四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

日中韓三国の友好親善

2012-10-24 08:00:08 | 生かされて今日

 第15回日中韓仏教友好交流会議が22日、立正佼成会横浜教会普門館で開催されました。尖閣列島と竹島の領土問題から三国間での緊張が高まっている最中開催自体が危ぶまれましたが、無事に華やかに執り行われました。三国の仏教界のリーダーが、この緊張している政治情勢化においてお釈迦様の御教えのもとに膝を交えられたことは画期的です。中国からは中国仏協会副会長の学誠 師以下42名、韓国からは曹洞宗総務院長の慈乗 師以下83名。日本側代表団は総本山知恩院伊藤唯眞 門跡以下69名が来館されました。私たちは普門館玄関で3国のミニ国旗を振り合掌、拍手でお出迎えしました。国家間のイザコザ、小異を乗り越えて仏教徒が世界平和境建設の大誓願に力を合わせることは人間の英知を示すことになります。

この会議の機縁は1993年中国仏教協会会長の趙撲初(ちょうぼくしょ)師の以下の発言にあります。

『われわれ三国は隣国であり、数多くの絆で結びつけられて、切り離せないのです。その数多くの絆の中で最も長い歴史を持ち、今でも輝いているのは、われわれの共同の信仰、仏教であります。それに適切な名をつけると「黄金の絆」となります。』

誠に崇高なご発案でありました。

会議ははじめに釈尊像を前にして世界平和祈願法要が3国それぞれのやり方で読経が行われました。日本側の導師は立正佼成会理事で横浜教会の椎名教会長が努められました。伝統仏教界からの大会参加は、知恩院、延暦寺、東大寺、薬師寺、清水寺、浄土宗、永平寺、川崎大師など精神界の指導者です。

14時から各国45分間の三国仏教講演会、共同宣言文への署名調印式、更に18時から横浜ベイシェラトンホテルでの歓迎夕食会です。林文子横浜市長のスピーチがありました。

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旧古河庭園へ(その5)

2012-10-24 05:32:35 | 生かされて今日

 旧古河庭園では専属ボランティアガイドの説明を頂きました。もともとは明治の元勲、陸奥宗光の別邸だったそうです。彼の息子が古河財閥の婿養子となり、古川家の所有となった名園なのです。石造りの洋館、広大な日本式庭園と洋式庭園の豪華な屋敷です。明治の高官と財閥家とのジョイントですから桁外れの豪華絢爛なお屋敷です。陸奥宗光は和歌山藩士で、坂本龍馬の引き立てを受け初代神奈川県知事、外務大臣などを歴任しましたが、わすか54才で亡くなりました。伯爵でした。

洋館は石造りでニコライ堂を設計した英国人・ジョサイア・コンドルが作りました。奥さんは日本人です。心字池、巨大な石灯籠、仏塔など庭師の精魂が残されていました。洋式庭園には小粒な秋の薔薇がよき香りを恵んでくれました。ゆっくり時間が流れる名園です。ボランティァから押し花にした四つ葉のクローバーを記念に頂きました。楽しい一日を企画して頂いた子規庵保存会の皆様、誠にありがとうございました。

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