ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

J1でも十分やれる!手ごたえをつかんだ開幕戦 ~2,023アウェイセレッソ大阪戦~

2023-02-18 20:24:31 | アルビレックス新潟

先制→追いつかれる→逆転される→追いつく→試合終了。

スリリングな展開だった。

 

GK小島、DF藤原、舞行龍、千葉、堀米、MF高、島田、三戸、伊藤、小見、FW谷口と、新加入の太田ではなく、小見を起用する大胆な松橋采配。

これって、完全にJ2で戦ったメンバーばっかり。

新戦力なしでJ1に挑む、自らの力を信じて戦うという決意の表れだ。

松橋力蔵、恐るべき覚悟!

 

ドキドキしながら見守った試合開始。

J2のときと同じように、ボールを保持しながら攻める試合展開。

ただし、新潟のパスのスピードや展開力は、間違いなく昨季を上回っていた。

最初のうちは、セレッソがその速さについて行けなかった。

開始から10分近くは、新潟の攻勢が続いた。

だが、セレッソも近年J1上位に位置するチームだけあって、そこからは守り方を変えたように見え、しっかり対応してきた。

 

それでも、22分、新潟は、伊藤がペナルティエリア内に進入し右にパスを送ると、谷口が右足を思い切りよく振り抜き、強烈なシュートがゴールネットを揺らした。

スロービデオで見ると、相手DFの股を、すごいスピードで通過していた。

 

谷口は、J3→J2→J1とはい上がってきた苦労人。

この試合が、J1初出場であった。

その試合でFWとして先発し、見事にJ1初ゴールも決めた。

すばらしい!

 

だが、セレッソにも意地がある。

左サイドからの高速クロスが逆サイドに流れ、右サイドからゴール前ファーサイドにボールが上がると、飛び込んだ選手がヘッドで決め、あまり時間を置かずに同点に追い付いた。

 

それでも、アルビは、無理に攻め込もうとはせず、じっくりとパスをつないでチャンスをうかがう展開が続いた。

前半は、谷口の再びのシュートや相手の強烈なシュートシーンもあったが、相手GKやGK小島のナイスセーブもあって、1-1でハーフタイムを迎えた。

 

後半になってから、セレッソの守備がさらに堅くなったように見えた。

新潟の方がボールを保持しているものの、中盤でボールを奪われる場面も多くなった。

そして、ゴール前にヒヤリとするボールも入ることもあった。

 

そうこうしているうちに、71分、アルビサポ以外がみんな待っていた(?)香川真司が交代出場した。

香川がセレッソに勝利を呼び込んだ、なんてことをネットやSNSに美談風に書かれるのはまっぴらごめんだった。

だが、75分、香川が起点となったスルーパスからクロスが生まれ、こぼれたボールに反応した選手にシュートを決められてしまった。

1-2。逆転されてしまった。

これがJ1上位のチームの底力か!?

 

残り時間は、15分しかない。

やっぱり負けるしかないのか?

そう思ったりもしたが、新潟も選手交代を生かす。

すでに谷口・小見に代えて、鈴木・松田を使っていたが、さらに、藤原・島田に代えて新井・秋山を起用して打開を図った。

 

するとその3分後、コーナーキックのチャンスをつかんだ新潟。

伊藤から放たれたキックは、ゴール前へ。

これを手ごわい相手との競り合いに勝った千葉が、見事に決めてみせた。

記念すべきJ1350試合出場の試合で、35番の千葉が、貴重な同点ゴールだ!。

いやあ、興奮した。

 

その後、堀米に代えてトーマス・デンを入れて守りを固めながら、勝ち越しをねらったが、そのまま試合終了。

新潟の6季ぶりのJ1開幕戦は、2-2のドローで、アウェイで貴重な勝ち点1をゲットするという結果になった。

 

いやはや、何とも緊迫した試合だった。

それでも、J2を席巻したアルビレックス新潟のサッカーが、J1でも十分に通用するところを見せてくれたと思えた。

何より、選手たちがビビっていない。

自分たちのサッカーを信じて、ゴールを奪うことに集中していた。

守りでは、GK小島が2度、3度ビッグセーブを見せて、チームを救ってくれた。

ボール支配率も59%と、今まで通りの数字を示してくれた

 

今日の試合を自信にして、J1の戦場で戦っていこう。

そして、今度は、勝利をつかもう。

そんなことも言ってもよい手応えを感じる開幕戦だった。

選手の皆さん、サポーターとして応援に行った皆さん、ありがとうございました!

