戦。
そして、アウエー清水戦、最終戦ホームでセレッソ大阪戦と続く。

だが、今日は、魂の勝利を見せてもらった。
ホームで降格を決められてたまるか。
サポーターの目の前で降格してたまるか。
…という意地を見た。

小泉の言うように、残り3試合、新潟が全部勝つのを見せてもらいましょう!
コメント
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