四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

母の日の頃

2009-05-09 08:01:16 | 歌の花束
 「母の日に贈りてくれし香水の
           匂ひまとひぬ子の命日を」  都城市 田中美智子

売場には母の日プレゼントがリボンを結んで目をひく今日この頃です。香水を母の日に届けてくれた子が、先に逝くなんてどんな悲痛な苦しい逆縁だったでしょうか。
その命日には、香水の香りを身につけて子供さんとの一帯感を味わう心境になられたんですね。「愛別離苦」は避けられない四苦八苦のひとつですが、せめて歳の順であって欲しい。でも周りを見回すと結構多くの方がこの苦しみに泣き叫んだことがわかります。

 「あれはみな悪夢だったと言うように
               野の草叢に眠る忠魂碑」 秋田市 渡辺悦子

5月3日は「憲法記念日」でした。平和憲法第九条を修正しようとかっての悲惨な苦痛を忘れているエセ愛国者が動き出しています。憲法は暴走しやすい国家権力から国民を守るただ一つの防波堤です。たとえ米国に押し付けられたとしても、よいものは良いのである。子や孫を戦場に追いやる自民・公明の改憲に強く反対します。
 とちの花が咲いていました。
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