 

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折れたロウバイ、花を咲かす

2023-02-17 17:23:11 | 草木花

去年の12月の大雪で折れてしまったロウバイの木。

せっかくつぼみをたくさんつけていたのに、幹から折れてしまって本当に残念だった。

そのまま放っておくのはしのびないので、水を汲んだバケツに入れて、玄関前の風除室に置いたのだった。

          【去年12月】

 

あれから2か月。

バケツ水に立てておいたロウバイは、1月の寒さにも負けず、枯れたりはしなかった。

そして、ちゃんとつぼみをふくらませてきたのだ。

着実に大きくふくらんできたつぼみ。

それが、今週になって、次々に開花し始めた。

黄色く美しい花が、ぽつりぽつりと開いている。

その花たちは、ウメの花特有の香りを周囲にたっぷり振りまいている。

折れた木だったのに、それから2か月たって、水を吸うだけで生き、花を咲かせている。

この生命力、すごいな。

 

午後になると、わずかな時間だが陽射しが当たるときがある。

すると、その花は、黄色から金色に変わる。

その輝きがとても暖かく感じる。

 

ありがとう、折れながらがんばってくれているロウバイ。

 

まだ、外には雪があるのだが、わが家の玄関は今、ロウバイの黄色い花と香りがとても心地よい。

まだ開いた花は多くはない。

今でもすてきなのだが、すべて開花したら、花の輝きや香りはどれほど増すことだろう。

数日後の、その日が来ることを楽しみにしている。

 

 

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「むかし女がいた」(大庭みな子著;新潮社)を読む

2023-02-16 18:17:57 | 読む

図書館の新潟県関係の書を集めたところに、この本があった。

著者名は、聞いたことがあった。

大庭みな子氏。

小説家だと知ってはいたが、作品を読んだことがなかった。

新潟高等女学校(現新潟県立新潟中央高校)を卒業したので、新潟県関係の本のコーナーにあったのだ。

この方が亡くなってから久しいはずだと思いながら、本の題名が気になった。

「むかし女がいた」

 

表紙の装丁が、よく見てみるとローマ字のアルファベットにすべて裸婦の絵が入っている。

そんな本を手に取って見るのは少々気がひけたが、中のページをペラペラとめくってみた。

すると、構成は短い章からなっていて、28章あった。

その28章すべてが、「むかし女がいた」という書き出しで始まっていた。

その奇抜さ(?)にひかれて、その本を借りてきた。

 

読んでみると、28章すべてにわたって、いろいろな女性の生き様が綴られてあった。

最初の方では、出てくる女性一人一人が、たしかに「むかしの女」であった。

戦前や戦中を生きた女性も出てくる

生き方としてみると、結婚することが当たり前で、それが女性の幸せにつながると信じられていた時代を生きた女性もいる。

それゆえに不幸な思いをした女性もいる。

戦後から遠くなるにつれて、女性の生き方は自由になったように見えたが、一人では生きにくい時代が続きはした。

それでも、愚かな男性をパートナーにしながら自由奔放に生きた女性もいる。

 

あとがきの部分には、

…(略)逝った人たちの話、今生きている人たちの話、とりとめのない話をしているうちに、どういうわけか昔めぐり逢った人たちが遠いところから次つぎにやって来て、話し始めるのを、そのまま書きとめたのが「むかし女がいた」である。

と、書いてあった。

 

もう少しだけ作者の大庭みな子氏について知りたくなって、ウイキペディアなどを開いてみた。

そこには、「フェミニズムに関心が高く」と書いてあった。

フェミニズムについては、ググって見ると、

フェミニズムとは、性差別をなくし、性差別による不当な扱いや不利益を解消しようとする思想や運動のことである。 フェミニズムはその歴史から女性権利向上・女性尊重の運動だと捉えられがちだが、男性嫌悪や女性だけを支持するものではなく、男女両方の平等な権利を訴える運動である。

とあった。

 

なるほどなあ。

それぞれに生きた女性の話を拾いながら広げて書いていったというわけだ。

確かに、女性を尊重しながら書いていることが、28の章から伝わってきた。

 

