四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

ご先祖・親の恩に気づくお盆

2016-07-24 07:04:43 | 生かされて今日

 先祖や両親に対する心について学校、大学でさえ教えてくれません。現代社会で人間関係がゆがむ元は、この基本的な親先祖への哲学が欠けているからと思います。私も大いに人間関係で悩みました。このお盆に自分が存在している足元、親先祖に思いを寄せてみませんか。


『私たちがいまこの世にある、そのいちばんのもとは親です。その両親への感謝から、自分を取り巻く社会への恩、この国に生まれることができた恩が考えられるようになってきます。

「孝は百行の本」といいます。自分の命の大もとである親への感謝、さらに、そのまたもとの代々のご先祖さまへの感謝が、もろもろの善行のもとになるわけです。それをおろそかにしているようでは、さまざまな人との関係がうまくいくはずがありません。

たとえば矢を射るとき、こちらの姿勢がきちんと決まっていないと、いくら的を狙っても当たりません。姿勢がきちんと定まると、矢は、何本射っても同じ的の中心に飛んでいきます。それと同じで、親の大恩への感謝の念が、この社会で生きていく自分の姿勢を定めてくれるのです。

私たちが幸福になるその出発点は、親孝行、そして、ご先祖さまへの供養にあるといえましょう。

親が安心し、ご先祖さまが満足してくださる生活ができるようになれば、目の前にさまざまな問題が横たわっているように見えても、おのずと道は開けてきます。

 庭野日敬著『開祖随感』より

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