ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

4年に1度の同級会~50代半ばの現状

2012-08-17 08:58:33 | 生き方
ロンドン五輪。
日本選手の健闘に沸いた。
五輪年になると、私にはもう一つの楽しみがある。
4年に1度の、高校時代の同級会が開かれるのだ。

「万年幹事」を引き受けてくれるM。
彼は、今冬、がんの治療で入院していた。
あの頃から、
「今年は同級会の年だから、治して、元気になって夏には同級会をやるぞ。」
と言っていた。

その通り、4月には退院し、見事に幹事をやってくれた。
盆直前の日曜日の昼下がり、同級会は開かれた。

同級生は41名。
そのうち、男性2名が鬼籍に入っていた。
集まったのは、16名。
プラス1名が2次会に駆け付けた。
女性はもともと男性より少ない18名だが、出席できたのは4名のみ。
現住所が、青森から九州までという距離の広さ。
やはり女性の方が、家庭の事情にしばられることが多いようだ。

集まった人々の話を聞き、
「これが50代半ば過ぎというものだなあ。」
と思った。

親の介護で、横浜から毎月1週間ほど新潟に戻って来るという女性。
春に自宅で脳溢血で倒れ、やっと退院したという男性。
奥さんの方が倒れてしまって、その介護に大変な男性。
そして、現在がんの治療で入院中という男性には、会場から電話で励ますというひと幕もあった。

前回までは、会った時に、まだ、人間ドックの数値が何たらかんたら言っていられたのだが、実際に倒れたり入院したりしている現状に、厳しい50代の現状を見た思いがした。
それぞれ、大変さを抱えながら生きている人が多い。
隣席の女性と、「足腰がしっかりしているうちに、やり残したことがないようにしておきたいね。」などという話もした。

「今度会うときは、還暦。それまで生きていようぜ。」

「生きていようぜ」の言葉が、実感を感じ始めた同級会であった。

人生一度きり。
やりたいことには挑戦しておきたいと改めて思ったのだった。



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