最終章の最後には、詩の表現で綴られている文章が印象的だった。

(略)

何が何だかわからない

生きれば 生きるほど

わからないことが

どんどん多くなる

全て世はこともなし

 

何もわからずあの世へ行く人は

いつまでも老いなかった人

 

人は一度生まれたら

決して死ぬことはない

誰かが あなたを憶えている

憶えているあなたを 

またべつの誰かが 憶えている

 

だから あなたは決して死なない

それに 鳥や花に生まれ替るとしても

人に生まれ替るより不幸だということもない

星になっても 石になっても

水になっても 火になっても

同じこと

誰かが あなたをみつめている

 

人は一度生まれたら

決して消えてなくなることはない

 

この世のすべてのありようは

むかし生まれて逝った人たちの織る

模様 かたときも休まず

少しずつ 変る だが 変らない

不思議な 模様

 

この文章に出合って、なんだか気持ちが救われる気がした。

救われるのは、「むかし女がいた」に登場した、なにげない一人一人の女性の存在だけではない。

ここには男女関係なく、私たち一人一人が生きたこと、生きてきたことも無駄ではないと思わせてくれるものがある。

ともすれば、自分の人生は何だったのか、と思いがちな人にも大きな力を与えてくれているように思えたのであった。

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日刊スポーツの順位予想~小林記者、グッジョブです!

2023-02-15 18:02:46 | アルビレックス新潟

先日、ここにサッカー専門誌に書かれたアルビレックス新潟の順位予想について書いた。

 

 

2023サッカーJ1リーグ、専門家の順位予想に… - ON  MY  WAY

2023シーズンのJ1リーグは、来週17日夜の川崎フロンターレ対横浜F・マリノスの1戦で幕を開ける。6季ぶりにJ1の舞台で戦うアルビレックス新潟の活躍が、とても楽しみ...

goo blog

 

 

「アルビレックス推し」の身としては、事前予想が低いのは「ちょっと待てよ」と言いたい気分ゆえで、ここに書いたのであった。

すると、やはり興味のある人は多いようで、今までにない方に訪れてもらって、その数にビックリした。

 

開幕が近づいてきて、またさらにいろいろなところで、J1の順位予想が流されている。

まあ、いずれも似たような戦前の予想になっているのは、仕方がないところかな。

 

全国紙であるスポーツ紙で新潟県内に支局を置いているのは、スポーツニッポンと日刊スポーツがある。

日刊スポーツでは、全国総勢13人の記者による順位予想の記事を載せていた。

 

 

【Jリーグ記者予想】優勝1番人気は鹿島 4人が常勝軍団の復活推し 横浜連覇0人も平均順位首位 - J1 : 日刊スポーツ

30周年を迎える今季のJリーグは17日に開幕する。2月17日のJ1開幕は史上最速だが、日刊スポーツのサッカー取材班の準備は万全。北は北海道から、南は九州まで総… - 日刊スポ...

nikkansports.com

 

 

それを、まとめてみた。

そして、それを点数化して総合的順位を決めてみたのが、一番右のこれ。(⇧)

 

新潟の順位は、18チーム中16位。

やっぱり、まあこんなものなのだろう。

 

でも、その中でうれしかったのは、5位予想があったこと。

どういう人かな、この記者は?…と思って見てみると、新潟支局の小林忠記者だった。

寸評にも、「新潟は就任2年目を迎えた松橋監督のもと、ボール保持率を高めながら緩急をつけた攻撃で得点を重ねる。6年ぶりのJ1で衝撃を与える可能性大。」と書いてくれていた。

さすが、地元出身で地元担当だけある。

うれしくなったよ。

 

小林記者は、地元びいきなだけでなく、新潟をしっかり取材しているから、信頼したい。

小林記者、グッジョブです!

今後も、わたしたちがときめくアルビ情報を、よろしくお願いします!

