今年もお房観音の、春の薔薇まつりで、薔薇の香りの満ちた中で、観音様にお詣りすることができました。
春秋の2度のばらまつりと、夏の風鈴まつりが、お房観音様にお詣りするご縁となって、もう随分の年月が経ちました。
毎年の薔薇だけれど、それはみんな今年初めて出会える薔薇なのだと思いながら、境内の散策を楽しみました。
本堂正面の薔薇のアーチの育ちは、まだまだこれからのようです。
観音様をそっと入れて本堂の上からピンクの薔薇の優しさを捉えて見ました。
同じピンクの薔薇でも、小花が密集した花は、子供たちが寄り集まってお参りの人を見つめているようです。
観音様を中心にしてピンクの薔薇の後ろから本堂の半分を入れました。
お不動様の厳ついお顔も、ピンクの小さな薔薇が、優しく支えていますね。
鐘楼とバラの語らいのようです。
薔薇の花を詠んだ和歌をお借りしました。
目を開けて つくづく見れば 薔薇の木に 薔薇が真紅に 咲いてけるかも (北原白秋)
大きなる 紅ばらの花 ゆくりなく ぱっと真紅に ひらきけるかも (北原白秋)