四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

ほほえみの布施

2018-10-19 06:23:15 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『「私なんか、だれからも好かれないんだ」と決め込んでいる人がいますが、この世の中に、そんな人がいるわけがありません。そんなふうに自分で決めつけている人をみると、自意識が過剰すぎるのですね。人のちょっとした言葉で、「私はだめな人間なんだ」とか、一つでも嫌なことがあると、「私には、いいことなんかあるはずがないんだ」というように、悪いほう悪いほうにばかり考えるのです。

これは、過剰な自己防衛意識のせいです。自分を守る垣根を高くしすぎて孤立してしまい、自分の素直な心や、優しさを無理やり抑え込んでしまっているのです。

その優しい心を、曲折させずに素直にスッと表に出せばいいのです。難しいことはありません。人に会ったら、笑顔でちょっと挨拶するだけでもいい。笑顔は、どんな人の心も和ませる最高のコミュニケーションです。

「親を喜ばそうと思って、なにもしてあげられることがなかったら、日に二、三度、笑顔を見せてあげなさい」という日蓮聖人のお言葉があります。笑顔は人の心を開かせる力を持っています。その開かれた心が、みんなの素直な心を引きだすのです。』

庭野日敬著『開祖随感』より

 

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