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寒の緩みを見ながら、雪消し作業

2023-02-14 20:24:52 | 自然・季節

先月下旬、「10年に1度の最強寒波」とやらが来てから、およそ2週間が経過。

それが去ってから、そんなに深刻な積雪はなかった。

だが、日当たりの悪いうちの中庭は、多いところでまだ30cm近くの雪が残っている。

少しずつとけていっている。

だけど、少しでも早く地面の土に日を当てたいなと思う。

だから、体を使って、雪消し作業をする。

 

中庭の雪を、シャベルでせっせと運ぶ。

家の前の道路に落として、長靴で雪を広げ、とけやすくする。

家の前は、袋小路なのであまり車は通らないから、好都合。

だけど、袋小路ゆえに、日射しが届く時間が限られている。

特に午前中は自分の家の建物が、大きな日陰を作ってしまう。

午後の方が、道路に日が当たり、よくとける。

だが、冬の午後はもう3時を過ぎると、気温が急激に下がっていく。

そうすると、道路の雪は、夕方から凍ってしまう。

 

そんなことに気をつけながら、雪を消す作業を毎日行っている。

雪が降り続くときの除雪作業は、無理をしてでも行わないと、自分の家の生活にも近所の家にも支障が生じるから、無理をしてでもがんばらないといけない。

それに比べると、この雪を消す作業は、自分にとって無理のない範囲でできるから、よい運動になっている。

 

今また寒波が来てるが、立春を過ぎてからの雪は、それ以前の寒波に比べて、寒が緩むときがある。

その間に、せっせと雪を消し少しでも春が早く迎えられるようにしたい、とあくせくする今なのだ。

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母の祥月命日、墓参する

2023-02-13 20:47:37 | 生き方

亡母の祥月命日。

本当に早いものだ。

もう18年もたつのだから。

あの日、夜中から午前中へと、妻と弟と私の3人で一緒に見送ったことが、昨日のことのようにも思える。

 

墓地に行くと、あの年は、亡くなる直前の数日間、寒波がきて吹雪いていたっけなあ…ということを思い出しもする。

なぜなら、今年も墓地一帯にはまだ雪が残っていたからだ。

お地蔵さんも、防寒対策していた。

 

行ったのは命日より一日早い昨日だったが、相当冷え込んでいたらしく、花を供えるところの水は、まるで透明な入れ物のように凍り付いていた。

この時期とはいえ、ここまできれいな氷になっているのは初めて見た。

 

先日、祥月命日を前に、本当に久しぶりに母が出てくる夢を見た。

いそいそと出かけていく姿だった。

暖かい格好をしていたなあ…。

…そんなふうに、夢に出ただけでもなんだか、うれしいような気になってしまっている。

 

自分自身、父の享年プラス10を迎えようとしているし、母の享年マイナス10のカウントダウンに入っている。

そんなことを考えると、自分の人生も終盤なのだとしみじみ思ってしまうのであった…。

 

 

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2023シーズンパスが届いたよ

2023-02-12 20:24:23 | アルビレックス新潟

昨日、アルビレックス新潟のHPには、「2023シーズンパス発送の案内」が表示された。

 

 

2023シーズンパス発送のご案内

1月31日までにお申し込みいただいたシーズンパスについて配送手配が完了し、本日2月11日(日)から13日(月)にかけて順次お届けとなりますので、お知らせいたします。昨年...

アルビレックス新潟 公式サイト|ALBIREX NIIGATA OFFICIAL WEBSITE

 

それを見るより早く、わが家には、夕食を食べている時間に、実物のシーズンパスその他一式が届いた。

は、はやい!

 

私がシーズンパスを購入したのが、2008年度。

あれから、15年。

16年目のシーズンを迎える。

15年のうち、最初の10年間はJ1を舞台に、後半の5年間はJ2で、という戦いであった。

退職以前は、土日といえど、仕事に関係する予定が入って、観戦・応援に行けないというときもそれなりにあった。

奇跡のJ1残留を決めた2012シーズンの最終戦もそうだった。

もし、行けていたらどんなにうれしい気分になったことだろう。

反対に、2017シーズンでは、目の前の試合は勝利したのに、他の試合結果によってJ2降格が決まったのだった。

あれは、とてつもなく切なかった。

 

知っている人の中には、あれほど熱心に観戦に行っていたのに、

「J2に落ちてまで試合を応援する気にはならない」

と言って、シーズンパスを購入しなくなった人もいた。

とても残念だった。

 

