
「ごく」が「お供えのお下がりのお餅であることと「御供撒き」はそのお餅を氏子やお参りの人たちへのおすそ分けや、厄払いとして頂くものであることを知ったのは、かなり後になってからだった。
去る4月25日、「御霊神社のごく撒きの写真を撮りにいったら・・・」と友達に誘われて出かけた日のお餅がこの画像である。
大きいのは笠餅といって、手にできた人はラッキーとのことだ。
そのラッキーな笠餅二つは、見知らぬ人からのプレゼントで、紅白の御餅は、カメラを構えている私のところに飛んできた御餅だった。


南脇社殿に他戸(おさべ)親王、北脇社殿には早良(さわら)親王、他戸親王とは異母兄弟、桓武天皇の弟が祀られている。
別宮には、火雷神(ほのいかずち)この神は、井上内親王がこの地に流罪の途中、現在の奈良カントリーのあたりで生誕。
こうして祀られている井上内親王は、一時は皇后であった身ながら、当時の皇位継承の勢力争いの渦中にあり、不遇の生涯をこの地で終えられている。
詳しいことに興味をお持ちの方は、上の「御霊神社」のリンク先をご覧いただければ。
太々神楽祭は、この井上内親王親子が、幽閉された五條の地で、暗殺され逝去されたと伝えられる日が、775年4月25日(27日の説もある)と伝えられることから、御霊神社で鎮魂のお祭りが執り行われている日に友達の「写真を撮りに・・・」によってお参りでき、有意義な日となった。
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