今年も 「植藤造園」16代目、桜守りの佐野藤右衛門さんはお元気そうです
と言ってもテレビ番組でお見かけしただけですが
今までにも何度か聞いた言葉を今回も聞くことが出来ました
それは、
『 桜は花の時だけでなく、一年を通してみてほしい。
どれか自分の好きな桜を決めて、よく通る道で見る桜でもかまわんから
葉の時、葉も散る時など見てほしい 』
ということです
この番組に、小さなお皿を持って来られました
それは素朴な感じですが、そこに焼き付けられた色は
桜の枝を燃やして出来た灰を使って作ったそうです
やわ~い、素朴な桜色でした
灰を利用して焼くとあんな色になるなんて、驚きでした
(灰をつけるのか、灰汁をつけるのか聞き漏らしました)
藤右衛門さんは桜を最後の最後まで無駄なく使いたかったので
とおっしゃってました
思えば、桜は、花の塩漬け、葉は桜餅を包む葉に、
また木は茶筒など木工品、桜チップ、布の染色にと
様々に使われていました
最後の灰も生きた使い道があったのですね
藤右衛門さんの庭が広沢の池の近くにあります
数年行ってませんが、桜の様々な種類が揃っています
まだ若い桜や、見事な花を付けてる大木までいっぱい!
桜の季節には、庭には篝火が焚かれ、お邸の横の通路に
緋毛氈の敷かれた床几が置かれ、一服することが出来ます
お邸も風情のある古民家風です
桜は木の傍まで行って見て、触れて鑑賞することが出来ます
あ、もうひとつ興味深いことを聞きました
桜は咲いているうちは虫がつかないが、咲き終わると
毛虫がつき始める…
そろそろ桜の木の下は注意しないと。
今年は一年を通して観察する「オンリーワン」を見つけようかな
2010年に行った時の記事3本にリンクします ↓ よろしければ
http://blog.goo.ne.jp/7u6n4c1h4a9n7/e/578654b850bb51d017241057320a3a12
http://blog.goo.ne.jp/7u6n4c1h4a9n7/e/d6539bd790198bf33bde9ffa67c29220
http://blog.goo.ne.jp/7u6n4c1h4a9n7/e/ec252917d277bb3e4e2b8bf825b68704