今日は、2つの引退報道があった。
1つは、アイスダンスの村元哉中・高橋大輔。
この種目で五輪には出られなかったが、今春の世界選手権での日本最高順位達成など、年齢が上がってから、よくチャレンジしたと思う。
本当に、よくがんばったと思う。
そして、もう1つは、卓球の石川佳純選手。
14歳で代表入りしてから、よくここまで日本の第一線で活躍して来たものだと思う。
特に、世界選手権やオリンピックの団体戦では、日本チームに欠かせない存在だった。
特に、ロンドン五輪で、平野早矢香や福原愛と初の銀メダルを獲得したのは思い出に残る。
その後も、2016年のリオデジャネイロでも、福原愛、伊藤美誠と銅メダル。
2021年の東京五輪では、チームの中心として、伊藤美誠、平野美宇を引っ張り、再びの五輪銀メダルに輝いた。
世界選手権では、2017年のデュッセルドルフ大会で、吉村真晴と組んで日本勢48年ぶりの金メダルを獲得したことは、すばらしい快挙だった。
全日本卓球選手権では、なんと5回も優勝を遂げている。
2010年度の大会で、17歳で初優勝してから、2013~15年度の3連覇もあった。
さらに、若手の台頭でもう石川佳純は勝てないと思われていたのに、2021年の大会で決勝では伊藤美誠を破って、女王の座に返り咲いた。
その根性たるやすごいと、当時はもらい泣きした。
根性がすごいといえば、東京五輪の個人戦の出場権を巡る戦いもし烈な中、平野美宇に負けずに、その参加資格を勝ち取ったのは、執念を感じた。
当時は感染症禍で大会出場も大変だったのに、世界を回り、ポイントをかせいでいった姿は忘れられない。
今年も国際大会に出て戦っていたから、まだまだがんばるものだと思っていた。
それにしても、ここまで第一線を維持するのは大変だったと思う。
進化する世界の卓球についていくために、自身のプレースタイルを前陣で戦えるように意識して変えた時期もあった。
それができたのは、猛練習の賜物だったはずだ。
もっとも、福原愛の次に天才卓球少女と呼ばれた彼女だった。
でも、天才と言われるのは、それだけの猛練習をして力を培っていたからだ。
それがなければ、普通の卓球選手だったはず。
いずれにしても、今まで本当によくがんばって、日本卓球界を支えてくれた。
その功績と努力を称えたい。
笑顔も魅力の石川佳純選手、長い間お疲れさまでした。