「裁判所」の桜が咲いた。と国道を走りながら、早く行かないと散ってしまいそうに
急かされていました。
この近くで育って、小さい頃からの遊び場所だった時からの呼び名でつい今も、
呼んでいます。
長屋門は「民俗資料館」になっていて地方裁判所は、その西側に建っています。
正面の紅枝垂れが、ソメイヨシノの薄いピンクを際立てています。
殆どが、ソメイヨシノで、弟たちや友人との遊び場所であったころから、
もう大きな木で、春は花盛りで、いい遊び場でした。
土手や、足元の草原に可愛いニラバナが散らばって咲いています。
枝垂れ桜の枝を通して、金剛山が霞んで背景になっています。
桜の花が長屋門の前の「花の門」のようです。
和歌山線の線路の見える所に、「金剛ハロー号」と名付けられた
SLが桜に飾られて、かつての雄姿を見せています。
公園の下に下りて、石崖の上の桜を眺めるのも楽しみです。
石垣に沿って花のトンネルを、歩きます。
今年は、遠くの方まで花を求めてのドライブはできませんが、
誰とも出会わずに幼い頃、中高生だったころの、さまざまな思い出を辿りながら
逍遥することの、贅沢な時を過ごしました。