ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

ネジバナ咲く季節

2023-07-01 13:39:11 | 草木花

この時期、道を歩いていると、わりと日当たりのよい場所や芝生の多い場所などに、ネジバナが咲いている。

そのたびに目を細めている。

 

ネジバナについて、ここで書くのは何度目になるのだろう。

 

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まあ、要するに、それだけ私が気に入っているということでもある。

 

なにしろその咲き方がいい。

特徴的な小さな花がたくさんついている。

色合いも、ピンクが中心で濃いめのものあり薄めのものあり。

しかも、その名のごとく、花がねじれながら上の方に向かって咲いていく。

実に愛らしい。

 

別名を「モジズリ」と聞いて、すぐに百人一首のあの歌を思い出した。

 

陸奥のしのぶもぢずり誰ゆゑに 乱れ初めにし我ならなくに 

河原左大臣

 

かつて、この「もぢずり」をネジバナのことだったのか、と思いながら、それならいい歌だな、と思ったことがあった。

自分の解釈では、

「東北地方にいても、あなたを思い、ネジバナのようにねじれるように乱れている私の心。

いつも冷静な私らしくなくなっているのはあなたのせいです」

…のように思ったのだった。

 

そこで、ちょっと調べてみたことがあった。

すると、現代語訳したものは、こんな解釈だった。

東北で織られる「しのぶもじずり(信夫文字摺)」の摺り衣の模様のように、乱れる私の心。いったい誰のせいでしょう。私のせいではないのに(あなたのせいですよ)。

 

「もぢずり」とは、現在の福島県信夫地方で作られていた、乱れ模様の摺り衣(すりごろも)のこと。摺り衣は忍草(しのぶぐさ)の汁を、模様のある石の上にかぶせた布に擦りつけて染める方法で「しのぶずり」などとも言われます。この「しのぶ」は、産地の信夫とも、忍草のことだとも言われます。

 

…そうか、ネジバナのことではなかったのか。

自分なりの解釈もいいと思ったが、やっぱり違っていたか。

 

まあ、それはそれとして、今日も道を歩いていると、あちこちで見かけた。

今がネジバナの旬ということですな。

う~ん、いいねえ。

見かけるたびにホッとするよ。

 

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