13日皇居にて古式豊かな「歌会始の儀」が行われました。つまり天皇家はやまと歌、和歌をたしなまれるのです。和歌の源流は「古事記」。神代の時代のスサノオノミコトにあると書かれているそうです。
私は俳句が好きなんですが、俳句のもとは和歌を複数で続ける連句、それも飲んで騒ぐ場でつくるエログロ、滑稽な狂句です。その最初の発句が独立して俳句となりました。
天皇家ではそんな下品な歌を基にする俳句はなさいません。みやびな上品な和歌をたしなまれています。勅撰和歌集の初めは『古今和歌集』です。漢詩にも勅撰集はありますが、俳句にはありません。
今年のお題は「野」で世界中から2万を超す応募がありうちうちわずか10首が選ばれ、天皇陛下の前で披講されます。大変な名誉ですね。最年少は17歳の少女、最高齢は81歳。20代、30代、50代からの作品は選ばれませんでした。
17歳の素敵な恋の歌をどうぞ。
野原ならまつすぐ走つてゆけるのに満員電車で見つけた背中
東京都の鴨下 彩さんの作品でいいですね。
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