J2に落ちて、チームが苦境に陥っているときほど、応援する人が必要なのだ。

そう思ってこの5年間は、アルビのJ2での苦闘を見守ってきた。

1年での復帰を目指したが、J3への降格すらうかがえた1年目。

2年連続して監督途中交代となった2年目。

感染症禍で大変な中、不祥事で、選手、DM、社長と辞めざるを得なくなった3年目。

開幕から首位を走りながら失速した4年目。

そこから、ついにJ2優勝を果たした5年目。

ずうっと、苦しみもがきながら前に進もうとするチームを見てきた。

そして今、ようやくJ1の舞台に戻ってきた。

応援し続けてきてよかった、と改めて思っている。

 

噂では、シーズンパスの申込者もだいぶ増えているらしい。

また2万人、3万人という観客動員数になってくれるかもしれない。

声出し応援が、ゴール裏だけでなく全面で解禁となれば、さらに盛り上がるだろう。

早く自由に声を出して、選手たちの背中を押したい気分でいっぱいだ。

 

シーズンパスの到着。

いよいよ開幕が近づいたなあ、という気分になった。

選手たちは、高知キャンプを終えて2日間のオフ。

14日(火)から17日(金)までの、福島Jビレッジでの第2次キャンプも、けがなく体調万全で過ごし、18日の開幕戦に臨んでほしいと願っている。

 

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スーパーサッカー、ヴァンフォーレ甲府、善戦及ばず

2023-02-11 18:14:27 | アルビレックス新潟

今年最初のJリーグの公式戦、富士フィルムスーパーサッカー。

しっしっかり楽しめた試合だった。

去年のJ1リーグの覇者横浜F・マリノスと、天皇杯の覇者ヴァンフォーレ甲府の一戦。

日本のトップリーグ、J1で優勝したマリノスとJ2で18位だった甲府。

その2チームの対戦だったから、大差でマリノスが勝つのではないかとの予想は多かった。

私もそう予想してはいた。

ただ、2017年シーズン終了後に、新潟と甲府は一緒にJ2に降格した「仲間」であった。(大宮もそうなのだが)

5シーズン一緒に同じJ2の釜の飯を食った仲間ということもあったし(?)、天皇杯優勝を果たしたのに交代となってしまった、昨シーズンの甲府の監督は、かつて新潟を率いた吉田達磨という縁もあったから、この試合は、甲府を応援しながら、テレビ観戦した。

 

試合の入りから積極的に攻勢に出てコーナーキックを獲得したり出足よくボールを奪ったりして、最初の10分間は、甲府の攻勢が目立った。

ファウルをもらっても、クイックスタートで始めてみるなど、きびきびした動きは、非常にいい感じだった。

 

だが、それでも相手はJリーグ王者の横浜F・マリノス。

次第に攻勢に転じると、前半30分、ワンタッチパスを5本くらいつないで、見事に先制ゴールを挙げた。

さすがだ。

このワンタッチパスの連続でのゴールというのは、われらがアルビレックス新潟も目指しているプレーの1つだと思う。

 

このゴールで一方的になるかと思ったら、どうしてどうして甲府も同点のチャンスをうかがってがんばった。

44分、中盤でボールを奪取すると、前線にスルーパスがうまくつながり、ラストパスをピーター・ウタカが決めた。

副審はオフサイドの旗を上げたが、VARによってゴールが認められ、なんと同点に追いついた。

先制されながら、前半のうちに同点に追いつくとは、甲府もいい戦いぶりであった。

 

後半も、守勢に立たされながら、甲府の守備がふんばっていた。

だが、60分、一瞬のスキができたところを攻め入られ、アンデルソン・ロペスに猛烈なシュートを食らった。

さいわい、ボールはゴールポストに弾かれたが、そのはね返りを西村が見逃さずしっかりゴールに蹴り込んだ。

これで、横浜が勝ち越し。

 

その後の横浜は、選手交代をうまく使いながら試合を進めた。

交代選手がまた強い外国人選手ばかり。

前半と違って、横浜がかなりボールをもったり保持したりする場面が多くなった。

 

それでも、甲府はアディショナルタイムになってもあきらめずにボールを追い、コーナーキックを獲得した。

GKも上がっての最後のチャンスと思われた。

コーナーキックからの流れで、甲府の選手のシュートが決まって、土壇場での同点ゴールかと思われたが、オフサイドの判定。

今度はVARでも判定は変わらず、やがて試合終了。

横浜F・マリノスは、6回目の挑戦でこのスーパーカップ初戴冠となった。

 

