長崎・出島の中をゆっくり見学していましたら、日もだいぶ落ちて来ました。
すると、教会の鐘のような音色が突然鳴り始めました。
えっ?と思い腕時計を見ますと、ちょうど五時。
その音は、一つでなく、三種類くらいの鐘がなっている気がします。
あ々、長崎の鐘なんだ~と思いました。
(本当の意味で長崎の鐘とは、浦上天主堂の鐘を言うそうですね)
出島の中にも、カピタン部屋の横の、高いやぐらの上に、鐘が備えてあります。
写真でもぶら下がっている長いロープを引いて鳴らすようになっています。
この時、聞いた鐘の音はどこから聞こえたのか、分からず仕舞いでしたが…。
次第に暮れなずむ空と、教会の鐘の音。
なんとも異国情緒のある、長崎ならではのひとときでした
「長崎の鐘」 作詞 サトウハチロー
こよなく晴れた 青空を
悲しと思う せつなさよ
うねりの波の 人の世に
はかなく生きる 野の花よ
なぐさめ はげまし 長崎の
ああ 長崎の鐘が鳴る