カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

明日香 栢森(かやのもり)あたりに咲いていた花

2010年06月15日 | ☆季節


< 明日香 栢森あたりに咲いていた花>
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どこが不備なのか、「アザミ」の画像が作動しません。
何度も見直したのですが、原因が分からなくて、疲れ切ってしまいましたので、このまま投稿します。
失敗作ですみません。

お昼前にお助けマンさんから、作動できるような「ありがたいお告げ」があり訂正しました。
感謝・感謝です。2010・6・16


木や道路端の崖に、びっしりと張り付いた「テイカカズラ」には目を見張る思いがする。
甘い香があたりの木々に染み付くようだ。

テイカカズラと同じように山路の崖を、真っ白に覆うように咲いているウツギ は古代も同じだったのだろうか 。
テイカカズラは、木にからみついている「石綱(いわつな)」として和歌に詠まれ、ウツギは
「卯の花」として詠まれている。

大伴家持の霍公鳥の歌一首
卯の花も いまだ咲かねば ほととぎす 佐保の山辺に 来鳴きとよもす 8-147

作者不詳 石綱のまた変若ちかへりあをによし奈良の都をまた見なむかも



栢森の集落を遠望するあたりは、もう飛鳥川の源流に近い場所ではないだろうかと思われる。
川に渡る雌綱を、確かめた後、高取城への標識の細い登り道を歩くと、すぐ山に入っていくような地形である。
この道を登れば、明日香の地のほうを向いて、座っている猿石に出会えるのだと、山の険しさを忘れたかのように懐かしく思う。
一緒に行ったSさんは、もう視界の果てに消えるようなところまで登っている。

私のそのあたりに咲く花を、見つけてはカメラに収めてた初夏の明日香を楽しみながら歩いた。

コメント (10)
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