敗れたけれども、甲府の選手たちの懸命さが伝わってくる好ゲームだった。

あわや同点、というところまでJ1王者を追い詰めたのだから、十分健闘したと言える。

 

さて、今季、リーグ戦でアルビレックス新潟は甲府と戦うことはない。

戦うのは、今日の王者横浜F・マリノスである。

今日の甲府の健闘を見て、新潟もかなりやれるのではないかと思えた。

1週間後の初戦の対戦相手が、マリノスや川崎同様に事前の評価が高いセレッソ大阪ではあるが、その試合だけですべてが決まるわけではない。

開幕戦でいい手応えを得られるといいなあ。

 

いずれにしても、今日のスーパーカップで、リーグ戦の開幕がさらに待ち遠しくなったことは間違いない。

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2023サッカーJ1リーグ、専門家の順位予想に…

2023-02-10 20:20:49 | アルビレックス新潟

2023シーズンのJ1リーグは、来週17日夜の川崎フロンターレ対横浜F・マリノスの1戦で幕を開ける。

6季ぶりにJ1の舞台で戦うアルビレックス新潟の活躍が、とても楽しみだ。

 

開幕1週間前となり、ネットやサッカー専門誌には、2023シーズンの順位予想が出るようになった。

さて、その専門誌Dでは、30人のサッカー専門家の皆さんによるJリーグの順位予想が並んでいた。

 

気になるわがアルビレックス新潟の順位予想は、というと、

 9位…1名

10位…1名

12位…3名

13位…1名

14位…2名

15位…5名

16位…6名

17位…5名

18位(最下位-J2降格)…6名

という結果であった。

これをポイント数で総合順位で表すと、新潟の予想順位は「15位」になるのだそうだ。

 

圧倒的に下位予想が多いのは、仕方がないことだろうとは思う。

まあねえ、J2で優勝してJ1に昇格したといっても、J1のレベルは高いからそう簡単に上位に行けるとは思っておりやせぬ。

 

今季の順位予想の理由や見どころをわずか100字弱で述べる欄があるのだけれど、少ない字数の中に、わざわざ新潟のことを書いてくれた方もいた。

「新潟は楽しみ」(予想12位)

「新潟は非常に高い完成度で昨季のJ2を席巻したチームなだけに、J1での躍進も期待できる」(予想14位)

「注目は新潟。松橋監督の手腕は確かなもので現状は16位と予想したが伸びしろはある。鍵はJ2を席巻したポゼッションスタイルに自信を持てるかどうか。戦い方を貫けば…。」(予想16位)

これらは、久しぶりのJ1だからとか、点取り屋がいないからとか、先入観からではなく、ちゃんと去年の新潟の戦いぶりから考えてくれている。

だから、うれしく感じた。

 

ところで、18位で降格と予想した方々の意見は、

「上位陣ほど回収力のあるDFがいない」

「ネスカウ、ゴメスの新外国人が序盤からフィットするかどうかが残留の鍵」

「新潟は6シーズンぶりのため、経験値の面で不安」

「補強の少なさが気になる」

…などなど、いかにももっともな意見が並ぶ。

 

これらに対して、応援する側としては、

なんだ、これ!?去年の戦いぶりもチーム力も、全然分かってないじゃないか!!?

と言いたくなる。

外国人頼みのチームにしたり、外部から新戦力が加わった数が少ないからを理由にしたりしている。

アルビレックス新潟は、そんなチームではない。

去年の選手の契約更新こそ最大の補強、と、監督や強化部長が言っているのだ。

 

あげくの果ては、

「新潟はこのオフの補強が消極的でメンバーがほぼ変わらないため、特にCBの千葉やジェームズらがJ1のスピードにどこまで対応できるかが不安要素だ。チーム全員で守り、グスタボ頼りの攻撃になると厳しい。」

…なんじゃあ、こりゃあ!?
「グスタボ」?

確かに新外国人は「グスタボ・ネスカウ」だけど、チームでは「ネスカウ」が一般的だ。

それはまだ新入団選手だから仕方がないとは思う。

けれども、「ジェームズ」だってさ!?

