ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

終わってみれば、なぜか悔いだけが残る勤務最後の日…

2021-03-31 21:11:15 | 生き方
3月31日。
令和2年度最後の日。

朝には黄砂の影響で、山などの遠景がかすんで見えなかった。
しかし、夕方には、西に傾いた陽に照らされて、白いはずの雪山が赤く見えるようになった。
黄砂の影響はほとんどなくなったようで、ひとまずほっとした。
夜8時ころには、星もよく見えた。
西に近い空には、オリオン座が輝いていた。
その隣には、冬の大三角も大きく確認できた。
ずいぶん西に寄ってきたものだ。
西に寄りながらも、まだオリオン座や冬の大三角が大きく見えるのだなあと思うと同時に、3月も終わりなのだと思い、仕事に関して雇用期間が完全に終了なのだなと、ちょっぴり感傷に浸った。

今日は、その仕事の最終日だった。
自分なりには精一杯やったつもりではあったが、力及ばず悔しい思いをしたことも多かった。
自分にとっては想定外のことが起こって、配慮不足があったせいだと自分で自分を責めたくなることもいくつかあったことは事実だった。
穴があったら入りたい、見えるものが見えないように目を閉じたい、聞こえるものが聞こえないように耳を塞ぎたい。
そんな気持ちになったことは数知れず、今もそんな悔恨の気持ちでいる。

さらば、現場の細やかな作業。
人の心を傷つけないようにと気をつけた毎日だったが…。
64歳になっても未熟だと自分を思った。
いや。未熟なのではなく、高齢者ゆえに抜け落ちていくものが多かったということなのだろうか…???
終わってみれば、なぜか悔いだけが残る勤務最後の日になっている。

今までの経験で、過去のことにいつまでもとらわれていたら、足元が救われることも知っている。
気持ちを明日に向けよう。
これからの日々のために。
そんなふうにして、気持ちを自分の心だけに向けるのではなく、外に向け生きていかなくてはいけない…と思う。

明日からは、月が変わる。
年度も変わる。
新しいスタートの時期だ。
何が始まるわけでもないが、これから自分はどう生きていきたいのか。
そんなことを改めて考えながら、確認しながら、勤務最後の日が過ぎていくのを見送っている、今…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする