植物は、その種類によっては、その場を動かずにまた次の年に美しい花を咲かせて生きていく。
昨日のブログでは、そんなことを書いた。
特別な山野草たちが見たくて、去年もおととしも出かけた恒例のその場所へ、今年も行ってきた。
その場所で見たかったのは、主に3種類の山野草。
まずは、この花。
ニリンソウ。
1か所から2本の花が咲くからニリンソウ。
ときに3本出ているものもあるが、それでも名前は、ニリンソウ。
だけど、本当に見たかったのは、もっと珍しい花。
残念ながら、花は終わって実がなっていた。
その名は、コシノコバイモ。
咲いていれば、こんな花が見られたはずなのだが…。
花が見られず残念ではあったが、実がなっているものを3本確認できたから、来年に期待したい。
この時季、この場所ならこの花が確実に咲いているはずだから、ということでここに来た。
その花は、オオルリソウ。
瑠璃色の花だから、きっとこの名がある。
だけど、紫色のものがあったり、
ピンクの色のものがあったりする。
その色の色々を楽しむこともできるのがいい。
それ以外にも、わが家の近くでは見ない野草も見ることができた。
イカリソウ。
キランソウ。
マムシグサ。
など…。
次の場所に移動。
そこは、去年、初めてこの花に出合った場所。
今年は、去年ほど咲いていなかった。
でも、会えてうれしかったよ、アズマシロカネソウ。
名前は、去年のブログを見ないと思い出せなかった。
山野草の花は年々きちんと咲いているが、それを見る私は、年々着実に老人力が高まっている。
ここでは、大好きなミヤマカタバミの花にも会うことができた。
白く清楚なこの花は、よく晴れていないと開いてくれない。
今日はくもりがちで、下向きで開き切らないものが多かったが、見られたこと自体がうれしい。
3か所目は、この花見。
ヒトリシズカ。
ヒトリと言いながら、群落になって咲いていた。
最後に、明るいこの花が咲く場所へ。
レンゲソウ。
意外と見ることがなくなってしまったから、生き残っているのを確認できて安心した。
こうして、今年も、期待した山野草の花などを見ることができた。
それは、植物たちの生命力にふれることができたということでもあった。