「舞行龍ジェームズ」を「マイケル」とは呼んでも、「ジェームズ」と呼ぶ人はいない。

「舞行龍」で10年以上も選手生活をやっているというのに、知らないのだろうか。

おまけに、CBにスピードがないようなことを書いてあるが、昨季にトーマス・デンというオーストラリア代表にもなって活躍したDF選手がいることが分かっていないじゃないか。

 

まあ、専門家の順位予想なんて、しょせんこんなものなのだろうなあ。

こちら新潟を応援する側からすると、どうしてもひいき目に見てしまうから、とりあえずこんなところがいわゆる世間の見立てなのだろう。

 

思い出せば、J2の去年も、戦前の専門家たちによる予想順位は低かった。

新潟のJ2優勝を予想した専門家は、はっきり言っていなかった。

今年も、アルビレックス新潟には、この低い予想をくつがえすような大活躍を期待しよう。

 

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「浅見光彦の日本不思議舞台地(ニッポンミステリースポット)の旅」(内田康夫著;KKベストセラーズ)

2023-02-09 20:48:52 | 読む

ミステリー作家・内田康夫氏が亡くなってから、もう5年もたとうとしている。

彼の書いたもので名探偵浅見光彦が登場する小説は、9割以上買って読んだ。

その数は、100数十冊になり、今もずらりと本棚に並んでいる。

かなり多くが、いわゆる旅情ミステリーと言われるものだった。

日本の各地を回って、浅見光彦が難事件を解決して活躍する話は、どの話もそれなりに面白かった。

 

以前は、トラベルミステリーの第一人者だった西村京太郎氏の、十津川警部が出てくる本が好きだった。

だが、内田康夫氏の浅見光彦シリーズの著書に出合い、そちらの方に傾いていった私であった。

人物設定の面白さと、日本各地を巡る楽しさがあった。

浅見の家は、旧家で兄は警察庁刑事局長のエリートだが、浅見自身は三流大学出のしがないフリーのルポライターという設定だった。

だから、取材で日本各地に出かけていくことに不自然さがなかった。

 

そのうえ、小説の中で、出かけた先の土地についての記述が、非常に細かかった。

これは、内田氏が実際にその土地へ出かけて行って綿密な取材をしたり、興味関心を抱いた事柄について土地の方から聞いたり文書で調べたりした賜物だろうと思って、いつも興味をそそられ、感心して読んでいた。

 

その浅見光彦がかかわった日本中の土地の中には、いわゆるパワースポットと呼ばれる土地が多い。

本書「浅見光彦の日本不思議舞台地(ニッポンミステリースポット)の旅」は、作品の中でそれらの土地を訪ねてのエピソードや体験談を、作者の内田康夫が語ったものである。

亡くなる3年前に出版されていたのを図書館から借りてきたが、もう市販されていないようだ。

 

第1章では、天河神社や伊勢神社、厳島神社などの神社

第2章では、化野念仏寺、中宮寺、善行寺などの寺

第3章では、湯殿山・羽黒山、高千穂や戸隠、軍艦島などの山や島など

…を取り上げて、それぞれについて綴っている。

 

さすがに150を超える作品を有するだけあって、すべてを紹介しきれないが、全国30か所のパワースポットを紹介していた。

 

新潟県を舞台にした作品も、「佐渡伝説殺人事件」をはじめとしていくつかあるのだが、本書にパワースポットとしての紹介は、残念ながらなかった。

 

残念ついでに言えば、あまりにたくさんの作品を読んだものだから、「天河伝説殺人事件」「津和野殺人事件」「箸墓幻想」「棄霊島」「はちまん」…など、作品名と共に紹介されているパワースポットが並ぶが、1つ1つの作品がどんな話だったかは、1回ずつ読んだだけなので、ほとんど忘れてしまっていた。

だが、どの話も面白いと思いながら読み終わったのだったけどなあ…。

やっぱり、こうした土地の紹介とエピソードだけを読むより、展開にドキドキする浅見光彦の登場する小説の方が楽しいな。

 

内田氏の没後、早くも5年。

あの名探偵浅見光彦が活躍する新刊は、もう読むことができないのが、もう一つ残念なことだ。

こうして、ほとんどのストーリーを忘れてしまっているなら、本棚から取り出してもう一度読み返してみるのも悪くないのかもしれないな。

 

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