四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

第38回三渓園観梅俳句大会

2014-03-07 19:53:48 | 生かされて今日

 23日横浜の名苑 三渓園で梅の花を愛でる俳句大会がありました。私の所属する横浜俳話会の役員が手弁当で下準備です。9時半からに参集し鶴翔閣(原三渓さんの邸宅を再建した横浜市の有形文化財)で表彰式や句会、受付の準備にかかりました。

時々陽のさすまあまあのお天気、風はまだ冬のなごりです。大池にはキンクロハジロやかもの浮寝鳥が、三重塔をいただく山陰に憩います。春の大雪のために緑萼梅や臥竜梅、松の木や椿の木にも枝が裂けたり折れ曲がり痛々しいでした。ツアー旅行の一団や友だち連れのご婦人たちが散策しています。

当日句会の投句締切は12時30分なので準備が一段落してから一句ひねりに庭園をめぐりました。お目当ての三重塔のある小山は残雪や雪折れの危険から登れません。鶴ヶ峰で句会を巻く新人を含む5人が来てくれて熱意に驚きました。句会では三渓園副理事長と役員とで選を行い下記の作品が上位を占め表彰されました。

  春寒し水のとがりし手水鉢             鈴木和代 

  さざ波は風の言の葉浅き春      中村重次郎

  梅の昼空がだんだん青くなる     大関 洋

  大池に春を吸い込む鯉の口     石坂春夫

  梅の香を連れて割り込む囲炉裏端 麻生 明

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